我侭娘の輪舞曲(ミリステア・ワルツ)
〜休日の優雅な過ごし方〜
終楽章




「このおっ!」

繰り出した剣技は敵の両手剣にことごとく受け止められていた。

「くっ……」

剣の技にはそれなりの自信があった。

魔法だってそうだ。

けれど。

「そろそろ諦めたらどうかね?」

目の前に立つ巨漢にはどちらもまったく通じない。

「……残念、だけど、そういうわけ、には、いかない、のよ」

息が苦しい。

気を抜くと足がふらつく。

私が倒れてしまったら、誰がシュナちゃんを助けるのか。

「そりゃ残念」

言葉と同時に軽く振り下ろされる両手剣。

咄嗟に剣で受ける。

「……くぅ」

痛い。

腕が折れたかと思った。

今の一撃、剣を弾き飛ばされなかったのは奇跡だ。

なんなのよ、この重さは!?

悔しいけれど認めるしかない。

私と目の前の男では戦士としての格が全く違う。

でも。

「あんたなんかに負けられないのよっ!私はっ!」

折れそうになる心を無理やり支え、疲労のたまった体で剣を構える。

「あっ、そう」

男は面倒そうに呟いて両手剣を振るった。

何度も、何度も乱暴に叩きつけてくる。

「……!!」

暴風のように荒れ狂う刃の前に私はどうしようもなく無力だった。

『誰か……』

虚勢を張り続けるのも、もう限界だった。

『誰か助けて!』





真打は遅れて登場!




GM  最後に知力判定をしてくれ。希望の光が見えるかもよ?

ユトル  「ミリステア!!」14でギリギリ成功〜(よれよれ)

GM  でははっきりとは見えなかった。しかし……成功は成功だな。失われていくミリステアの視界の隅に、よく見知った男の姿が一瞬だけ垣間見えた

ユトル  誰じゃ?

GM  両の手に剣を携え、マントを纏いったその姿!それは君がどこかに吹っ飛ばした男だ(爆)

ユトル  …………………イブンサフ(蹲る)

GM  瞬間転移して乱入するなら君も最終戦に参加可能だ。決断は任せる(笑)

ユトル  まぁ、取り敢えず探索を続けるよ。なんとなれば血を吐いてでも唱えよう。しかし場所が見えただけだからなぁ、−2修正。それに生命点を使う修正が加わるか。

GM  探索を続けるだけなら、合流するのは……イブンサフが勝った後か、二人そろってなます切りにされた後か、だね。相当にきついし、行く価値があるかな?

ユトル  ……だが唱えてしまう。

GM  うむ、その息や良し!君が力を振り絞って唱えた魔法は力を発揮したっ!

ユトル  あれ、意外と近かった?(笑)




狂獣現る


GM  いや……しかし今回のシナリオ、我ながら酷い話になってるなぁ……あっはっは(笑)

イブン  あーのーなー!(笑)

GM  ふと気がつけばPCもNPCも皆ボコボコのズタボロ……悪乗りしちまったい(無責任) 予定ではもっとかるーい話のつもりだったんだけど……なんでこうなってしまったのうやら、謎だ

イブン  まあ、いい・・・で、イブンはあの状況に、転移で飛び込んだのか、それとも戻る途中で戦闘音聞こえて駆け込んだのか

GM  戻る途中で戦闘音を聞きつけて駆け込むことになるよ。今更だから言うが……敵の元々の目標ってミリアの誘拐だよ?いくら戦えるって言っても一人にしちゃだめでしょ?

イブン  ・・・・・・・・・・・・・・・おう

GM  襲ってくださいって、いってるようなもん……実際、イザベラの目的は君らとミリアの引き剥がしだったわけで

イブン  シュナに問題の焦点がしぼられてたよ、あっはっは

GM イザベラ目的って、見え見えじゃなかった?けっこう露骨にやってたつもりなんだけど……いや〜、久々にPCを完封しちまった気分だよ(ぽりぽり)

イブン  露骨って言われても、やり方が陰湿だから裏を勘ぐってしまうんだよ。あと、ミリア本人が狙われてるって自覚がないのも、アレだと思うが。えぇい、これから挽回だ!・・・ってかユト爺はどうするんだ?

GM  戦闘が長引けば、途中で乱入してくる……かな?

イブン  らじゃー

GM  そうだな。キリュウの情報どおり、イザベラは策略を駆使して戦うソーサラー……正面勝負は弱いけど……手ごわかったろ?

イブン  手ごわいっちゃ手ごわいが・・・ぶっちゃけ、あれがラスボスだと思ってたぞ

GM  では気を取り直して……君は空間を渡った。本来ならばイザベラのすぐ側に現れるはずだった君は……よくわからない場所に飛ばされた

イブン  了解。周囲を見回すけど、何が見える・・・って、まあ、分からなくもないんだが

GM  君は荷物がいっぱいあるところを見ると倉庫の中のようだ。どすん、と……そうだな。小麦の袋の山の中に落っこちた

イブン  ふむ。人がいないか、さっと聞き耳して、いなさそうなら外に出て現在位置を確認

GM  周囲に人はいない。現在地はよくわからない……見たことのない場所のようだ。ユトルの姿もイザベラの姿もない

イブン  魔法の詳細を知らないだろうし、どれくらい移動したのかも見当つかないだろうな

GM  君はゆっくりと外に出て……とりあえずは知力判定だ。

イブン  また、酷いことを・・・12で失敗

GM  どこで誰かが呼んでるような気がするぞ〜。どうやら倉庫街なのは確かだが……さっきの場所からは遠く離れているよう。一回目が失敗っと。早く成功させてね、ヒロインがピンチだ(笑)

イブン  言われても困るんだが。もしかして、成功するまで続けるのか・・・?(汗)

GM  そして、失敗するとすこーし時間が経過する。時間が経ち過ぎると……どうなるかは見当つくわな(鬼)

イブン  なんだか「エボリューション」な空気がー!?(汗)

GM  さあ、つぎいってみよー。君は倉庫街を当ても無く彷徨う、ただ心の奥底から来る焦りだけが君を苛む。

イブン  精神しゅうちゅー!今度は9、ギリ成功!

GM  おお!?二回目で成功したか。よかったね〜。当てはない。だが君は自分の直感を信じて駆け抜ける!

イブン  「…………(待ってろ、シュナ!)」なんだか間違ってる

GM  やがて、金属音が君の耳に届く。どうやらすぐ側の倉庫から聞こえてくるようだ

イブン  迷わず飛び込むよ

GM  では君がそこで目にした光景は……まず一番に目に入るのはミリアの姿かな、やっぱり。彼女は赤い衣を着て、立ち尽くしている。彼女にいつものはつらつとした力強さは無く、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。そして、巨漢の男と初老の男。

イブン  よし、んじゃ、ミリアの横まで駆け寄ろう。出来る?

GM  両手剣を携えた巨漢は物憂げに彼女の姿を見つめ、初老の男は嬉しそうな表情でミリアを眺めている。イブンはミリアのほうまで走っていく。しかし、わずかの距離が果てしなく長い。

GM  初老の男「やれやれ、ようやく終わりのようじゃの」

GM  ミリア「冗談、わたしは……まだ…戦える、あんたたちを、絶対、許さないんだから」体勢が崩れ、その場にひざを着いた。

GM  巨漢「まったく面倒だな。いい加減倒れてくれないかねぇ」

GM  ミリア「悪い…わね…わたしは…往生際が…悪い、のよ」立ち上がろうとするが、そのままバランスを崩し倒れる。そんな状況にイブンは到着するぞ

イブン  ん。そこでミリアの隣に、ってことかな?それなら、ミリアを抱きとめようとするけど

GM  おっけー。抱きとめる権利を与えよう(笑) ミリア「あ……イ・ブン?」抱きとめた瞬間に、君は理解する。ミリアは赤い衣を着ていたのではない。君の両手にべったりと血が付着する。

イブン  支えながら「……莫迦者。踏み込みすぎるなと言っただろうが……」

GM  ミリア「うるさい、わね。アンタこそ……遅刻よ。減棒、もの……だわ」力なく君の胸を叩く

イブン  「ふん……その分、帰ってからの稽古の授業料でぶん取ってやる・・・覚悟しておけ」支えたまま、隅に連れて行くよ。 声をかけながら、男のほうに注意払うけど、動きはあるかい?

GM  初老の男「やれやれ、ようやく片付いたと思ったのにのぉ」髭をしごきつつ

GM  巨漢「おいおい。あの男もやるのか?話が違うぜ。追加料金はもらえるんだろうな」と二人はそんな感じですな。

GM  ミリア「……遅いから、わたし、1人で……シュナちゃん、助けちゃったじゃない……」少し離れた場所にシュナが倒れている。彼女に外傷は無く、眠っているようだ

イブン  「そうか・・・では、それに免じて授業料はロハにしてやる・・・だから今は休め。すまないな……」 んで、荷物の影に座らせるつもりだけど

GM  ミリア「ふん…あとは、あいつらを叩きのめして……ガヤンに突き出す、だけ…しゃくだけど…一番美味しいとこ、ゆずったげるわ」

イブン  「言われるまでもない……だから、おとなしくしているんだぞ・・・」で、ざっと見回して、シュナと男たちとか、位置関係を把握しておこうか

GM  ミリア「あぅ……くっ、ごめん…後、お願い……」意識を失ったようです。位置関係は気にしなくていいぞ。

GM  初老の男「ははは……三文芝居はもう終わりかね?」髭をしごいている

イブン  じゃ、口上を切ろうか「・・・と言うわけでな・・・お前たちをガヤンに突き出さねばならん……覚悟してもらおうか」男たちに向かって。ところで、男たちの見た目装備は?

GM  初老の男「ははは、ジョークがうまいな君は」初老の男はごく普通の服装だ。これといって武装しているわけじゃない

GM  巨漢「ガヤンに突き出されるのは困るな。臭い飯は勘弁だし、金が入らなくなるのも困る」こっちはチェインを着込み、両手剣を手に持っている。相当にガタイはごついぞ

イブン  「遠慮をするな・・・住めば都かも知れんぞ、案外」言って、手についた血糊で目の下に戦化粧でもしようか

GM  巨漢「おーおー、やる気満々って面してるね。……そっちのお嬢さんの方はもう良いのかい?」

イブン  言われてもな・・・何が出来る?w応急処置に包帯巻くと、30分かかるからね・・・さすがにそこまで時間はかけられんだろう?

GM  巨漢「俺はこれでも紳士だからな。もう少しくらい時間をやってもいいぜ」にやりと笑う

GM  初老の男「バカなことを……さっさと片付けろ」

GM  巨漢「おーこわ、仕方が無い。俺の雇い主がご立腹みたいなんでな。その女を置いて立ち去るか……」と言いつつ、一気に踏み込んでくる

イブン  はいGM。さっきのまま(転移前)なら、すでに抜刀状態でいいのかね?

GM  ずがぁんっ!と、重い斬撃が君に襲い掛かる!というわけで戦闘開始だ。剣は抜刀済みでおっけいだよ。

GM  巨漢「……さっさと死ぬか。どっちかにしてくれや。俺は面倒なことが嫌いなんだ」戦闘前に何か言いたいことはある?

イブン  「……残念だが。俺にかかわると、面倒ごとは避けられんぞ・・・」

GM  巨漢「そりゃ残念、だな」にぃっと唇をゆがめて更に切りかかってくる。では戦闘開始と行きましょう!初老の男は待機、巨漢はまず通常攻撃。

イブン  あ、と、巨漢の相手をメインにするけど、男のほうの動きも見逃さないようにしたいんだが、問題ないね?

GM  巨漢「おっと、余所見は危ないぜ?」両手剣がぶぅん。まあ、動きがあればわかるでしょ。今のところ動き無し

イブン  了解。巨漢との距離は?

GM  距離はすでにエンゲージ!思う存分戦ってくれ。こちらの移動力は巨漢が7で、初老の男が4だ。巨漢の男が先に行動かな?

イブン  こっちの移動力は6・・・・どんな体力してやがるんだ、そいつは。それと、周囲に障害物は?つまり、≪軽業≫回避できるスペースがあるかどうか

GM  腕の太さは、体のごつさは、カイと同等かそれ以上って感じだね。なお、十分にスペースはある。後方に下がるのも、軽業も自由だ。その他、制限はまったく無いと思ってくれ

GM  巨漢「そらいくぜっ!」ずぅぅぅぅん、重い踏み込みとともに両手剣が振り下ろされた。当然命中だ。

イブン  受け……は、成功。巨漢に二刀流で反撃!

GM  巨漢「ほう!今のを受けるか……やるな。名前を聞いておこうか」さあこい!一撃目は武器で受け、二発目は一歩下がって避けだ

イブン  「二爪流幻梟剣がイブン・・・罷り通すっ!」両方命中!

GM  一撃目はがっちり受けた!が……うっ……ニ撃目は避けられない!

イブン  ではダメージ……おぅ、MAXだ(笑)10点〜!

GM  巨漢「何!?」うわーい、いきなりマックスダメージかよ!?

イブン  「ふん・・・まだまだ序の口・・・これで驚いていては、森の深さに飲まれるだけだ」構える

GM  巨漢「いてぇな……その二刀、ただのこけおどしかと思ってたが、違ってたみたいだな。驚いたぜ」転倒はしないし、朦朧ともしないが。痛い相当に痛い



実はこの巨漢の男バーサーカーの特徴を持っていたりします。

だから一撃で大ダメージを与えるのは危険だったりするのですが……。



GM  巨漢「久しぶりに面白い勝負ができそうだなっ!」ひるんだ様子は無く、躊躇い無く前に出てくる……コロコロ、意志力判定は16で失敗〜!



あ〜あ、さっそく失敗。

本当はもう少ししゃべらせたかったのですが……仕方がないな。



GM  巨漢「今を逃すと名乗り忘れちまいそうなんでな……俺も名乗っとくよ……傭兵……『狂獣』ジュダっ!」といっていきなりバーサーク(爆)

イブン  んじゃとー!?

GM  あーあ、大ダメージなんてくるから、いきなり切れちゃったよ。次のターンからずっと全力攻撃だな……やれやれ

イブン  ペナがこないだけで、強くはならないだけましか・・・なんだか、アルカリ電池っぽくなった、と



……実際はかなり状況はヤバイのですが。

『狂獣』ジュダのCP総計はなんと145!

両手剣技能18と立派な化け物級戦士です。



GM  ジュダ「がぁぁぁぁぁぁぁ!」凄まじい圧迫感で君に迫ってくる。何を言うかね。バーサークすると気絶も死亡判定もまず失敗しないぞー……なめたらいかん。ジュダは次のターン、全力攻撃、フェイント即アタック。

イブン  二刀流。そのままで!

GM  ジュダ「ごぅぅるぅぅあぁぁぁぁぁ」成功度10、といいながら切りかかってくる。



見ての通り一対一で戦うには相当に危険な相手!



イブン  まずフェイントの抵抗が……1、3、1!成功度11といって・・・フェイント無効



相当に危険……。



GM  あれ!?見切られた!?し、信じられん

イブン  でもって受けも、成功。

GM  ジュダ「!?」がきぃぃぃぃん!君は神速で繰り出された両手剣の一撃を見事弾いた!

イブン  「……そんな力任せのフェイントなど、二爪流の前では稚技に等しい・・・」そんじゃ、反撃〜

GM  ジュダ「るぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ジュダの表情は驚きと歓喜と怒りに染まり、吼える

イブン  「……疾!勢!」1、1、1と3、5、5!

GM  な、なんんじゃそりゃぁぁぁぁ。かたっぽクリティカルですか!?シクシク……クリティカルの効果決めてください。通常命中ももらってます



危険な相手のはずなんですよ……?



イブン  ちぇ、クリティカルの効果は通常ダメージ

GM  ほっ…三倍とか来なくてよかった

イブン  でも、ダメージは10点と9点。うん、すごいなイブン。ぎりぎり理性を残して、バーサークしてるのだと思われ

GM  いぃ!?ま、またマックスですか!?合計ダメージがはやくも26ぅぅ!?いきなり生死判定ですか!?……生きてるし、転倒もしていないが。

GM  初老の男「な、な、な!?なんじゃ貴様はぁ!?」イブンがジュダを翻弄する姿を見て驚愕しています



実際、ジュダはイブン、カイ、ユトルの「三人」を相手できるように……。

イブンサフ恐るべし……。



イブン  「何者か、だと?」老人をにらんで「・・・ただの雇われ店員だ」剣を構える

GM  ジュダ「らぁぁぁぁぁぁ!」今度は二連撃!意識を失う様子まったく無し!出目は5と13!今度はこっちがクリティカルだ〜!

イブン  体力いくつだよ・・・受け、受け〜・・・おや?

GM  お、クリティカル効果12は……四肢狙いなら6ターン使えない。狙ってないから関係なしか。ダメージは7点だ。

イブン  いたたたた。 とりあえず、かたっぽ受け成功、転倒も無し

GM  ジュダ「がぁぁぁぁぁぁぁぁ」食い込んだ剣を一気に振り切る!む、もう一発は受けられたか。では反撃がくるな

イブン  「大人しく…………寝てろっ!」両方命中!

GM  両方もらった……こっから先は5点ごとに生死判定だもんなーきついなー

イブン  ダメージ9点と8点!倒れろー、頼むー

GM  ジュダ「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」生死判定二回〜!生きてる!

イブン  ちぇ(笑)

GM  初老の男「ば、ばかな!?あのジュダだぞ!?名うての『狂獣』だぞ!あ、ありえん……」さっきからその馬鹿でかいダメージの連打はなんなんだ!?えーい……転倒判定、気絶判定にも成功して倒れる気配も無し!……次のターン!今度は強打!ダメージ+2だ!

イブン  「・・・厄介な」バーサクさえ解けたら、即気絶だろうに・・・受けの後、反撃二刀流

GM  ジュダ「らぁぁぁぁぁぁぁ!」腕の筋肉が一気に膨れ上がり、凄まじい勢いで振り下ろされる! 食らったら相当にやばいのが判るぞ。あたり〜

イブン  受け、成功「・・・っく。重いが・・・それまでだったな」

GM  ずぅぅぅぅん。凄まじい衝撃が君の腕に伝わってくる、が、君はその一撃を受けた

イブン  「・・・はあぁぁああああ!!」反撃〜!当たり、当たり〜!カイゼルに比べれば、断然戦いやすいもんな(爆)

GM  二発とももらった〜。……そりゃそーだ(爆)あっちは一撃一撃が必殺な上に手数が多いもんな。ではどーぞ

イブン  ダメージ10点&9点・・・・あれだな、きっと、キノコ食べたんだ

GM  初老の男「ば、化け物か!?あのエルファは!?」じりじりと後ずさってます。何回マックスダメージ出せば気が済むんじゃぁぁぁ!せ、生死判定、四回〜、9、13、7、8全成功!転倒もしなーい

イブン  このまま、−5倍まで続くのかもな・・・どっちも化け物だな

GM  初老の男「……」脂汗だらだら、もはや言葉なし。食らったダメージの総計は57点(爆)

ユトル  (こそこそ…)えらいことになってるみたいだね(笑)

GM  ジュダ「おぉぉぉぉぉ!」気絶はしない〜!フェイント即アターック!君の出番は後ちょっと先だ。

ユトル  イブン格好良過ぎる(笑)

GM  美味しいシーンを君にも準備してあるって(笑)コロコロ……う、フェイントでクリティカル、成功度14といってみる。

イブン  フェイントにクリティカルはない。フェイントの抵抗は、8成功……差が6か

GM  これは当たるかな〜命中!ジュダの斬撃が君を捕らえる!

イブン  さすがに・・・。

GM  そんなときに君の大嫌いな男の声が脳裏に響く(笑)

イブン  ?

GM  カイゼル「いつも言ってるだろーが!守りがあめーって……後退しながら受けとかもありだぞ?突き進むばかりが戦闘じゃないんだぜぇ……かっかっか」……お!?6ゾロ!今度はこっちがマックスダメージ!受け損ねたら15点のダメージがいくぞ!

イブン  あ、そっか。後退しながら、受け……成功!

GM  確かに助言はしたが……まさかペナルティ6を受けるなんて……お見事!がきぃぃぃん!後、一歩。身を引くのが遅れていたら君の肉体は両断されていただろう……。

イブン  では、反撃。片方はあたり、片方は……6、6、6、あら〜?もう

GM  かたっぽ剣を取り落としたね。当たった方は食らってる。

ユトル  おーい(汗)

GM  ジュダ「がぁぁぁぁぁ」同時に繰り出された剣の片方がジュダの強靭な肉体に弾き返され、イブンの手から離れた!

イブン  7点!

GM  また、生死判定〜!コロコロ……死なず(爆)

イブン  だー、もー!(笑)

ユトル  しかし、幾ら軽くかわせると言っても、これだけ闘って致命的一撃を食らわないとは…恐るべしイブンサフ。

GM  さあ、そして次のターンだ。君にもかっこいいシーンがめぐってきたぞ。ユトル爺さん登場だ!

GM  初老の男「……?」じりじりと後ずさり、逃げ出そうとして。とん、と背中にぶつかる。初老の男はゆっくりと振り返り……そこには転移で渡ってきた君がいる、目の前にいる初老の男こそ事件の元凶、ラドックだ!

ユトル  「(黙って血を拭う)…何処に行くのかなご老体」

GM  ラドック「き、貴様は!?」……さあ、どう料理する?

ユトル  「儂の弟子に友人に、よくもまぁここまでやってくれたものだ…」ちょうど接触しておることじゃし、《他者転移》でもお見舞いするか。血を吐きながら(笑)

GM  ラドック「ひぃぃぃぃ!」

ユトル  「(小指をくいっと動かす)跳べ!」 6、5、6の17……あ、ごめんファンブル(吐血)

GM  あーあ、せっかく決めのシーン準備したのにファンブルですか(爆笑)ファンブル表を振ってくださいな

ユトル  『術者は朦朧状態になる(回復は知力判定)』…やはり限界がきていたのか、呪文を使おうとして手を地面に着く「くっ…」

GM  でも……ラドック「……あう、あう」ペタン、と尻餅をついて、放心状態。地面に生暖かい水溜りができました。その状況はかなりびびる(笑)

ユトル  もし逃げたら、次のターンに回復してから《高速飛行》で体当たりしてやる…(恐ろしい目でぶつぶつ)

GM  イブンの方も同時に行きましょう

イブン  拾うか拾わずか、・・・・それとも、アレを使うか・・・使っていい?

GM  あ、例の呪いの剣使うんだったら準備技能判定してから、二刀流攻撃ね。どうする?呪いのショートソード使うかね?まあ、今の状況にぴったりといえばぴったりの武器なんだが……。

イブン  後退受け、後、準備、二刀流だ

GM  ジュダ「るぅぅぅぅぅ!」再び筋肉が膨れ上がり!振り下ろされる!強打!ダメージ+2……あぶねー、16でぎりぎり命中だ

イブン  二回攻撃だったら、どうなっていたことか・・・「ちっ・・・この、猪侍が」顔をしかめつつ、受け切る

GM  ずぅぅぅぅぅぅぅん……しまった、選択ミスだ。剣を一本落として受けの回数が減ってたのか。

イブン  反撃だ!まず、魔剣を準備「南無三……!」 あれ?ちっぱい(爆)準備に1ターンかかってしまった

GM  了解、ではこのターンを使用してイブンは剣を抜いた。今、君にははっきりとわかる。この魔剣の効果が……。

ユトル  なんだろう。猛烈に気になる。

イブン  ・・・・・・・・・・・・・・・致命的なのは、勘弁な?

GM  この魔剣は『必滅の小剣』だ!この剣でダメージを喰らい、生死判定を迫られたものは、必ず死亡する!

ユトル  の、呪われてる…確かに(汗)

イブン  ・・・・・・ファンブル自滅もありえるわけだ

GM  しかも!同様の効果が使用者にも訪れる。この剣を使っていたものが生死判定を迫られたとき……必ず失敗する

ユトル  やはり…(汗)

GM  本当はユトル爺さんが《飛ぶ剣》の魔法で使えば強いなーって思ってたんだけどね(笑)

ユトル  射撃系は儂には厳しいな。隻眼のペナルティがある。さて、朦朧から回復判定は成功したぞ。しかし生命点が5しかない。ラドック・バルナーが逃げるそぶりを見せないならイブンサフを見守ろうか。

GM  なんとこの小剣は、対今回のラスボス(バーサーカー)用アイテムだったのだ!ガープスでクリティカルは出目が極端な方が強烈な効果を生む!……ね?アイテムゲットイベントでイチゾロを出した方々(笑)

イブン  むう(笑)

GM  なお、抜き放たれた魔剣を見ればユトルにもその効果が見て取れるぞ

ユトル  うぅむ、忌まわしい品じゃな…魔化屋を長いことやっておるが、これほどのものは初めて観る。

イブン  奴の全力攻撃は、何がくる?

GM  ジュダ「がぁぁぁぁぁぁぁ!」ジュダが剣を繰り出してくる。その踏み込みは君よりも早い!はやいはずだった……さてこの際なので、もう一つおまけだ(笑)

イブン  ・・・何?

GM  判定は……うむ、成功。ジュダの斬撃が、今の君には止まって見える。体が不意に軽くなった!

ユトル  …さては敏捷力が上がっておるのか?

GM  ミリア「ごほっ……これで負けたら…許さない……わよ」血を吐きながら呪文を唱えた《すばやさ》+5だ。そして今度こそ完全に意識を失う。

イブン  「・・・・・・約束は、必ず守るのが信条だ」柄を握る手に力がこもる

GM  今、君の速さは狂戦士ジュダを上回るっ!ってわけで攻撃どうぞ。技能値が5点上昇〜、喉でも心臓でも脳でも好きなとこ狙ってくれ。移動力も+1.25されてるから、攻撃順が逆転する!君の先行だ!

ユトル  21レベルか、もはや人やエルファの域ではない。いけ!緑の風よ!

GM  反撃はフェイント即アタック!そろそろ教えよう、ジュダの両手剣技能は18だ!決められる無かったら相当にヤバイぞ。

イブン  なら・・・全力攻撃、フェイント速攻二刀流。フェイントの効果は魔剣にかぶるように。おまけに全て、突き攻撃で脳狙いだ!

GM  来たな(笑)反撃などさせないつもりか……この一撃に全てをかけるって?

イブン  「………魅せてやろう……真の幻技をっ!」 成功度11!両方命中!

GM  甘い!2、1、1のクリティカルで見切ろうとしてるぞ!成功度14(爆)

イブン  えー・・・(汗)



成功度10オーバーの攻防を平気で繰り広げる連中……。

なんとも人外魔境な戦闘である。



GM  ジュダ「ぐるぅぅぅぅぅ」喉をならす、見えているぞ。と言わんばかりだ。しかし……

ユトル  む、まずいぞ…。

GM  連撃を……あう、やっぱり、両方喰らった〜!フェイントは見切られた!だがイブンサフは強引に間合いをつめる!(笑)



フェイントなんかしなくてもバーサーカーは回避行動取れません(爆)

……意味の無いフェイントで格好をつけるあたりがイブンサフらしいと言えば、らしいところ。



GM  猛禽の両爪が翻り!狂獣の頭蓋に突き刺さった!

イブン  ダメージは7点と5点〜!

GM  ダメージは低いが……チェインだから刺しだと防御点が下がるんだよなぁ。……12点と4点通った!

ユトル  見事じゃ、見事じゃよイブンサフ…お主の技には感服する。

GM  突き刺さった瞬間、魔剣は怪しく輝き……ジュダ「……」ずぅぅぅぅぅん……狂獣は動きを止めた。長い戦闘の終わりである。……なお、君がジュダに与えたダメージの総計は「80点」にも及んだことを報告しておく、いや凄まじいね(爆)

ユトル  さて《呼吸法》を開始しよう…何はなくとも体力を回復させなくては(<イェーカー>に寄りかかり)。

イブン  「それよりも、早くガヤンの神殿に行くぞ」ユト爺に

GM  ラドック「ひ、ひ、ひぃぃぃぃ」地べたをはいずって逃げようとしとりますが?どうする?

ユトル  やれやれ…休む暇がないな。

イブン  ラドックに近寄って「それ以上動くと、あいつの二の舞にするぞ・・・」魔剣を目の前につきたてる

GM  ラドック「ひぃっ……」恐怖のあまり泡吹いてぶっ倒れてしまいました。

イブン  はぁ・・・死ぬかと思った。

GM お疲れ様、戦闘終了です。この後、君たちはラドックをガヤンに突き出したのでした

ユトル  なあ、イブンサフ、儂は間違っておるじゃろうか。一時は憎んだが、ラドックが哀れと思ってしまったよ…。血みどろじゃが、目を覚ましたらシュナを撫でておこう。「辛い目に遭わせてしまったな」

イブン  ……。

ユトル  儂は甘いじゃろうか。この甘さを捨てなければ大切な物の一つも守れんかも知れんな。

イブン  「・・・感情に間違いなどはない、と俺は考えている・・・まあ、気にすることもなかろう」

ユトル  「そうか…(ぽつり)」

GM  さあ!エンディングに移ろうじゃないか!




エンディング


GM  まず、シュナは無事だったことを報告しておこう。彼女は五体満足、心身ともに健康そのもの。

イブン  うんうん。頑張った甲斐があった!

GM  しかし問題なのは……

ユトル  ミリステア?

GM  シュナ「ミリアおねえちゃん、大丈夫かな……」君たち三人は今、サリカ神殿の管理しているイリス診療所へ向かう途中だ。

ユトル  事件終了直後に《大治癒》と《小治癒》をかけておいたが…

GM  ヒューイ「……おや?みなさん、おそろいでお嬢様のお見舞いですか?」診療所にたどり着くとヒューイが出迎えてくれます

ユトル  「ヒューイ殿、申し訳ない。ミリステアさんを守りきれなんだ…この通りじゃ(頭を下げる)」

GM  ヒューイ「本当に残念なことになりました……」顔を曇らせる

ユトル  「(ちらっ、と顔を上げる)…」

GM  ヒューイ「これから先、私はどうして良いものか……」冷静な彼にしては珍しく、暗い。

イブン  なあ・・・・・・・・・・なんとなく先が読めた気がするんだが・・・

ユトル  こっちもだ「それよりミリステアさんの容態は?」

イブン  「・・・・・・・」黙して語らず。

ユトル  「一体何があったのですか。まさか…」

GM  知力判定をどーぞ

ユトル  成功度4じゃな「…容態は小康状態のようですな」

イブン  こっちも成功……「……何があった・・・いや、今度は何だ?」

GM  二人とも耳がいいな(笑)ミリア「痛いっ!痛いってば!もう〜、包帯かえるのくらいやさしくやってよっ!」どたんばたん、どたんばたん。元気で賑やかな声が聞こえてきます(笑)

ユトル ……。

イブン やれやれ……。

GM  ヒューイ「目を覚ましてからずっとあの調子で……もう、どうしていいやら」ため息をついてます

ユトル  シュナも着いてきておるかな?三人で面会させてもらおうではないか。市場で買った果物籠を手土産にな。

GM  シュナ「……元気そうだね、おねーちゃん……」ぽかーんとしてます

イブン  「ヒューイ殿、安心しろ・・・・こんなこともあろうかと、一考してきた」

GM  ヒューイ「では、おまかせします」ヒューイは両手を挙げる。お手上げってジェスチャーらしい

ユトル  「イブンサフ?」

イブン  懐から、あるものを取り出しておこう。

GM  シュナ「おねーちゃん!お見舞いに来たよ!」部屋に飛び込んでいく

ユトル  「ミリステアさん、この度は本当に迷惑をおかけしました(またも頭を下げる)」

GM  ミリア「あら?三人ともおはよっ!」上から下まで包帯でぐるぐる巻きだけど、いつもどおり元気なミリアの姿があります

イブン  「知り合いから奪い・・・いや、彼女に見舞いだと、預かってきた」あの劇の台本を渡す(爆)

GM  ミリア「へ!?いいの、いいの!元々わたしのせいだし!それより……台本?……あ、そっかー、皆で見に行けなかったの残念ね〜。公演もう終わっちゃった……よね」

ユトル  演劇の公演には間に合いませんでしたが、今夜演奏会でシュナが歌うのですよ。お加減がよろしければ是非とも聴きに来てもらえませんかな?……のぅ、シュナ。立派な衣装ももらったことじゃし。

GM  シュナ「えへへ……」はにかんだように微笑む

GM  ミリア「おっけー!じゃあはやいとこ怪我治さないとね!」

イブン  「それに、怪我が治るまで俺が毎日見舞い(見張り)に来よう……喜べ?」

GM  ミリア「……まあ、暇つぶしにはなる……か。いいわ!歓迎するわよ!」……といったところで「ミリステア・ワルツ」終幕〜!!お疲れ様でした。

ユトル  お疲れ様〜…今回はいやほんと、精神的に疲弊しました(ばたり)

イブン  お疲れ様でしたぁ゛ー・・・

GM  おっと……大事なことを忘れていた

ユトル  ?

GM  イリスの街の劇場にほど近い、どこかの路上にて

ユトル  …………………

GM  レクサール「なぜだ!?なぜ世紀の大英雄たるこの私がこんなところにはいつくばっている!?か、体が動かぬ。これは何者かの陰謀か!?闇討ちか!?これでは……これでは!ああ!ノルマが!ノルマがぁぁぁぁぁぁぁ!」

ユトル  ノルマって(笑)

イブン  (終幕)

GM  レクサール「あと!私の台本返せぇぇぇぇぇぇ!せっかく!せっかく役をもらったのにぃぃぃぃ!」←幕をこじ開けた(笑)

イブン  お疲れ秋刀魚。

GM  まあ……お約束ってことで(笑)




「はぁ……」

私は溜息をついた。

「どうされました、姫様?」

隣で林檎の皮をむいていたヒューイが反応する。

「べつにー、大変な休暇になっちゃったなぁって」

「楽しかったですか?」

……ヒューイの涼しげな物言いに、また溜息が出た。

「……なんでそーなるの」

まあ、確かに楽しいこともあったけど。

あいつと化け物みたいなエルファの決闘を見て。

……最初は情けない奴って思った。

あいつに服屋で着替えを覗かれて。

……人の柔肌見たくせに反応薄いし。

あいつと剣術の稽古して。

……手も足も出なかったっけ。

殺されそうになったところをあいつに助けられた。

……私を抱きとめた両腕は意外なほど逞しかった。

「ねぇ、ヒューイ。お父様って剣の達人なのよね?」

唐突な質問にヒューイはぽかんとする。

「そうですね。なにしろ『剣聖』アレイオス、ですから」

「そっか。じゃあ、今度剣の稽古つけてもらおかな」

ヒューイは目を丸くして首を振る。

「……正気ですか?いったいどうして」

「んー……わたしももう少し強くならなきゃって、そう思っただけよ。負けっぱなしってさ、やっぱ癪に障るじゃない?」





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