我侭娘の輪舞曲(ミリステア・ワルツ)
〜休日の優雅な過ごし方〜
第5楽章




ぶうん。

私は渾身の力を込めて剣を振るう。

ソードブレイカー。

剣の背に刃を受け止め、砕くための牙が刻まれた剣。

それは秩序の守護者、ガヤンの使徒たる証。

民を守る立場にある者の刃。

ぶうん。

私のために特別に鍛えられたこの剣が、今はどうしようもなく重い。

何度振るっても思い描く軌跡からずれてしまう。

私はミリステア。

今の私は領主代行でもなんでもない。

ただのミリステア、だ。

城の執務室から外に出た私にできることは少ない。

幼い頃から学んできた剣の技と魔法の知識。

この二つが今の私の全て。

私がここにいれば、きっと敵はまた狙ってくる。

その時こそがシュナちゃんを助け出すチャンスだ。

そう信じて私は剣を振るう。

もっと速く。

もっと強く。

もっと鋭く。

自らを研ぎ澄ませるために。

「どこのどいつか知んないけど、絶対に許さないんだから……」





練習試合、イブンVSミリア




GM  さて今日も思い切り暴れていこう!願わくば今日で完結するように!

イブン  暴れると完結しそうにないんだが・・・

GM  ではコンパクトで&リーズナブルに(笑)

ユトル  なんかそれ違う(笑)しかし、何事もスマートにこなしたいものじゃな。

イブン  お手ごろ価格!イチキュッパ!(単位:千円)

ユトル  さて、《連動》は何をかけておくかのぅ。《連動》が7点消費で儂の体力が9じゃから、寝る前に(気絶しながら)かけたとしてPS(パワーストーン)の3点と足して、最大5点か。 しかしPSを全て使うと翌日まで1点しか回復しないわけじゃから…3点に抑えたい(ぶつぶつ)

GM  結局、連動させるのは何かな〜?

ユトル  イブンサフ、《連動》じゃが…《大治癒》《小治癒》《覚醒》セットと《盾》ではどちらがいい?

イブン  ≪盾≫は・・・相手が物理攻撃なら、そっちのほうがいいんだけどね

ユトル  …よし、《呪文抵抗》を連動するとしよう。これなら万能の防御よ。

GM  では君がレオル商会から帰り、考え込んでいると窓の方でガリガリと音がする〜

ユトル  ん?どうしたキリュウ。すり抜けて入ってくるような芸当はできんか。

GM  キリュウ「やあ、おはよう状況はどうかな」ひょこっとなにかな?

イブン  ねえねえ≪他者移動≫って、触れてないと駄目だっけ?

ユトル  ガープスの呪文は接触が条件の呪文はないよ。多分。その代わり、距離が修正になるけどね。《死の手》くらいかな。

GM  死の手、麻痺、他にも探せばある・・・かな?なみにガープスの接触系は基本的に抵抗不能だったり、一秒集中なのに一撃で相手を無力化したりと相当に強力です

イブン  あ、でも、これじゃ駄目か・・・(ブツブツ

ユトル  あれ、そう言えば結局ミリステアと手合わせしなかったの?

イブン  ・・・・・・・そういえば(笑)

GM  キリュウ「おーい……」壁の向こうで寂しそうにしてる。あ、ミリアと本気で勝負するのか(笑)?

ユトル  (ガチャ)どうした、ただの猫に成り下がりおってからに…だって、してくれないとミリアの実力が分からないんだもん。

GM  キリュウ「何を言うかと思えば……僕はいたって普通の猫じゃないか」じゃあ、武器技能の即決勝負!先に三本勝ったほうの勝利でいこう!普通になんてやってられん(笑)

ユトル  「なるほど、喋る猫がこの世の常とは至って浅学を恥じるとしよう」確かに普通に戦闘すると時間がかかり過ぎる(笑)

GM  キリュウ「まあ、細かいことは気にしない……お?庭でなんか面白いことやってるね」片髭ぴくぴく

イブン  ふむ。今日のダイスは、きっとおかしいぞ・・・勘だが



いや、そんなことはない君らの出目はいつもおかしい。

GMが保障しよう(笑)



GM  ミリア「……てわけだから、付き合ってもらうわよ。一度アンタと手合わせしたいと思ってたのよね」ソードブレイカーをちゃきっと構えてる

イブン  えっと、三回振って、成功度を宣言すりゃいいのかな?

GM  ミリア「たぁっ!とぉっ!せいっ!」次々と剣を繰り出してきますぞ。成功度を比べあって先に三回勝ったほうが勝ちだ

イブン  「・・・あいにくと、模造刀を持ってないのでな。これで相手をしよう」いって、掃除用のモップを両手に構える

ユトル  モップ……どのくらいペナルティかかるんじゃろうか?(笑)

GM  ミリア「これでどう!?」成功度4といって切りかかってきます

イブン  成功度7。ペナあるの?(笑)

GM  ミリア「……くっ、打ち負けた!?思ったよりやるわね……でもこれなら」更に踏み込んできます。イブンサフ一本先取、ペナルティは……1でいいや

ユトル  なんか健気だ(笑)

GM  今度も成功度4だな。

イブン  「まだ、腕で振ってるな・・・・体で振るんだ」

ユトル  イブンサフめ、熱くなっておるな。

イブン  「・・・こんな風に、だ」3、1、1、で成功度は11(笑)

GM  キリュウ「……凄いね、今の。彼女の動きも悪くない……はずなんだけどなぁ」

ユトル  それクリティカルじゃない?

GM  ミリア「げ……うそ!?なんで!?……でもまだいけるっ!」体勢を立て直しながら切り返す!クリティカルか〜、二本目も取られた〜。

イブン  「だがまあ・・・その意気込みは、買おう」お次は成功度は5

GM  ミリア「このっ!」だめだ。成功度3、凌ぎきれない!

イブン  「・・・踏み込みは十分のようだし、な」モップの穂の部分で刃を挟む(挟めるか?(笑)

GM  ミリア「……」からん、からん。手から剣がすっぽ抜けて地面に転がった。

GM  キリュウ「勝負あり、みたいだね」

ユトル  イブンサフは本来なら、手数がこの二倍になりおるからのぉ(笑)

GM  ミリア「むぅ……負けた。く、くやしぃ〜……」

イブン  「……まあ、案ずるな。気持ちで負ければそこで終わる。励めば道も見えよう」飴を差し出そう(笑)

GM  ミリア「……ああ、もう!ここまで完璧にやられたの久しぶりだわ……悔しいったらありゃしない」頬を膨らませてます。ちなみに彼女の技能は13レベルだったことを報告しとこう

イブン  何、素手勝負だったら分からなかったさ(爆)

GM  ミリア「もちろんよ、剣だけじゃあ勝負にならないけど……わたしには魔法だってあるんだから!なんでもありなら負けやしないわよ!」

ユトル  器用貧乏なアンディタイプと見たが…(笑)ミリステアさんには悪いが、露払いになってもらうしかなかろう(キリュウと)。



アンディは小説ルナル・サーガの主人公である。

とっても器用貧乏なキャラでした(笑)



GM  キリュウ「あの〜僕に期待されても困るんだけど〜……ま、情報収集くらいなら手伝ってもいいけどね。色々調べてきたし」

GM  ミリア「おかえり、おじーちゃん……いつから見てたの?」負けたのがよっぽど悔しいのか。ぶすっとしてます。器用貧乏、そのとおり(笑)そこそこ役に立つけど、ボスキャラと戦えるほどには強くない

ユトル  「最初の打ち合わせからじゃろうかな」と言って姿を現す。

GM  ミリア「でさ、ヒューイは何か言ってた?」

ユトル  『全てはお嬢様の望むとおりに』じゃと。

GM  ミリア「へぇ……てっきり邪魔されると思ってたけど」

ユトル  土産までもらってしまいましたが…(腰に下げた短剣を見つめる)技能がない(笑)

GM  ミリア「……何それ?なんか…やばそうな魔力はなってるけど」

ユトル  分かりませんが、なるべく抜きたくはないですな。ヒューイ殿にはこれの危険性が今一つ実感できなかったのでしょう。持つかイブンサフ?ちなみにこれ、武器の種類としては何?

GM  ショートソードだよ、使う気か?

イブン  ≪剣≫技能なら、≪フェイントソード≫で代用できるけど?でも、なんだか、GMが乗り気じゃないので、使わないで居たいな(笑) まあ、持つだけ持っておこうか、とは考えてるが

ユトル  しかしまぁ、儂が持っておこう。なんとなく良くも悪くも儂のためのアイテムな気がする(笑)

GM  まあ、インスピレーションを使用するなら全てがわかるぞ。忘れているかもしれないが、君たちにはどんな謎にも一度だけ答えてくれるアイテムがある(笑) キリュウ「……」←欠伸して丸くなってる。暇らしい

ユトル  そうか、そう言えば…そんなものがあったな(キラーン)イブンくーん、使ってもいい?(笑)

イブン  まかせるー(笑)

GM  キリュウ「……かえろかな。せっかく色々調べてきたんだけどなぁ」どこで、何に使用するかは自由だが。当然、その短剣に使ってもいいし、敵の情報聞いてもいいし、まったく関係ないこと聞いてもいい、明日の天気とかありだぞ(笑)

ユトル  キリュウよ、何を調べてきたのかな?(薄く微笑み)

GM  キリュウ「いろいろ、だよ。まあ、たいしたことは掴めなかったけどね」何を調べてきたかは君らの質問しだいだね。なお、本当に何も聞かないならキリュウは猫の天気予報して帰るぞ(笑)

ユトル  うぅむ、短剣のことは《魔法分析》をマスターしてから調べるとしよう。今はイザベラじゃ。「知っておるならイザベラの弱点を教えてくれんか、キリュウ」『野良猫の導き』使用〜いいよね?これで

GM  キリュウ「そう来ると思ったよ」尻尾がぴょこん

ユトル  全員で聴こう。無論、ミリステアさんもそこに座っていてもらう。

GM  キリュウ「まず彼女の素性についてなんだが……これは君のほうが詳しいかもしれない」

ユトル  ふむ、まぁ儂も因縁があるとはいえ詳しいことは知らんのじゃが。

GM  キリュウ「僕が調べたっていうか分析したのは得意とする魔法と、戦闘パターンってとこかな」

イブン  「・・・」モップを片付けてきた

GM  キリュウ「過去の事件の時、彼女は子供の誘拐実行犯だったみたいなんだよね」

ユトル  (血みどろの)モップを片付けたか…

イブン  (血みどろ)って・・・お嬢を直接叩いたりはしてないぞ(笑)

GM  キリュウ「そのときの手口から判断して、人を操る能力があると思う。精神操作系の魔法、それも相手を確実に無力化、もしくは操るとこまでいけるんじゃないかな?」

ユトル  ふむ、やはりな…しかし《呪文抵抗》は準備に時間がかかる。イブンサフに連動するのは良しとして、後はミリステアさんが問題じゃな。距離さえ取ればそうそうかからんと思うが。

GM  ミリア「うーん、面倒な相手ね……そういうのって苦手なのよね」

GM  キリュウ「で、その誘拐の手口に付随することなんだけど……当時、事件の現場を押さえるのが相当に困難だったという話だ。このことから防御、警戒系の魔法も使うんじゃないかな?あと、逃走用に移動系呪文。どちらもかなり高位なものがいけると見た」

ユトル  《他者移動》まで使えるようじゃからな。

GM  キリュウ「移動系なら転移魔法、防御警戒なら完全障壁、とかね。後は幻術の類も多少使う、これは間違いない。……ま、程度は低そうだったけど」

ユトル  《完全障壁》は厄介じゃな。一度使われるとまったく手出しできん。

GM  キリュウ「戦闘のパターンは……直接戦闘よりも、相手を謀って陥れることを好むみたいだよ。まあ、姿を見せた時は何かしら策を練ってきてるだろうね」

ユトル  取り敢えず今夜《呪文抵抗(×6)》をイブンサフに《連動》する。これでイブンサフの守りは堅い。敵の動き次第じゃが、操られんように儂ら後衛は余りイザベラに近づかんようにしよう。それと、シュナさえ取り返せばイザベラに用はない。それが一番難しいんじゃが…

GM  キリュウ「後もう一つ、当時の事件で彼女を追いかけていた人がいたんだけれど……殺されてる。死因は窒息だったらしい、首を絞められたりした形跡はなかったらしいから魔法によるものだと思うけど……」

ユトル  窒息…?密閉空間なら《空気破壊》で殺されるかもしれませんが、今回はその心配はないか。

イブン  「・・・ふむ」

GM  キリュウ「僕が分析したのはこのくらいかな。少しは役に立つといいんだけど」

ユトル  (指を一本)儂の憶測では、シュナが操られておるのではないかと思う。ことによると儂らに攻撃させるかもしれんな。そのときは動揺せんように、シュナに大した戦闘力はない。なるべく儂が、魔法で無傷に仕留めよう。

イブン  「・・・・・・・・・・・」

ユトル  後は何かしらの幻覚くらいか。絶えず、あらゆるものに『不信』するように。飽くまでシュナの奪還が目的と言うことを忘れんようにな。儂からは以上じゃ。……正直、ガープスの魔法戦闘は経験が乏しいから展開が予測できないなぁ。人質までいるし。

GM  ミリア「了解。作戦会議はもう終わり?じゃ、わたしたちはさっきの続きをやることにするわ……もちろん付き合ってくれるわよね、イブン」

イブン  「・・・嫌だと言っても、付き合わせるつもりだろう・・・」

GM  ミリア「当然よっ!勝ち逃げなんて認めないんだから!」←よっぽど悔しかったらしい

イブン  「・・・だ、そうだ。構わんか?」ユトルに聞く

ユトル  怪我をせんようにな(笑)さっき言った通り、イブンに連動をかけて寝るよ。

イブン  「・・・・お嬢に聞いてくれ」

GM  ミリア「今度は負けないんだから」指をぽきぽき鳴らしてるぞ(笑)

イブン  ・・・・・・投げは卑怯だ・・・(笑)

GM  キリュウ「じゃ、健闘を祈るよ」すたすたと来たときと同じように、唐突に帰っていく




行動開始!


GM  そして時間は流れていく……最後にやっておくことがあるなら申告してね。やることがないのであれば、時間が過ぎていく

イブン  さっぱりだ(笑)

ユトル  悩むが、例の短剣はイブンサフに渡しておくか。魔法のアイテムじゃから、《完全障壁》は無理でも《物理障壁》なら通り抜けて攻撃できる。《完全障壁》は消費が馬鹿にならんから、そうそう使うまい。

GM  では、君たちは例の倉庫にやってきた。先日来た時と同様に周囲は静まり返っている、周囲に人影はない

ユトル  <ヴァルトニ>を斥候に回そう。儂らは物陰に潜んでおく。

GM  では<ヴァルトニ>を動かして……周囲を探索?それとも倉庫内?

このどこを重点的に調べるか?と言う質問、何気なく質問しながら、実はけっこう重要……いや今回の最重要な選択だったりします。

ユトル  倉庫内じゃな。跳んでくるじゃろうから……いや、体力を温存するために別の方法で来るか?儂のようにマジックアイテムを創っていないとも限らんが

GM  そうかでは<ヴァルトニ>は倉庫の付近まで近づいた。扉は開けっ放しになっている。窓とかはない。建物周辺に人はいないようだ。中に入る?



よし!予想通りの答えが返ってきたぞ。

ここで外を調べられるとやばかったなぁ……とか思いながらGM心の中でほくそえむのであります。



GM  先ほども言ったとおり、建物に窓はなく、入り口は一箇所だけ。物質を通り抜けられない<ヴァルトニ>にとって扉が開いていたのは幸運だった

ユトル  うむ、入ろう。イブンサフ、《連動》の発動条件は決めたか? 奥歯をかみ締めるとかでもいいぞ(笑)1分しか持続せんから戦闘になった瞬間から使うのが良かろう。

イブン  あ、こっちで決めていいんだ?

ユトル  任せる。受動的な条件でもいいよ。この前みたいに地面に倒れる、とか。

イブン  まあ、良いのが思いつかないので奥歯スイッチにしよう

GM  <ヴァルトニ>はすーっととんで入り口をくぐり……そこで反応が途絶えた。突然視界が分断されて、本来の視界に戻った感じだ

ユトル  何?!入り口は見える位置におるが、透明化が切れて落ちて地面に転がったか?

イブン  あら?

GM  お?入り口が見える位置にいる……といっても義眼なんて小さいしな、知力と視力で判定、修正はー2としよう。成功したらどうなったか見える。視力修正がないのなら知力で判定だ。

ユトル  隻眼は−2だったかな。惜しい、後一睨みでクリティカルを。成功度5。

GM  もったいな〜……はっきりみえたぞ。透明化が切れて落ちて地面に転がった

ユトル  ふむ、何か結界が張ってあるな(振り向く)。

イブン  こっちも見てていいのか?まあ、目標7なんて出来ないからしないが(笑)

GM  ミリア「どうしたの?敵?」彼女は見えてないようだ。見えてなくても教えるだろうし……いいんじゃない?

イブン  「・・・どんな物かまでは分からんか?」

ユトル  <ヴァルトニ>がただの象嵌の石になったからには、魔法を途絶させるものか。



種明かしをすると、入り口の部分だけマナを破壊された空間が存在しています。

以前、ユトルの《追跡》を断ち切ったのも同じ方法だったり。

お手元にガープスマジックがある方は呪文の効果の確認でもしてみてくださいな。

術者自身も魔力を失う可能性がある、相当に危険な魔法なのですが……。

ちなみに今回の戦闘、テーマはお互いの手の内の読みあい、騙しあいだったりします。



GM  ミリア「まどろっこしいわね。突撃よ!突撃!」と騒いでおりますが

イブン  「・・・それで昨日は痛い目にあったのを忘れたのか」冷たい視線をお嬢に

GM  ミリア「……昨日のことなんて忘れたわ」ぷいっと横を向く

ユトル  儂が空から覗いてみよう。翔けよ、イェーカー。舞い上がって昨日イブンサフが空けた屋根の穴から下を覗いてみよう。《見張り》がかかっておるかもしれんから、降り立たずに全て空中で動く。……もっとも、《番犬》ならこの時点で感知されておるが。

GM  中は暗くてよくわからない、しかし人の気配はあまりないようだ

ユトル  あまり?

GM  おう(笑)薄暗い倉庫の中央に人が1人だけ突っ立ってるぞ。君のほうを見て薄ら笑いを浮かべてる。

ユトル  イザベラか?無表情で返そう。よく気付いたな(笑)ところで、やはり今は<ヴァルトニ>の力で《暗視》は使えんか?

GM  当然使えないよ。だから暗くてよくわからない、でも君はそれが彼女であることを直感した。どうする?

ユトル  これは儂とイザベラの問題…というわけでもないか。一対一で話し合おうかとも思ったが。生憎、儂はお前を信じておらんよイザベラ、取り敢えず不信(笑)成功度6。これならいけるか。

GM  ちっ……この差では負けるな。人影は消えてなくなった

ユトル  姑息な…中に入ろう。おっと、急に魔力が途切れると困るので一応、屋根に掴まれるような体勢で。

GM  ぬっ!?ばれてやがる〜!?では穴をくぐろうとした瞬間に魔力が途切れる!くっ……魔法使いなら落下ダメージでいちころだったのにな〜



ここにも入り口と同じような空間を準備していたのですが……ばれてしまったようです。

ちっ、どうせならこっちを先に覗きに来れば……ユトル墜落シーンが拝めたのに(邪悪な舌打ち)



ユトル  ちっ、屋根の上に乗ろう。かなり強制的な効果じゃな…何か強力なアイテムか。

イブン  ・・・・・・マナの密度って、見て分かるもの?

ユトル  ウィザードなら肌で分かるんじゃないかな。疎とか無になってたりする?



どうやら完全にばれてしまったようです、無念。



GM  ……あぅ。そこだけ、マナが無い

ユトル  そこだけ?ドーナツ状に境界線だけってこと?まぁ、そうでなければ中に幻覚を作ることはできんか。

GM  この魔法は土地がけだから穴の真下から上にかけて。幻影はマナのない場所から少し外れた位置にあった

ユトル  なるほどな、局所トラップか。儂が穴から入ってくるのを読まれておったか…なんとなく情けない(笑)

GM  情けないのはこっちだ……一撃必殺のトラップだったのに(笑)

ユトル  これはもう、正々堂々と入るしかないか。イブンサフとミリステアの元へ帰ろう。

GM  ミリア「……待ってるのって暇よね……行ってみない?」イブンの服をくいくい

イブン  「・・・まだ待て」でも、腕組みしてるコブシがプルプルと

GM  ミリア「あ!お帰り!どうだった?」戻ってきたユトルを見つけた

ユトル  かくかくしかじかというところじゃ。この倉庫に裏口などはあったかな?ぐるりと回ってみよう。あれば一応そこから入る。

GM  ミリア「うわ〜、なんて陰険な……いやな相手ね……・」渋い顔をしてる。なお裏口は無かったよ

ユトル  ないか…正面から三人で乗り込むか?イブンサフが穴から潜入という手もあるが。

GM  ミリア「戦力の分散ってあまりよくないんじゃない?」指をぴんと立てて



……分散されると困る、と言うのが本音だったりしますが(笑)

その意味は後ほどわかることでしょう。



ユトル  それもそうじゃな、乗り込むか。



わーい、引っかかった(笑)



ユトル  室中に入っても見えそうにないくらい暗かった?

イブン  倉庫内の気配は、幻覚のみだったの?

GM  そんなことは無いよ。光の当たってる部分だってあるし、まったく見えないわけじゃない。でも影になってる部分が多いし、見えないところも多い。で、君たちは倉庫の入り口まで近づいた、と。

ユトル  まぁ、イブンサフが暗視が利くからよかろう。

イブン  こっちは天然だからな

GM  ミリア「あ、これおじーちゃんのじゃない?」入り口のところに転がった義眼を見つけた。なお、倉庫内で見えた人影は幻覚だけだったね

ユトル  すまんな、(受け取ってぱぱっと砂を払う)

GM  ミリア「う……なにここ……いやな感じ……」入り口をくぐろうとした瞬間、呟く

ユトル  <ヴァルトニ>がマナ遮断の探知機になるじゃろうな。《暗視》と《隠匿看破》を作動させておこう。

GM  では君も闇が見えるようになったと……更にもう一つ、ユトルには判る。ここも魔力が無い。より正確に言えば魔力がここだけ破壊されている感覚だ

イブン  残滓はあるが、収束できない・・・って感じかな?ちなみに、警戒バリバリではいるからね。剣も抜いておく

ユトル  入り口を抜けるとマナは元に戻る?

GM  うむ。入り口の部分だけだね。そこを越えてしまえば普通に使える

ユトル  ふむ、それならいい。《隠匿看破》で見渡してみよう。何か隠れていないか。布陣はなるべく背中合わせの三角形を保ちつつ移動。

GM  では君たちは倉庫に踏み込んだ。そして、ぱちぱちぱち……何者かが君たちに拍手を送る

GM  ミリア「あそこ!」彼女が指差した先には昨日見た人影がある

GM  イザベラ「お見事。てっきり空から落ちてくると思ったのだけれど……」そう言って彼女はくすくすと嗤う

ユトル  イザベラか?何処にいる?取り敢えず不信するが(笑)

GM  イザベラ「くすくす……お久しぶりですわ。ユトル・バイカン」彼女は君たちのほうにゆっくりと歩いてくる

ユトル  久しぶりじゃなイザベラ、弟子を返してもらおうか。シュナは連れてない?

GM  イザベラ「……あら?あの娘……貴方のお弟子さんでしたの?それは残念なことをしましたわ」口元に手を当ててくすくすと嗤う。シュナは連れていない

イブン  声のほうは聞いてるけど無視。周りを警戒しておく・・・何か見えるかな?

ユトル  ふん、今度は本物か?不信はどう?なお、成功度3……今一つじゃな。

GM  イザベラ「相変わらず臆病ですわね。心配しなくても本物ですのよ?」

ユトル  能書きはいい、儂の弟子をどうした?お主なら弟子に自分の幻覚を被せて操り、挙句儂に攻撃させるくらいはやりかねまい?(図星を指されて少し眉を顰める)

GM  イザベラ「はいはい……あの娘、でしたわね」

ユトル  イブンも不信しろよー(笑)

イブン  ああ、いや 周囲の暗がりに不信なところあったら、そこを注意しようかと・・・

ユトル  いや、確かにそれはそれで助かるんだけど。僕はどうしてもこいつがシュナなんじゃないかって疑念が晴れなくて。だって一人で出てくるなんて怪しいっしょ?

GM  イザベラ「暇つぶしにいたぶり殺してしまいましたわ」朗らかに微笑む

GM  ミリア「な!?」顔が青くなる

イブン  じゃ、そのセリフに振り向いて、ついでに不信

GM  イザベラ「何度も言うようですけれど、わたくし、本物ですのよ?」悲しそうに呟く。その不信はクリティカル抵抗(笑)

ユトル  お前が正直に言うものか、弟子が無事なようで安心したよ。

GM  イザベラ「……あら、可愛げのないこと。少しは動揺するかと思いましたのに……そちらのお二人もそんな顔で睨まないで下さいな。ただの冗談ですわ」

ユトル  そうやって嘘に埋もれた本音を見失い、嘘の中に本音があると勘違いする。人というのは愚かなものよ、そうやって歪んだのだお主も。

GM  イザベラ「ほら、貴方の大切な娘さんならあちらに」そういって入り口の方を指差そう

ユトル  ちらっと入り口を見よう。

GM  ミリア「シュナちゃん!?」倉庫の外にシュナが立っているのが見える

イブン  入り口を振り返るよ

ユトル  愛弟子に不信〜 出目は14、ダメだこりゃ(がくり)では注意深くも、シュナに駆け寄ろう。シュナ(仮)は正気か?

GM  ミリア「シュナちゃん!?」声をかけるがシュナに反応はない

イブン  不信判定!はい、失敗・・・大体、戦士に知力を求めちゃいかんと思う(笑)(負け犬)

GM  イザベラ「あらあら私から目を離してしまうなんて……」くすくすくす。では君たちが不信をしてる間にイザベラは集中しておこう

イブン  こっちはいざべらに注意を払おう

GM  しかーし!君たちがシュナのほうを振り返り、不信を行った隙を突いてイザベラは魔法を完成させる

GM  まずは貴方ですわね「物質障壁」何が起こったか、目に見えた効果は無いけれど……何かが起きたぞ。発動成功っと

ユトル  来る前に話したが、儂の渡した魔法の(呪われた)短剣なら攻撃が通るぞ(笑)まぁ、範囲によるけどね。

イブン  ちなみに、どんな効果?

ユトル  希望する範囲内に物体を通さない見えない障壁ができる。



そう『希望する』範囲内に、である。



ユトル  逆に言うと、範囲内なので奴はそこから動けん(笑)



繰り返すが、術者を中心にしか発動しないわけではない

ユトルはまだ気がついていないようだが……



イブン  ・・・・・・・・シュナ掻っ攫って、高速飛行で帰るか?(笑)

ユトル  ぶっちゃけそうしたい(笑)

GM  イザベラ「あら?娘さんは貴方のことがお嫌いのようですわよ?……逃げだしてしまいましたわ」くすくすと嗤う。入り口のところに立っていたシュナが走り去ろうとしています

ユトル  逃げ出した??ミリステアが引き止めてくれると信じて《幻惑》に集中。

GM  ミリア「おっけ!わたしが行くっ!まかせて!」ミリアが駆け出した

イブン  「……任せた。だが、注意しろよ」

GM  イザベラ「でも……わたくしから目を離しては嫌ですわよ?」くすくすくす

ユトル  仕方ない、シュナはミリステアに任せるか。

イブン  なんならシュナはこっちが追おうか?

ユトル  いや、この際みんなで追わない?(笑)ここにきた目的からして、もうイザベラを相手にする必要性が皆無だ。

GM  イザベラ「もう、お帰りですの?……残念ですわ」皆で移動するのならどうぞ〜

イブン  後ろ見せたらドッカーン・・・ってことは嫌だぞ?俺は。ちなみに、シュナはどこに走った?

GM  イザベラ「あらあら、お土産の一つももらってくださらないの?」当然、呪文が一撃飛ぶ

ユトル  儂は《高速飛行》でシュナを追う。次のターンには捕まえられるじゃろう。

GM  ……入り口にはマナが破壊されてる場所があること忘れてません?移動するなら徒歩しかないよ。飛んでもいいが、入り口で墜落する

ユトル  くっ、取り敢えず儂の行動は「シュナを追って走る」。イブンサフはどうする?一撃試してみるか?

イブン  そう言えば、そもそもシュナはどこにいたんだ?

ユトル  精神操作で隅っこから歩かせてきたんじゃなかろうか。

GM  最初に聞いたよね〜?どこを重点的に偵察するか〜(にやり)外を重点的に偵察すれば……発見できてたかもね

ユトル  そんなことを言われても、どのみち偵察できんかったではないか(笑)

イブン  倉庫の中で、荷物に隠れて、剣を鞘に戻そう片手だけ。短剣は、次じゃないと抜けないよね?あ、奥歯スイッチは同時に出来そうなので、やっておく(笑)

GM  了解。ではイブンも移動だね?ミリアもシュナを追いかけるから……

ユトル  《物理障壁》の範囲によるんだよね。イザベラが障壁の範囲外に出てくれば膾に刻める。1ヘクスだったら刃が中に入ると思うんだけど。2ヘクス以上だと届かない。ショートソードにリーチは1あるっけ?

GM  当然物質障壁は2へクスでかけてるよ。中心は「君たち二人」が入るように配置してるが。……というわけだから移動しようとした君たちは二人して見えない壁に激突する!

ユトル  ちょっとまった、イブンはイザベラの前に居て、ユトルはシュナに駆け寄ったよ。二人は離れてるけど、入り口までそんなに近かったの?

イブン  いや……不信の間にかけてたから。障壁

ユトル  あ、そうか。なら駆け寄ろうとしたときに頭打って気付いてるはずだ(笑)

GM  君たちは三人固まって移動する、と聞いた。だから君たちを檻に閉じ込めた形にしたわけだ。ミリアをはずす形でね。



そう、PCたちにシュナ奪回という目的があるようにイザベラにも目的がある。

ミリステアの誘拐という目的が。



イブン  ・・・檻か

GM  ミリア「おじーちゃん!?イブン!?」驚いて振り返る

ユトル  しまった、《空気破壊》と窒息のキーワードが結びついてきたぞ…(汗)

GM  イザベラ「くすくす……ふふふ……ははははっ!……破砕せよ」で、イザベラの呪文が距離の修正なぞものともせずに発動。



これぞイザベラの得意コンボの1つ。

物質障壁で閉鎖空間を作り、中を真空にする。

中の人間は当然、窒息する。



ユトル  ではそれに気付いたら息を止めて、《他者移動》でイブンサフをイザベラの前に飛ばす。

GM  イザベラ「……ふふふ」口元に手を当てて微笑んでおります。ミリアはどうしようか?



ミリアを1人にするとやばいよー?

ほんと、やばいんだよー?



ユトル  どうしようかと言われても(笑)

イブン  最初に言ったじゃないか「シュナの奪還が第一目標」って(笑)

GM  ミリア「了解!シュナちゃんは任せてっ!絶対取り返すから!」駆け出した



あーあ……。



イブン  ・・・・・・(怖い想像をしてしまった)




二人VSイザベラ




ユトル  ここから戦闘ターンで処理しない?

GM  そうだね。ここから戦闘ターンとしよう。あ、とりあえず空気破壊のダメージを食らってくれ、あと脱出しないと窒息するから

ユトル  ダメージはないよ。かまいたち現象が起きないので。なぜなら外から空気が流れ込んでこないから(笑)その代わりここにいたら窒息するけど。

GM  そう言われて見れば。では第一ターン、イザベラ呪文に集中する。イブンサフは行動不能、ユトルも他者移動に呪文集中か

ユトル  《他者移動》に集中…待てよ。イブンの抵抗力が上がってるじゃないかー!?(げはっ)かと言って儂が外に出ても余り意味がないしな。目標値10か…厳しいな。

GM  イザベラ「……くすくすくす、自分の策に嵌ったわね……ふふふふ」心のそこから愉快そうに嗤う。体力の消費がバカにならないことも忘れるな?イブンの体重+装備品の重量は?

ユトル  やなこと訊くGMだな(笑)

GM  とうぜん、これは君を疲労させるためだけに仕掛けてるんだからね

イブン  総重量75くらいか

ユトル  修正は距離が10ヘクス内だから関係ないんだけど、消費が3倍になるんだよな。よって消費が(3−1)×3=6ですよ(吐血)二回失敗するとゲームオーバーな気がする(汗)

GM  そういうこと、では発動判定をどうぞ。同時にイザベラも魔法を発動させるが。

ユトル  白き輪の月よ、加護を。 15 ………………うひゃひゃひゃ。成功度−2以上なのでイブンサフは何処かへランダムに跳びました(笑)ちなみにルルブにはこの場合はGMが決める、とある(笑)

イブン  ・・・・障壁と重なって、分断されたらたまらないなぁ(笑)

GM  イザベラ「くすくす……魔力の尽きた魔法使いなど敵にあらず」あれ?目標がいなくなってしまったか。イブンをバーサークさせてユトルを殺そうと思ったのに(笑)

ユトル  こえぇ……鬼か!?泥仕合になってきたな……

GM  イザベラ「あらまぁ……本当に残念」了解、ではイブンサフは退場した。登場の瞬間はこっちで決めよう。

ユトル  いや、何処に跳んだかだよ。現れるのは一瞬だと思う。

GM  イブン、サイコロを1D振りたまえ、奇数なら最高のタイミング、偶数なら最悪のタイミングで登場させてあげようじゃないか

ユトル  最高と最悪。なんでそんな偏ってるんだよっ!(笑)

イブン  何処か、ではなく、何時か、なのか(笑)

GM  吹っ飛ばされて、戻ってきたタイミングのことさ。いいから、ふっとけ(笑)

イブン  4!ぐ、偶数。なんか、ぜんぜんランダムじゃねー!(笑)

GM  おんやぁ!?そーかそーか……では、けっこう遠くまで吹っ飛ばされて、全力で戻ってきても、戦闘終了まで帰って来れない(笑)奇数だったらイザベラの背後とかにしようと思ったんだけどね〜。さて、イブンいなくなったし戦闘は早くも終了かな?

イブン  真打は遅れて登場・・・(涙)



というわけでイブン退場。

非常にやばい状況になってきました。



イブン  戦闘に参加できない戦士なんて、ギャグ要員じゃないかー!?(偏見)

ユトル  なんなんだこの展開は(汗)次のターンは倉庫の外に《瞬間転移》。屋根の上なら10ヘクス以内かな?

GM  知らん。サイコロに言ってくれ。ちゃんとシーン考えとくからそれで我慢しておくれ。というわけだから、話を進めるぞ



そろそろ、GMにも余裕がなくなってきます。

こ、これは全滅ルート?

ちょっと……いや、これはかなりヤバイ?



GM  イザベラ「今回は私の勝ちのようですわね?邪魔者もいなくなったようですし」イザベラはそういって君を見つめる

ユトル  無視(きっぱり)。《瞬間移動》に集中。イザベラの次のターンは行動は?

GM  知力判定に成功したら教えてあげよう

ユトル  成功ー。呪文に集中?

GM  ではなぜかこの呪文について知っていた

ユトル  む、何を唱えようとしておるんじゃ?

GM  イザベラが唱えようとしているのは《完全障壁》だ……中心はもちろん、君だ。物質障壁に重ねるように唱えようとしている



GMとは業の深い生き物である。

ヤバイと知りながら、PC完封にかかってしまうところが……我ながら困ったもんだ。

ちなみに、物質障壁とは違い完全障壁は魔法も遮る。

当然、発動されると瞬間移動で逃げることもできなくなる。



ユトル  こうなると呪文の発動はどちらが早いんじゃ?さっきは儂じゃったが。呪文の発動順って、ガープスじゃどうなってるんだろう。書いてあったっけ?

イブン  同時だったら、完成した瞬間にその場にいないんじゃない?

GM  そうだね。だから今回も君が先でいいよ。失敗したら、本当に終わるぞ?気合を入れて振るように

イブン  ・・・・・・・・・まずは、イザベラが失敗するか、だね

GM  コロコロ、8だ。当然、イザベラは発動成功、完全障壁が君を封じようとしている。これが完成したら君がここから脱出する手段は本当になくなる。

ユトル  っ、跳べ…! 6、4、4〜!

GM  技能値15だっけ?……き、きわどい。結界が完全に外界を遮断する!そのわずか前、君は脱出を果たした!後一歩遅かったら……どうなっていたかは想像してくれたまえ。

ユトル  危なかった…(屋根の上で汗を拭う) すぐさま《高速飛行》で飛び立つ。上空からミリステアとシュナを探そう …イブンサフも見つかるなら(笑)「翔けよイェーカー!」。




ミリステアの危機




ユトル  さて、ミリステアたちは見つかる?

GM  見つかりませんぞ。ぱっと見姿がないね。当然だが、イブンの姿もない

ユトル  ほとほと参ったな…

GM  見渡す限り倉庫があるだけだ

ユトル  《精神感応》を試みるとしよう…ミリステアに呼びかける。倉庫から少し離れた所に落ち着いて休憩しながら。



ここでその呪文か……。

なんとまあ……つぼにはまった選択を繰り返してくれるものである。



GM  体力残ってる?とりあえず判定して体力消費してね

ユトル  PSでぎりぎりかな?ちょっと計算してみる……よし、いける。PSを全消費してかけよう。1、1、2でクリティカル、ラッキー(笑)

GM  もったいない。クリティカルじゃないか

ユトル  いいんだよ、消費が0になったから(笑)

GM  では繋がった。ミリア『くっ…この……ダメ、シュナちゃん……』混乱した思考が流れ込んできます。何者かと交戦中のようです。

ユトル  ミリステアさん、シュナは捕まりましたかな?

GM  ミリア『痛っ……大丈夫、まだ戦える!』

ユトル  「(眉顰め)無茶をしてはいけませんぞ」

GM  ミリア『……あんまりなめないで頂戴!私はまだ戦える!』

ユトル  「場所は?」

GM  精神感応で場所はわからんぞ。

ユトル  いや、ミリステアに訊いてるのよ。それどころじゃなさそうだけど(汗)

GM  ミリア『……ふざけるな!ここまできて……諦められるもんですか!』本当にそれどころじゃなさそうだね〜。君の声が耳に入っているのかどうかも判らん。ただ一つ判るのは……彼女がかなり追い込まれてるってことか

ユトル  戦闘に集中しておるなら、視界の映像が流れてきたりはしないじゃろうか?チャンネル自体は1分間繋がっておるはずじゃて。

GM  会話ができるだけ……のような気はするけれど。

ユトル  《精神感応》は好きな映像とか音楽も送受信できるよ。向こうにその気がないとダメだけど。

GM  ミリア『今!やった……シュナちゃん……!?くっ……』この際だから実況中継しようか



えーい!この際だから行き着くところまで行ってやれ!

GM、そろそろ壊れ気味だったりします。



GM  じゃあ、ミリアのほうから映像とか相手の声とかが流れてくるのが判る

ユトル  き、気になる(汗)

GM  初老の男「方、なかなか粘ったようだが……もうそろそろ限界であろう?おとなしくしたらどうかね?」

ユトル  …イザベラに仲間がいたか?聞き覚えはないよね?

GM  初老の男とミリアの間には両手剣を携えた巨漢の男が立ちはだかっていた

ユトル  見えるなら風景にも注意しよう。

GM  ミリア「ふん……何バカなこといってんのよ。人質さえいなければあんたらなんか……」強がってはいるものの、ミリアはズタボロだ。肩で大きく息をしている。

ユトル  くっ…

GM  場所はさっきの倉庫とよく似ている。並んでいる倉庫のどれかじゃないかな

ユトル  なら、かなり近いか。取り敢えず倉庫の方へ向かおう。

GM  ミリア「でも……これでシュナちゃんは助けたわけだし。後はあんたらを叩きのめすだけよね」彼女の全身は赤く染まり、足元もおぼつかない。時折、流れてくる声や映像がとまりそうになることから、彼女が朦朧としていることがわかる

ユトル  他に手段がない、倉庫を片っ端から開けて回ろう。

GM  巨漢の男「素直に寝ててくれないか?俺は弱者をいたぶる趣味は無いんだが……」ミリアの剣を軽くいなしながら男は言う

GM  イザベラ「あら?何をなさっているのかしら?」悠然とした足取りでその女は君の前に現れる

ユトル  儂の前にか?(げんなり)

GM  そう、いつも一番大切なときにその女は邪魔をしに現れる

ユトル  また逢ったか…お主は一体何がしたい?目的がまったく分からん!

GM  イザベラ「そうね……依頼主の依頼を果たすこと、そして……」

ユトル  依頼主…まだ上がいたか。

GM  イザベラ「貴方の邪魔をすることかしら」これでもかというくらい晴れやかな笑顔を君に向ける

ユトル  …………………

GM  初老の男「貴様のせいでわしは全てを失った。思い知るがいい……小娘!」

GM  ミリア「アンタの場合、全部自業自得でしょうが!恥を知りなさい!ラドック・バルナー!」力を振り絞り巨漢の男に切りかかる。だが、その剣に力強さは、無い。

ユトル  (…ラドック!)

ユトル  まさかお主の依頼主と言うのはラドック・バルナーか。

GM  イザベラ「そうね、つまらない男よ」

ユトル  もうイザベラを無視して倉庫探索に戻るよ。

GM  イザベラ「本当につまらない。下らない事で逆恨みして、下らない目的でどうでもいい小娘を付けねらう。取るに足らない男……」

ユトル  何かしてきそうなら呪文に集中しよう。

GM  イザベラ「残念だけれど、邪魔はさせないわ」当然、立ちふさがる

ユトル  えぇい、PSから消費で《幻惑》に集中じゃ。距離は3m?

GM  それでいいよ。でも集中時間長くないかその呪文?

ユトル  あ、そうだ(汗) えーっと1ターンで発動するものは…

GM  ミリア「このぉっ!?こんなとこで……わたしは……負けない、負けられないっ!シュナちゃんを…助けるんだから……絶対、助けるんだから……」

GM  巨漢の男「素質はある。それに心も強い。お前さん良い戦士になれるよ。だが、未熟だ」男の剣がミリアのソードブレーカーを叩き落した

GM  ミリア「くっ…」

GM  巨漢の男「そろそろ諦めろ。お前さんが手に入れば、俺の依頼人も満足する。少なくともその娘は助かるさ」

GM  ラドック「終わりのようじゃな。これからわしの受けた屈辱を何倍にもして返してやろう」

ユトル  うーん、2ターンかかる《幻惑》しかないなぁ。

GM  イザベラ「つまらない依頼でしたわ……でも、蓋を開けてみれば……これも運命、だったのかしら」くすくすくす

ユトル  ダメだ、本当にないな。2ターンかかるけど《幻惑》しかない。

GM  イザベラ「そう。覚悟を決めたと言う顔をしているわね。よろしくってよ、受けてたって差し上げますわ」イザベラは両手を広げ君に微笑む

ユトル  もう出目に賭けるしかない、2ターン集中。GM、あんた酷いゲームのやりすぎだ(笑)



なんとでも言ってくれ(爆)



GM  イザベラ「貴方が以下に無力で、愚かで、何も守れぬ存在であることを!」

ユトル  サイコロ神様、お願いです。ここからクリティカルを10連続くらいでお願いします(虚ろな瞳)イザベラの行動は?

GM  イザベラ「ふふふ……ははははっ」君を眺め、悠然と嗤っている。呪文を唱えていたり、と言うそぶりはない。ただ、君を嗤っている

ユトル  もう呪文かけるよ?(涙目)

GM  どうぞ〜

ユトル  コロコロ、7だ。よし、成功度6。生命力で抵抗してくれ。

GM  イザベラ「ふふふ……わたくしの勝ちですわ。最後の最後も判断を誤りましたわね」イザベラの姿は掻き消える。そう、幻であったかのように

ユトル  何!?

GM  イザベラ「いつもの貴方なら、このような挑発に乗ることなど無かったでしょうに。これで貴方には何の力も残っていない……あの娘を救いに行く力など、残っていない、そうでしょう?」物陰から現れる

ユトル  やられた…しかしそれならそれでいい。探索を続ける。

GM  イザベラ「それでもあがくのかしら?」

ユトル  黙って動く。

GM  イザベラ「ここで貴方を始末することもできなくは無い……でも、それでは面白くない。さあ、おいきなさい。わたくしが見届けてさしあげますわ」イザベラ服の裾を掴んで優雅に一礼し、そして消えた。

ユトル  「自分が大切なものを守れなかったことが、それほどまでにあの女の心に影を落としたか…」目指すべき倉庫が見つかったら中に入ろう。イザベラをちらりとも振り返らず。全ては憶測と疲労の渦じゃ、流石に沈みそうじゃわい。

GM  目指すべき倉庫は、いまだ判らない……そして

ユトル  そして?

GM  巨漢の男「終わりだ。お嬢ちゃん」

GM  ミリア「きゃぁぁぁぁぁぁ!」……ミリステアの意識がついに途絶えた。

ユトル  「ミリステア!!」

GM  最後に知力判定をしてくれ。希望の光が見えるかもよ?

ユトル  14、ギリギリ成功〜(よれよれ)←彼の知力は14である。

GM  でははっきりとは見えなかった。しかし……成功は成功だな。君の視界に入った希望!それは……。

ユトル  ……凄い展開だな、ガープスじゃなきゃあり得ないよ(泣笑)




ルナルのページに戻る
黒ミサ会祭祀場 INDEXに戻る
続きを読む
前に戻る


inserted by FC2 system