道化者の狂想曲(レクサール・ラプソディ)
〜愉快で迷惑な来訪者〜
終楽章



こうも予想外の自体が続くとは……。

「まったく、我が神も意地悪なことだ……」

<彼>は考える。

まずはこれだ。

『……台座だけじゃあ役にはたたない、よね……やっぱり』

本来ならばこの台座の中央には紫色の宝玉が収まっていたはずなのだ。

『どうやって探すかなぁ……』

<彼>は自他共に認める優れた魔法使いである。

が、当然ながら得て不得手は存在する。

残念ながら失せ物探しは専門外だ。

『……まあいいや。とりあえずは彼らの救出を優先しよう』

<彼>は倉庫の中に置きっ放しにされている剣やメイス、杖を拾い集める。

さすがに彼らを見捨てるのは寝覚めが悪い。

『山賊の相手は……うん、彼らにお願いしよう。これなら下手なことにはならないだろうし……!?』

不意に<彼>の意識に干渉するものがいた。

『呼び出し、か。あの爺さんもけっこうやるね……』

どうやら彼らがかなり追い詰められているようだ。

「うん。確かに急いだ方が良さそうだね」

そう呟いて<彼>は幻を身に纏うのだった。





イブンサフの災難


GM  さてさて、今回第1話最終回!・・・になるといいな。では、まずお二人さん、イブンがひょいっと担ぎ上げられて、お持ち帰りされようとしてます。どうする?なにかする?

カイ  動けない(じたばた)

ユトル  う、そうじゃった…(ぜぇはぁ)

イブン  うーん・・・我慢できるかなぁ・・・・意思低いしなぁ「・・・」ちら、とユトルを見る。

ユトル  見られてもヴァルトニにつけさせるくらいしか(笑)

GM  親分「せいぜいうたってアタイを楽しませとくれよ!あーっはっはっはっ!」どすんどすん

カイ  「ええい、ちょっと待てい!」と叫びます

GM  親分「んん?なんだい、あんたを先にして欲しいのかい?それとも二人一緒がいいとか?さすがのアタイもそれだと身がもちそうにないねぇ……」(にやり)振り返った

カイ  「連れて行くなら俺を連れて行け!」義務感あるのを思い出した(笑)

GM  親分「ふーん、あんたを先に……ねぇ。でもアタイはアンタみたいにごついのより、こう線の細い奴の方が好みでね悪いけど、ちょっくらまっといておくれよ」(にや〜)

カイ  「ふん、盗賊団の首領ということでちょっと警戒しすぎたのかな。俺が相手では恐ろしいんだな?」できるだけ不敵に笑う

ユトル  えーい、こうなったら体力が尽きるまで《偽記憶》をかけてくれるわっ!(笑)GMよ、一応先に距離の修正を教えてくれ。

GM  親分「じゃあね」どすんどすん。もう出て行った(笑)

ユトル  トイレに行ってないで魔法かけまくっておくべきだったか(汗)

カイ  うう、俺の力不足のせいで……すまないイブン。お前の仇はうってやる……!

イブン  まだ死んでないから・・・これからは分からんが

ユトル  うぅむ、見物するしかないのぅ。<ヴァルトニ>の映像を見ているとしようではないか。

GM  親分「はーっはっはっは……」扉ごしに笑い声とドスンドスンという足音が遠ざかるのが聞こえるのでした。イブン君、何か一言あるかね(笑)

イブン  「アトハ、タノム・・・」じゃなくて……特にない、かな。思いつかない。

カイ  「鬼ー、獣ー!」力の限り罵声を続ける

GM  どすんどすんどすん!ばたん!



この山賊の棟梁、実は感覚が獣並みに鋭かったりする。

当然、耳も良い。



GM  親分「アタイにはアナスタシアって言う立派な名前があるんだよっ」ずかずかずか!ごすぅっ(カイを蹴飛ばした)

カイ  「ぶるあぁぁ!」ごろごろ転がって壁にたたきつけられる(笑)

GM  親分「ちゃーんと名乗ったからね!以後はきちんとアナスタシア様って呼ぶんだよ!」(こめかみに青筋)んで、再びばたん。どすんどすんどすん

カイ  「ぐ、ふぅ……なんて怪力だ。あの力、隊長とうりふたつだ」よろよろ

ユトル  カイを蹴飛ばす時間があったら魔法かけるぞ(笑)

GM  使うのはいいけど、詠唱不要レベルまで言ってる?このおばちゃんすごく耳が良かったりするんだけど。《偽記憶》は5秒間かかるぞ。

ユトル  2,3言は唱えておるよ。んー、5秒無理かな?

イブン  出来るでしょ? 檻の中なんだろうからね。開け閉めに何秒かかるやら・・・。

ユトル  まぁ、GMに任せよう。正直この展開も面白いかなと思ってたりなかったり(ぼそっ)

GM  ちなみに……けりのダメージは金属製のブーツをはいていることもあって。コロコロ……よかったね。クリティカルしてなくて(笑)けりで5点ほどけとばしたよ。

カイ  ふ、こちとら防護点が6もあるのだ。一撃で半分は食らわないだろう。でも転がっていくのは忘れない(笑)

イブン  硬っ!?

GM  ちなみに今の蹴りは「格闘」や「空手」で修練を積んだものの一撃ではなく、ただの力任せな一撃だ

イブン  「カイ!・・・大丈夫かっ」ジタバタ

ユトル  うぅむ、馬鹿力じゃなこの女。体力15か16はあるぞ。……後、牢屋は閉まっておるが開けて入ってくるのかな?

イブン  15,6以上なきゃ、イブンは持ち上げられないと、思う

GM  ああ、扉閉め忘れてるっぽいね(爆)で、アナスタシア様「♪〜」上機嫌で鼻歌歌ってますな。どすんどすん。

ユトル  強制スクロールされてしまったか(笑)




続・イブンサフの災難




GM  さてさて、お持ち帰りされたイブン君

イブン  ・・・あれあれー?

GM  アナスタシア様「さあ、ここだよ!お楽しみの時間さね!」扉をばーん。そして……部屋にはごっつい鎖が何本もあったり、これまたぶっとい鞭があったり。

カイ  いかん、罵倒する内容が思いつかない(笑)

GM  それ以外にもトゲトゲのついた鉄球やら、ツルハシやら……用途のよくわからないもが一杯だ。

イブン  無反応・・・で居たいんだが・・・恐怖判定必要?

GM  アナスタシア様「さあー楽しいねぇ♪、何から試そうかねぇ♪」鞭をひろって……ばしぃん!ばしぃん!恐怖判定したい?まあ希望の様だからやってみようか(笑)

イブン  兄弟子のしごきと、どっちが怖い?

GM  恐怖の種類が違うんじゃない?

イブン  それもそうか

ユトル  まずいな、策が思いつかん。軟禁ならともかく、簀巻きというのがどうも。

GM  アナスタシア様「迷うねぇ、これもいいし、あれも……んふっんふっふっ……」ペンチやら太い針やらもって考えてます

イブン  普通に、拷問の対抗判定でお願いします・・・(涙)

GM  まあ、今の彼女は傍目からみてもはっきり言って怖いと思いな(笑)だから恐怖判定振りたまえ、その方が面白そうだ(爆)

イブン  うわーん



恐怖判定に失敗すると、不利な精神的特長や癖を植付けられたりと大変である。

GM的にはとっても面白いのだ。



ユトル  構わん、暫く我慢してから全て喋ればよい。どうしてあんな馬鹿者のために儂らがこんな目に遭うんじゃ(わなわな)

イブン  レクスのことについては、二人から何も聞いてないんだよね?イブンは

ユトル  うむ、言っとらん。

カイ  俺はレクスのことを疑ってないから話してない。

GM  それより早く振っておくれ〜

イブン  コロコロ……・・・ぃよっし!鉄壁の精神防御〜

GM  クリティカルかい!もったいないなぁ……。

ユトル  ここで狂ってしまった方が後々楽じゃったかもしれんな(遠い目)

GM  じゃあ、イブンはアナスタシア様が道具を選んでいるのを冷静に眺めるのだった。そう、他人事のように。

カイ  今日はサイコロ神も起きてるようで(笑)俺は芋虫みたいに動いて脱出を試みよう。扉は閉めてないはずだ(笑)

ユトル  わしは……仕方がない…最後の手段(の一歩前の手段)をとるか。

イブン  「・・・お楽しみの最中すまんが・・・ひとついいか?」

GM  アナスタシア様「なんだい?」満足したのか妙に優しげな声です(笑)

イブン  「・・・捕まったのは、俺たちの3人だけなのか?」

GM  アナスタシア様「そうだよ。そういえば他にも仲間がいるんだったねぇ……すぐにとっ捕まえて、そいつも……んふふふ」にたにた笑ってます。

ユトル  レクスに《思考転送》。『(<ヴァルトニ>の映した光景を一緒に)見ての通りこうこうこの場所でイブンサフが拷問されておる。少しは仲間意識があるなら助けに行くのじゃ!……ついでに言うと儂らもここに捕まっておる』

GM  そして時間が経過していく。ではイブン君、2d6を二回ふりたまえ。一回目が疲労で、二回目が負傷だ。何があったかは想像に任せる(爆)そうそう、今回の不幸はこれで消費されましたから(笑)

イブン  そうか・・・2d6本指が減るとかだったら、どうしようかと思った。ころころ……結構瀕死?疲労が5で負傷は9。今回の不幸・・・・女難?

カイ  死にそうじゃないか(爆)

ユトル  地面の上に転がれば《連動》で《大治癒》が発動するんじゃがなぁ(汗笑)



《連動》はユトルが得意とする魔法の一つである。

発動条件を定めあらかじめ魔法を唱えておくことで、魔法を望んだ瞬間に発動させることができると言う代物。



GM  安心しろ、今は鎖でぶら下がってる。これから開放された瞬間に発動するだろう。

ユトル  まぁ、発動条件の"地面に転がったとき"の解釈の問題じゃな。GMに任せるとしよう。ところで…省略って技術は素晴らしいね(汗だら)

GM  ……ほんとにね(笑)君はその様子を一部始終眺めていたっと。

カイ  俺ひとり何も知らず脱出を試みつづけてる……なんか嬉しいような悔しいような(笑)

GM  そして……どれくらい時間がたったか。山賊「アナスタシア様!アナスタシア様!大変です!一大事です!」

ユトル  …むぅ、<ヴァルトニ>は眼でしかないから何が起こっておるのか。まったく聴こえんのが口惜しい。

GM  アナスタシア様「なんだよ。せっかくお楽しみだったってのに……つまらないことだったら、打ち殺すよ!」

GM  山賊「そ、それが!ジェスタの戦士団が森を取り囲むように!その山狩りに出てた連中が何人かやられました!」

カイ  む、隊長かな?でも気付かないんだろうな。「うおお、俺を出せー!イブーン!」

GM  アナスタシア様「……なんだってぇ!?」

GM  山賊「あいつら相当に強くって……ヤバイです。マジで」

イブン  「・・・・」大人しくして体力回復(ふりだけでも)

GM  山賊「特にあの鉄の塊みたいなドワーフ……ドンだけ弓で射っても効きやしねぇんすよ」

GM  アナスタシア様「おやまぁ……かの『鋼壁』が自らおでましかい!?まいったね……それじゃアタイが出るしかないねぇ」

ユトル  鋼壁……か、昔仕事で鎧を作ったことがあるような気がする(笑)

GM  アナスタシア様「……というわけみたいだから。ちょいとお楽しみの時間は中断みたいだね。ちょっくらいってくるよ」と、イブンに投げキッスしていこうか

イブン  「・・・・」寝たふり

GM  では、手にはツルハシ持って出陣。

カイ  ツルハシ!(笑)

イブン  ああ・・・壁相手だしな

GM  アナスタシア様「ま、うちの砦には切り札があるからどんな集団が相手でも負けはありえないからね。……どきなっ!」山賊を突き飛ばしてすっころがしていきました。

ユトル  ふむ。仕掛けに慢心しておるか。

GM  そして……山賊「なんとまぁ……こっぴどくやられたね、君」ぱんぱんと埃を叩きながら立ち上がる

ユトル  ル○ンかよ(笑)

GM  山賊「えっと……こうかな?」手際よく鎖を解いてます

イブン  「・・・・いったか?」

GM  ずだん。鎖を解かれたイブンはその場に倒れこみます。というわけだから、連動発動。負傷を8点回復していいよ。

イブン  む・・・前回り受身っ、って。かすり傷が残ったか。

GM  山賊「ああ。そうみたいだね……あとは二大怪獣大激突を眺めてるだけで片付くよ。さてさて、あとは牢屋の二人か……動けるかい?」

イブン  「・・武器がどこにあるか分かるか?」

GM  山賊「もちろんだとも」にやりと笑ってどこからともなく、二振りのフェイントソードを取り出したぞ

イブン  「残り二人分も持っているのか?」受け取りなら聞こう。

GM  ちなみに「手品」コロコロ、8。無駄に成功してやがる(笑)

イブン  失敗したら、何が出たんだ

ユトル  薔薇の花(笑)

イブン  今はこれが精一杯、って?(笑)

カイ  ということは、最終的には愛を盗まれるのですか?(笑)



このあたりは「ルパン三世 カリオストロの城」を参照。

プレイヤーの年がばれる遣り取りである(笑)



GM  山賊「もちろんだとも」服にふくらみとかはまったくない。どこに持っているのかは謎である。

イブン  「よし・・・二人を助けに戻ろう」すたすたと扉に近付く。

GM  山賊「じゃあ、案内を頼むよ。僕は牢獄の方へは行ったことがないんでね……っと、このままじゃちょいと動きにくいか」イブンの方を見て……指をパチン

イブン  ドアノブに手をかけて「ところでな・・・・貴様は誰だ?」

ユトル  いいな、それ(笑)←訊くタイミングのこと

GM  山賊「……秘密、と言っておこうかな。まあ、通りすがりの良い人だよ」といって、にっこり

カイ  いい人か。信じないわけにはいかないな(笑)

ユトル  声にも顔にも覚えはない?

イブン  「そうか」と応えて・・・何したの?さっきの指パッチン

GM  残念ながら覚えはない。で、ふと気がつくと君の服装が変わってる

イブン  見た目山賊ルックで、触ると元の服装・・・とか?

GM  見た目山賊ルックで、触っても山賊ルックだよ〜。

GM  山賊「ああ、そんなこそこそ通路の端っこ歩かなくていいよ。そう、もっと堂々と歩いて」そう言いながら、彼は通路を歩いてます。

イブン  「・・・ああ」普通に牢の入り口を目指そう

GM  で、むこうから他の山賊さんが歩いてくる。……そうだな、その山賊には見覚えがある。君を捕まえた男の一人だ。

イブン  見ていよう

GM  一緒にいる山賊「よぉ!お疲れ!んなに急いでどーしたよ?」

ユトル  プレイヤーはともかく、キャラクターのイブンにノリは求めるのは無理があるな(笑)

GM  やってきた山賊「あ?テメェら何油売ってるんだ!?ジェスタの奴らが攻めてきたんだぜ!しらねぇのか!?」

GM  一緒にいる山賊「え!?マジか!?」大げさに驚いてる

GM  やってきた山賊「ああ!俺は今から例の仕掛けんとこに行く!お前らは急いでかしらの援護に向かえ!」……と言って通り過ぎていきました。

GM  山賊「うん。今の君の行動、正解。黙っていてくれたおかげでうまくやり過ごせたよ」といってまた歩き出す。そろそろ到着しそうだよ。

イブン  「・・・・二人を助けたら、あいつを追うぞ」

GM  山賊「ん?さっきの奴を?どうして?ほっといてもいいんじゃない?後はジェスタ戦士団が何とかしてくれるとおもうけど?」

イブン  「仕掛けを作動させれば、戦士団でもどうなるか分からん」って、どんな仕掛けかも聞いてないんだけどねー(笑)

GM  山賊「仕掛け?……そうかそう言えばこの砦って悪魔戦争期の……」考え込んでる。

イブン  牢のドアの周囲に人は居る?誰もいなくて、近付く気配もないなら、そのまま入ろうとするけど




反撃開始!




GM  牢の近くに人気は無し。では扉がバーンと開いて……お二人さん、山賊が二人入ってきたぞ

ユトル  始終見ておったから驚きはせんが…「お主、レクサールか?」

GM  山賊「うーん……のーこめんと。驚かないところを貴方は見るとずっと見てたのかな?さすがウィザード」

カイ  「むう、敵襲か!出会えー出会えー!」じたばた

イブン  「静かにしろ、カイ」といって・・・檻は開いてないんだっけ?

カイ  「っ!なぜ俺の名を……しまった、俺はいつのまにか盗賊携帯必需品「こいつには気を付けろ!」に載ってしまっていたのか。く、一生の不覚」がくり

GM  驚いてるカイの方を見て……「おっと、失礼」指をパチン。というわけで、山賊一人の姿が消えて代わりにイブンが現れた

カイ  「おお、イブン。お前一体どこから現れた!?」

ユトル  煽てるな、身の毛がよだつわ(レクスの目の前で色を取り戻した<ヴァルトニ>がすーっと飛んでいってユトルの眼帯の隙間から潜り込む)

イブン  義眼きゅぽっ そっちの方が、身の毛がよだつ光景だ。

GM  山賊「へぇ……そんなものを仕掛けてたのか。うん、よくできてる。気がつかなかったよ」<ヴァルトニ>を見た。

ユトル  イブンサフ、すまんが取り敢えず解いてくれ。(首を回して、腰を後ろ手に叩く)やれやれ、酷い目に遭ったわい。

GM  山賊「はい、ちょっと失礼」手際よく二人のロープを解こう。

カイ  「……お前、さてはいい奴だな?」山賊を見て。

GM  山賊「君は飲み込みが早くて助かる(笑)」カイのロープも解けました

カイ  「そうか、そうなのか。いや、疑って済まなかった。あっはっは」背中をバシバシ叩く(笑)

ユトル  ところで<イェーカー>を持っているのか?

GM  山賊「<イェーカー>……?何のことだい?」

ユトル  儂の杖じゃよ。

GM  山賊「……とりあえず君たちの装備は一通り持ってきたつもりだけど」腕を振るうとメイスやら杖やらパワーストーンやらがごろごろと。

ユトル  ふむ、助かった。

カイ  では武装を固めよう。

イブン  「・・・実は、ジェスタの戦士団が近くに来ているらしい」二人にそのほか、かくかくしかじかと、武器を手に取る二人に説明を。

カイ  「ということは隊長が来ているのか。はやく援護に回らないと」

イブン  「まあ待て。仕掛けがどんなものか、分かるか?」カイを制して、ユトルに聞こう

カイ  「なぜ俺に聞かないっ!?……いや、俺に聞かなくて正解なんだけどな(笑)

ユトル  カイに「年の功だ……正門に魔法《集団誘眠》の強化版のような装置がある。儂らはそれにかかったのじゃ」(イェーカーでこんこんと床を突く)。

GM  山賊「へぇ……この砦、そんな大掛かりな装置が生きてるの……ってまずいね、それ」顔色が変わりますね。

ユトル  じゃが、それ一つとも思えん。内側からの助けが要るじゃろうな…無論、それは儂らにしかできん。 (後ろ手にドアを閉めて)手早く作戦を立てるとするか。

イブン  「砦内に人が残っているか、分かるか?」

カイ  「さすがにわからんな。今のいままで捕まっていたから」 ……そういえばオッチャンが全部見てるんだった。

ユトル  確か6人がおったかな。しかし今にも続々と戻ってきておるじゃろう。GM、儂は<鋼壁>を知っておるかな? それ以外のジェスタ神官でもよいが。

GM  鋼壁の名声は二分の一で知ってますぞ。山賊「……失敗したなー。こんなことなら余計な情報与えるんじゃなかったな」あたまをぽりぽり

ユトル  (ガチャリ)「行け」<ヴァルトニ>を浮かせて飛ばし、また扉を閉める。名声ではなく、本人に会ったことがあるかどうかじゃ。

GM  あったことはないんじゃないかな?カイは当然あったことあるだろうけど

イブン  作戦その1、ヴァルトニに外を見回らせて、PTで砦内探索。作戦その2、ヴァルトニに砦内を探索させて、さっきの山賊を追う。

ユトル  <ヴァルトニ>に砦内を偵察させつつ)噂のドワーフには会ったことがないな。ジェスタ神官に一人くらい知り合いはおらんかな?。

カイ  俺は会ったことあるよ。今回のガヤン討伐隊入りも隊長からの誘いだったし

ユトル  要するに、知り合いさえいれば《思考転送》で仕掛けのことを伝えてしまえば手っ取り早いのじゃ。見識のない相手では−4のペナルティがかかる。しかも儂には今、ほとんど体力がない。

イブン  じゃあ、作戦その1・2発展案。砦内を一掃して、思考転送で戦士団に知らせる。小競り合いで山賊が砦に戻ってきたら仕掛けを作動させる。そこを挟撃。

GM  山賊「ちょっといいかな?……まず情報1。山賊とジェスタ戦士団の戦力比なんだけど。正面からの勝負ならジェスタに敗北はない、と僕は見ている」人差し指を立てる

カイ  「そりゃ我等がジェスタ神官だからな。日ごろから鍛錬は怠っていない」とりあえず威張る

GM  山賊「ただ、大掛かりな仕掛けがあるって話……これが発動すると勝敗はちょっとわからない」

イブン  「うむ・・・仕掛けが勝ち負けを決するな」

GM  山賊「で、二つ目の情報。僕は職業柄この手の遺跡に詳しいんだけれど……大掛かりな仕掛けを使うにはかなりのマナを消費する」

ユトル  …すまんが、少し休憩させてもらう(胡坐で座り込んで《呼吸法》)。<ヴァルトニ>によると山賊は外で戦っておるかな?それとも篭城の気があるかな?後、もう朝になっておるのか?

GM  山賊「……発動させるための動力装置は遺跡の奥に、発動装置とは別で確保されてることが多い」今のところ砦の中に人の気配はないね、皆外に出払ってるんじゃないかな。

イブン  「・・・つまり、動力を断てば、仕掛けは動作しないんだな?」

GM  山賊「そゆこと……更に言うと、この手の砦の類ってのは造りが共通してることが多くてね」時刻は明け方だよ。空が白み始めている。

イブン  「間取りは分かったも同然、か・・・」

GM  山賊「たぶん……僕は君たちをそこに案内できる……君らは今回の事に関して巻き込まれたようなものだし、責任はまったくない。僕の目から見れば逃げるのが当然……だと思うんだけど」といって三人の顔をうかがおう。

カイ  「ふむ、じゃあその装置をはやいところ破壊しようぜ」

イブン  「・・・早く帰って、シュナを安心させないとならんのでな」

ユトル  (立ち上がろう)巻き込んだ人間に言われたくはない<鋼壁>に《思考転送》。コロコロ。うむ、流石に2キロ以内にはおるじゃろうな。

GM  たぶん届いたんじゃないかな?

ユトル  『突然ですまんが儂の名はユトル・バイカン、カイの友じゃ。現在仲間四人で砦内に潜入しておる。ここには集団迎撃用の悪魔戦争期の仕掛けがあるため、これからその動力源を断ちにいく。迂闊に攻め入るとお主らでも全滅するぞ。敵の戦力はこれこれこの程度』1分ならこんなところか。

GM  山賊「……ほんと、お人よしだねぇ。君たちって……怪しげな旅人ひろうし、責任もないのに戦士団に協力するし」苦笑い

カイ  「隊長をはじめ、ほかのジェスタ神官が戦っているうえに、イブンだってやられたんだぞ?このまま引き下がるわけにはいかないね」

GM  山賊「……ま、そんな君らだから。僕も見捨てられなかったわけだけど、ね」にこやかに微笑もう。

イブン  「・・・自分を「良い人」と言い切る人間に言われたくはないな」

GM  山賊「はははっ、気にしない気にしない。じゃあ、行ってみようか……悪いけど、一箇所に固まってもらえるかな?」

イブン  「それとな。逃げ帰ったとなれば・・・恐ろしい人がたいそう怒るのでな」(声の端が震えている)っと、ナイフも返してもらったんだよね?

GM  山賊「そういえば、そうだったね(笑)……うん、準備完了。そう、そこそこ……転移する空間範囲を広げてもいいけど。今はちょっとエネルギーが足りなくってね……」

カイ  「あいにくと、止まる、とか振りかえる、ってことを知らないんだ。走ることしか脳がないんだよ、あっはっは」

ユトル  む?怪訝な表情で身を寄せるとしよう。ル○ンでド○えもんかこいつ(笑)ちなみに今までで何分休憩できたかな?

GM  コロコロ。疲労を四点回復していいぞ。

ユトル  では行くぞ。<ヴァルトニ>は正門辺りに置いてゆくとしよう。

GM  山賊「座標の指定は……こんなもんかな?」山賊は腕輪をいじっております。

カイ  近寄ろう。「今度はどんな手品だ?」

イブン  ・・・ん?

GM  山賊「じゃあ、いってらっしゃい……跳ね馬よ!踊れ!」君たちの視界がぼやけます。全員、生命力で判定だ。失敗すると転移による朦朧となる




魔法装置の動力を断て!




ユトル  覚えのあるパターンだ、もう驚かない(笑)成功。儂には身体感覚があるしの。

カイ  余裕で成功。今日はダイスの調子がいいな(笑)

イブン  ネットトラップのほうが、効いた模様

GM  ユトルには馴染のある感覚だったみたいだね……え?うわ、全員成功してるの?……おもしろくな〜。……あ、そうそう、ユトルさん。知力判定もしておこうか。

ユトル  奴は一体何処の諜報員なんじゃろうな。まぁ、どうでもよいが。成功度5。

GM  じゃあ、はっきりとわかる。先ほど使用された魔法は他者転移に非常に良く似ている。しかし、他者転移が一つの固体を転移させるのに対し、今の魔法は指定範囲内に存在するもの全てを転移させたようだ。

ユトル  《他者転移》は上位の魔法、その上にコストも莫大じゃ。こう気軽に使われるとウィザードの面目も何も在ったものではないわい(ぶつぶつ)

GM  現在存在するものじゃない。おそらくは腕輪にこめられた、遺失の魔法《空間転移》とでも呼ぶのがふさわしいかもしれない。

ユトル  で、周りの景色はどうなっておるかな?

GM  『……侵入者発見、侵入者発見』

ユトル  むぅ、いきなりか…(<イェーカー>を構えて警戒)

GM  周囲はつるりとした石畳が敷き詰められている。天井全体がほのかに光っており部屋の様子はよくわかる。

イブン  「・・・」両方抜いて、周囲警戒。

GM  『……分析完了。登録者に該当無し』部屋の中央には透明がかった黒い球体が浮かんでおり、その前には石のゴーレムが身構えている。

カイ  「うし、近接戦闘はまかせな。文字通り、盾となって守ってやるからよ」盾とメイスを準備します。

GM  『……排除します』ズシン、ズシン……。と言うわけで戦闘だ。朦朧状態の奴がいたら攻撃してやる予定だったのになぁ(笑)

ユトル  さて、魔法はどうするかな。硬そうじゃが攻撃に不安はあるまい、《盾》に集中。

カイ  「うしっ、突撃ぃ!」はて、全力攻撃をしていいものだろうか……ま、ここは様子見で普通にアタックだ。戦闘の基本はジャブだからな。

GM  ゴーレムの姿は甲冑を着込んだ人間のように見えるが……腕の部分概要に太かったり、頭部に当たる部分が小さかったりと、部分部分で人型を外れている

イブン  同じく、二刀攻撃。ゴーレムは何してくる?

GM  ゴーレム、君たちに向かって突撃してくる『キュィィィィィン』そして、両手を振り上げているぞ

カイ  キュィィンってドリルかよ!?

GM  いんや、ドリルではなくローラーダッシュだ(笑)←古い?

ユトル  つまりキャタピラかな?……ぬ、二回攻撃か。

GM  ではイブン、カイが同時に行動した後、ゴーレムが動く。戦闘開始距離は、非接敵の三メートルだ。先に行動しておくれ。

カイ  相手が近付くの待ったほうがいいかい?オッチャン

ユトル  『踏み出して待機』で良いじゃろう。SWと違って、待機後に敵が近づいてくれればそのターンで攻撃できる。

GM  移動して攻撃……は命中にー5の修正がある。しかも目標値の上限は9だ。待つなら……ターンの最後に行動かな。

カイ  む、そこまで不利なボーナスが来るのなら「踏み出して待機」とやらを実行。近付いてきたところを殴る。

イブン  カイ、さっき言ってたじゃない?「止まる、とか振りかえる、ってことを知らないんだ」って

カイ  だから指示されないと突っ込む(笑)オッチャンが魔法を使うのにどのくらいがいい?(治癒魔法かけてもらう気満々)

ユトル  3メートル以内じゃから気にせずに前に出ればよい。お主らが踏み出すなら、儂も『踏み出して集中』するでな。ただし、踏み出せるのは1歩だけじゃ。それ以上じゃと移動になる。

カイ  じゃあ、一歩踏み出して反撃にそなえるとしよう。

イブン  えーっと・・・その場で待機して、行動遅らせて、踏み出し攻撃ってOK?

GM  おっけいだよ。ただし、その場合。ターンの終了まではカイが一人突出する形になる、と

イブン  大振りまぐれ当たりが怖いんだよ、イブンは・・・

カイ  いいよ。っていうか、イブンが攻撃受けたら洒落にならんし(笑)

GM  さて、ゴーレムが動く『キュイィィィィィン』接敵&アタック。なんだけど、君たちが1m距離をつめたから今の間隔は2m。こっちは1m出るだけでこっちは武器が届くな。一歩前進、腕がフレイルのように伸びて、突出してるカイを二回攻撃するぞ。13と10で二回とも命中しかけていますな。

イブン  げ。到達2〜?

カイ  止め→避けの順番で15、9っと。両方成功してる。「おっとっと、さっきまで転がされてたからまだ調子が戻ってないな」ガツンヒョイ

GM  ちなみに……あたるとかなり痛そうだよ2D+3点くらい(笑)

ユトル  それは死ぬ(笑)得にイブンが食らえば即死のような気がする(哀しき口笛)

イブン  ・・・・・。

GM  ちなみにフレイル扱いなのでペナルティもあり、とフレイルは……。

ユトル  受けが−4。止めが−2だね。

カイ  ん、じゃあ止めは失敗してるよ。あっはっは……ぶるぁぁぁ!?

ユトル  下手をすると全滅するではないか。むぅ…作戦を間違えたかもしれんな。

GM  では7点のダメージ。よかったね。ダメージ少なくって

カイ  一点抜けた。「まだまだぁ!さあ、お返しだ!」反撃ーの前にメイスを準備(笑) ……1、1、1!クリティカルで準備に成功(爆涙)攻撃は普通に当たりそう

ユトル  (彼方から準備の達人の叫び)『なんという華麗な準備…!これは歴史に残るっ』

GM  こっちは避けしかないんだよな〜。…イブンもふっといてね。

イブン  この場合、2歩移動しないと届かないから、移動攻撃?……両方命中

GM  では順番に〜7、6、8

カイ  なんだよ、そのいい出目は……

GM  おんや?カイの一撃、イブンの連撃、全部避けたぞ(笑)ゴーレム『シュィィィィン』華麗に回避

イブン  「・・・・見た目に反して素早いな」

カイ  「げ、ゴーレムのくせになんて素早いんだ……ゴーレムってよくわからんけど」

GM  では次のターン、まずユトルの《盾》が発動。続いてカイとイブン行動どうぞ。このターンから距離は考えなくて良し。

ユトル  …いかん、ここで勿体ぶるとイブンサフが死ぬ。回復のことは後で考えるとしよう。体力9点消費の《盾》、受動防御+5。パワーストーン(以下PS)から2点消費。……うむ、成功。

カイ  準備して攻撃。攻撃は回避しないと危ないことが判明したしね。……攻撃は命中しかけ。

GM  ごすっ!メイスがボディに食い込んだ。回避失敗。

カイ  「さっきのおかえしじゃい!」10点!ほぼ期待値のダメージをプレゼント!

イブン  相手の横に1歩回りこんで攻撃。先に命中まとめて……両方当たり。

GM  両方もらった(笑)ちなみに防御点は5点だよ。切り刺しは修正されない。

イブン  じゃ、左7点。右9点。計6点通ったね。

ユトル  よいかイブンサフ、攻撃されたときは避けるのじゃぞ。受けようなどと馬鹿なことは考えるな(笑)フェイントソードがへし折られる。



刀剣類で重たい武器の攻撃を受け止めると、折れることがあるのです。



GM  ちくちくきてるな……今のダメージは5点、4点、2点……あれもう10点超えたぞ。

ユトル  しかし生命点が分からんことには先が見えんな。

GM  ゴーレムの行動は……『マナを感知、優先的に排除します』……腕が更に伸びる。片手はユトル。もう一方は奇数はカイ、偶数イブン……コロコロ、3。更にコロコロっと、ユトルとカイに一回ずつ命中しかけてる。

カイ  ぐ、おっちゃんに来たか……一番危惧していたことが現実となりつつある(汗)俺は一応止めのほうが確率高いから、止める……コロコロ、今度はガッツリ止めた。

ユトル  儂は《瞬間回避》じゃ。……うむ、交わした。朦朧ともしておらん。さて行動じゃが……もう儂は生命点を費やして《大治癒》に集中&(回復orキャンセル)するしかないのぅ。

GM  ちっ・・・面白くないな。回避されて朦朧もせずか

ユトル  しかし、問題は一つある。《瞬間回避》も当然体力を使うのじゃ(笑)生命点−2。血を吐きながら避わしておるよ(笑)

イブン  ・・・・ダメージ+2の全力二刀攻撃でもしようか?速攻で決める。

カイ  それとも俺がオッチャンの盾になろうか?できるかどうかわからないけど。もしくは、俺もダメージ+2の全力攻撃(笑)

イブン  盾は無理じゃないかな。距離2以上あれば、カイを「通して」ユトルに届くと思う。

ユトル  分からん。片手分は必ず儂が攻撃されるのか、それともさっき魔法を使ったから一回だけなのか。

イブン  魔法反応じゃないと、この後がつらいねぇ。

カイ  一旦認識したんだから、今後も攻撃してくるんじゃないかな?……普通に考えたら手は真っ直ぐしか伸びないから、おっちゃんの真正面に入ってれば大丈夫かと思うんだが。

ユトル  GMのイメージからして、アームがグニャグニャ伸びておるんじゃなかろうか(笑)それと《瞬間回避》で瞬間移動しておるから、儂はゴーレムからは遠ざかっておるよ。

イブン  ルール上、届く・・・敵キャラ越しだと−4のペナルティで。

カイ  遠ざかってるなら、ここで攻撃して止めるか。これ以上腕が伸びないことを期待して(笑)

ユトル  《瞬間回避》でどの程度離れたか判定せねばならんな。取り合えず横か後ろか。3ヘクスよりワープすることはない。

カイ  やはり根限り殴りつづけるしかないのか。ところで、レクスこといい山賊は何をしているのだろうか(笑)

イブン  腕を狙い打って、無力化して、背後の球を攻撃するとかね。

GM  背後の球、ね(笑)

イブン  そう、球を攻撃

GM  さて、そろそろ戦闘続行かな?どう行動するの?ほんとに全力攻撃する?もろに当たるとけっこう痛いと思うぞ〜?

カイ  どうしようかなぁ。さっさと片付けたほうがいいんだけど、くらったときのダメージが怖いんだよな 。俺は一撃ならマックスダメージくらっても大丈夫だけど、イブンは……(笑)

GM  ちなみに球を攻撃するなら……二人とも1ターンに5、6mも移動できるわけだし……いいや、普通に移動攻撃で攻撃できる。ではお二人さん行動しておくれ。

カイ  じゃ、準備して攻撃。準備攻撃、両方とも成功。

イブン  今回はまだ普通に二刀攻撃を。ちなみに、ゴーレム、見た感じどれくらい欠けた?こっちも。右、左ーともに命中しかけてる。

GM  4分の一くらいかけてる(笑)カイの攻撃、イブンの攻撃、一回ずつ命中。

カイ  ダメージ7点。ああ、ダメだ。ダメージが出ない。

イブン  4点の切り、カッキーン

GM  ゴーレム『敵戦力情報修正、攻撃優先順位シフト』きゅいん、きゅいん。というわけで、イブンは今後無視だ(爆)毎ターン、カイとユトルに一発ずつとぶ……って、ユトル爺さんが目の前にいないな(笑)

ユトル  儂は《瞬間回避》でワープしておるから、ゴーレムから相当後ろにおるぞ?

GM  ……エンゲージはずれたならイブンでいいや。ただし、距離が離れた分魔法にも修正が出ること忘れないでね〜

カイ  盾で止める。ガツーン。

イブン  避け、成功。

GM  そうそう、そろそろ知力で判定しておこうか。三人とも知力でサイコロ振っておくれ。修正はなし。

カイ  余裕で失敗。はっはっは……。

イブン  コロコロ、9。ギリ成功。

ユトル  知力判定の成功度7。

GM  じゃあ、イブンの耳には聞こえた。先ほどからゴーレムに指示を出している声、あれは黒い球体が発生源だ。ユトルにも同じことがわかった。

ユトル  球が怪しいのは最初から分かっておったが、それ以上に儂の前から盾がなくなることが怖い(笑)……行動は奴の射程距離を見計らってぎりぎりまで前に出る。後はイブンサフに《大治癒》をキャンセル前提で。一歩踏み出して集中じゃ。

GM  今さっき《瞬間回避》で三メートル離れた、彼らが前に出てる分も考えると4メートル距離がある(笑)

ユトル  ぬぅ、血を吐きながらの《大治癒》ではしくじるかもしれんな(汗)

GM  では次のターンだ。カイの行動だけれど……彼は普通に攻撃だろうなぁ、たぶん。

カイ  なんかオッチャンがやばそうだけど、気にせず攻撃すればいいんだね(笑)

イブン  こっちも変更なし。右左、ワンツー!当たってるなら、6点と7点。

GM  カイの一撃は避けた……が、イブンのは両方もらった。ちくちくきてるなぁ。……『機体小破、機体小破、自己修復機能を作動します』ゴーレムの甲冑の隙間から細い作業用の腕が飛び出て……コロコロ、4点ほど修理してしまいました。更に攻撃が……ユトルがいなくなったのでイブンとカイに一撃ずつ。両方命中〜。

カイ  なんて便利な機能持ちなんだ、この野郎。

ユトル  GMが遠回しに『球体を優先して攻撃しろ』と言っておるぞ(笑)

カイ  盾止め成功。むう、俺がここを引き受けてもいいが、腕を伸ばしてイブンやオッチャンを攻撃しそうなんだよな。

イブン  避けた。球体攻撃か、よしきた任せろ。

ユトル  見事じゃ二人とも!

カイ  ま、いいか。「イブン、ここは俺にまかせて、あの丸っこいのぶち壊してきな!」

イブン  「・・・任せたぞ」

GM  カイはゴーレムに攻撃、イブンは球体に移動攻撃?ユトルは?

ユトル  《覚醒》に集中しておこう。イブンサフにな……回復している暇がないような気がするんじゃ(笑)

カイ  「お前の相手は俺だぞ!」 攻撃成功。

GM  回避成功。ゴーレム『シュィィィィン』妙に高機動だな(笑)

カイ  く、屈辱……。

イブン  マローダーじゃなくて、フェニックスということかっ(謎)

ユトル  本当に謎だ(笑)



分からない人はバトルテックを調べてみましょう。

例によって、プレイヤーの年が……(以下略)



GM  ではイブンが移動攻撃、黒い球まで移動してペナルティー5、球自体小さいので更にー2当たるか?

ユトル  ぬぬ、フェイントソードがあるだけ、イブンサフがゴーレム相手の方が正解だったか…。

イブン  ワンツーワンツー!10と10、おっしいー両方1足りん

カイ  う、ニ撃あるから片方は当たると思ったんだけど、サイコロ神はきまぐれだ(がくり)

GM  どっちも外れ〜!一撃で沈めれなかったか……やばいなぁ〜。『緊急事態発生、緊急事態発生、殲滅戦形態にシフト。敵固体Aを早急に排除せよ』というわけで……二発ともイブンに。……コロコロ、おしいっ!後一点でクリティカルだったのになぁ(笑)

カイ  おしくない、おしくない(笑)

ユトル  案ずるな、《盾》の+5がある。戦闘即応(反射神経)があって身軽なお主ならかわせる(はず)。……球の防御機構に興味があるな。息を切らせながら見つめていよう。

イブン  よし、成功だ。

GM  がつぅん。床をたたいた。ちなみに次のターンから全力攻撃に移行するから、球にへばり付いてる不埒な奴に三回攻撃が飛ぶぞ〜。

カイ  腕に組み付いて、攻撃を減らせないかな?

イブン  体力的に、負けるだろうな。

カイ  そうか、そして吹っ飛ぶ俺がイブンを攻撃することになるのか(笑)

ユトル  もうカイも球を攻撃してもよいかもしれんぞ。何しろ奴は緊急体制じゃ(笑)

カイ  じゃあ、ゴーレムに全力攻撃ダメージ+2。球体はイブンにまかせた。普通に攻撃すれば、球体はこのターンで破壊できるはず。

GM  当たればね(笑)で、宣言どうりゴーレムは全力攻撃だ!目標はイブンだね。

ユトル  (舌打ち)遠すぎるのぅ…かと言って移動する体力もない。儂はまたイブンサフへの《覚醒》に集中じゃ。

GM  さあゴーレムをどつきたまえ。背中向けてるぞ。

カイ  「お前の相手は……俺だろうが!」全力攻撃……命中して……わははは、しかもダメージもでかいぞ(笑)13点!



一般的な人間の生命力は10。

13点というダメージは一撃でそれを気絶に追い込むほどの一撃である。



GM  『機体軽破、機体軽破、自己修復機能発動』

イブン  実はまだ、宣言してないんだけど・・・俺 「・・・・これで終わらせる!」と、全力+1回攻撃・・・のつもりだったんだが。

ユトル  これ、死ぬ気かイブンサフ(笑)

イブン  しょうがないね、普通に二刀攻撃。コロコロ……ぇー?

カイ  一刀ファンブルしてる気がするのですが(汗)

ユトル  フェイントソードが16レベルある、出目17はファンブルではない。



通常、判定の時には17、18はファンブルで、16が自動的失敗(ファンブルではないけれど失敗)

けれど、技能が16に達している場合には、18のみファンブルで、17が自動的失敗となる。



GM  片方命中!たまのHP教えようか?5点だ(笑)当然、防御点もあるぞ〜。こっちは4点。更に言えば受動防御もある(笑)クリティカルのみの回避だが。

イブン  とりあえず、避け・・・られるのか?球

GM  コロコロ、イブンの剣が球に食い込んだ!後はダメージしだい!決まらないと三連撃がくるぞ。

イブン  まあ、ダメージを・・・6点。

GM  まだ壊れないね。……というわけで、ガツン、ガツン、ガツン。全部命中。

イブン  回避回避回避ー、全弾回避

ユトル  フフフ、《盾》に全力を費やしたのは正解じゃったか。

カイ  あー、やはり俺も突撃したほうがよかったのか?

GM  ちっ……イブンなら一撃でも当たれば沈むのになぁ(笑)ほっとしたような残念なような。次のターンですね。

イブン  今度こそ、全力攻撃+1回攻撃!

カイ  俺も全力攻撃ダメージ+2をゴーレムに。

GM  ……了解(笑)

ユトル  イブン、本気〜?(笑)

イブン  あるセリフを言いたいが為、本気。

ユトル  しかし…魔術師って電池切れるとすることないな。滅多にしないから今日初めて実感してる(笑)

カイ  「どぉりゃあ!」コロコロ……く、そう簡単にクリティカルしてくれないか。10点ダメージ!

ユトル  ダメージが足りんな。力押しで勝てる相手ならカイに《怪力》で体力+4しても良かったんじゃが。メイスも準備不要になるしの。

GM  十分効いてる『機体中破、機体中破、自己修復機能発動』さてイブン。今回決め損ねると死ぬ、冗談抜きで(笑)

イブン  まかせろ片逆手に持ち替えて、右9左15右4ー!命中、命中、クリットー!

ユトル  うむ、クリティカルじゃ!(笑)

カイ  おお、ついに(笑)

GM  うわ……クリティカルが入ってるぅ。えーっと、もはや無意味っぽいけれど……コロコロ、全部命中、クリティカル効果も先に決めとく?

イブン  ……生命力判定、失敗は朦朧・・・・意味無ぇ・・・

ユトル  惜しいな、出目6なら2倍のところじゃ。

イブン  気を取り直して、ダメージ。5点、6点、9点〜!

ユトル  これが母体ならゴーレムも機能停止するじゃろ。生命力がいくらあるかは知らん(笑)

GM  ゴーレムの腕が伸縮し、唸りを上げて襲い掛かる。その攻撃は三首の竜の如し、たとえ一撃でも決まれば人間の肉体など破壊できるだけの破壊力を秘めている!

イブン  「・・・・・・奥義・回転剣舞三連!」これまでに通った合計は7点。壊したか?

GM  しかし、その攻撃が届くよりも先にイブンサフの剣が黒い球体を断ち割っていた。黒い球体は砕け散り、ゴーレムはその場にひざを突く。




戦いの終わり


ユトル  (ふぅ、と息を抜いて杖に寄りかかる)…流石じゃイブンサフ。

カイ  「やれやれ……もうちょっと早く壊して欲しかったね」イブンに近付きつつ。

イブン  「・・・切れるものか迷いがあってな」鞘に収めつつ。

GM  そして、部屋を照らしていた明かりが不意に消えてしまう。周囲は静まり返るのだった。真っ暗で何も見えません(笑)さて、何か行動する?

カイ  かけてもらった暗視が聞かないくらい暗い?(笑)

ユトル  《暗視》はとけておるよ。一度、仕掛けにはまって気絶したからのぅ。

カイ  「うお、真っ暗じゃーん!」叫んで止まる。

ユトル  《呼吸法》で回復しているとしよう。イブンサフ、お主なら見えよう。状況を確認するのじゃ。

イブン  ・・・エルファって、闇視だっけ(汗)

ユトル  あれ、ただの暗視か。じゃあ本当に誰にも何も見えないな。

イブン  ・・・照明道具、誰ももって無いのか

GM  することがない、なら……時間がそのまま過ぎていくわけですが……?

ユトル  取り敢えず体力を回復するしかない(瞑想)。

カイ  一応一点ダメージ受けてるし、休んでるとしよう。

イブン  どうしよう・・・隠身でもしておくか?

GM  君たちが闇の中で身を休めていると……どたばたどたばた、騒々しい音か聞こえ始めます。

ユトル  (隻眼をじわりと開く)…む。

GM  そして、ばぁん!という音とともに扉が開け放たれた。レクス「諸君!無事か!辛かっただろう、苦しかっただろう!だがそれもこれで終わりだっ!」逆光になっているが……声はあの男だ。

ユトル  …元に戻りおったな。自分が何者かも知り得ぬ哀れな男よ(目を瞑って息を吐く)

GM  レクス「安心したまえ!この大英雄レクサールとジェスタ戦士団が見事山賊どもを駆逐し!君たちを救出に来たぞ!ひれ伏して感謝することを許すぞ!はーっはっはっは!」ふんぞり返ってる。

イブン  「・・・・・貴様は誰だ?」

GM  レクス「……酷い!せっかく捕まった君たちを助けるために救援を呼んできたのに!その冷たい一言はあまりといえばあまりじゃないか!」

カイ  「おー、安心した安心した。だからちょっとこっち来い」手招きします。

GM  レクス「何かね心の友よ?」すたすた

カイ  「とりあえず感動の挨拶だぁっ!!」メイスで力の限りぶん殴る(笑)

GM  レクス「のひょぉぉぉぉぉぉぉ!?」吹っ飛んでいきました(笑)

イブン  「無事でよかった・・・な!回転剣舞六連!」レシーブ!

GM  レクス「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」切り刻まれながら吹っ飛んでます。

カイ  「おっと、うまいトスだな。とどめだ……大回転すぱいくぅ!」全力(笑)

ユトル  ・・・むしろ、スマッシュじゃ?(爆笑)

カイ  「ふう……この手応え。たしかに英雄さんのようだな」満足気味につぶやく。

GM でだ。君たちが騒いでいると「……ここか。ユトル殿はおられるかな」全身鎧に身を包んだ巨漢のドワーフが現れるのだが。

カイ  隊長が来るなら、英雄さんで遊んだあとは直立してよう。

ユトル  お主がガッシュ殿かな(胡坐から起き上がる)。

GM  ガッシュ「お初にお目にかかる。ジェスタ神官のガッシュと申す」

ユトル  しわがれた手を伸ばして握手を求めよう。「儂がユトル・バイカンじゃ。今回は助けられた」

GM  ガッシュ「先ほどの助言、感謝する」がっちりと握り替えそうじゃないか。

ユトル  友情が芽生えた(笑)

GM  ガッシュ「あのような装置……我らといえど危うかった」

ユトル  山賊どもは駆逐できたかな? 仕掛けの動力源はこの通り破壊したところじゃ。イェーカーで球体の欠片をこつんと叩く。

GM  ガッシュ「ああ、あらかた相当することができた。残念ながら親玉は取り逃がしてしまったようだが……」

ユトル  あのアナスタシアとかいう巨女か…(顎に手を)不思議とまた会うような気がするな。まだ借りを返しきっておらん。

GM  ガッシュ「しかし、手足がなければたいしたことはできまい。略奪された品も無事確保することができた。事件は解決だ」

ユトル  (振り向く)レクサール、お主の探し物は見つかったか?(ゆっくりと視線を下げる)…生きておるか?(笑)

GM  レクス「おおっ!?そうだった!我が秘法は何処か!?」復活(笑)

カイ  「そうだ、その不死身ぶり……それでこそ俺の友だ」ちょっと涙ぐんでる(笑)

ユトル  さぁて、儂らは帰るとしようか。カイ、イブンサフ。ガッシュ殿。背を向けて歩き出そう。

GM  ……ちなみに倉庫にて、レクス「のあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?これは何かなこれは何かな!?こわれてるぅぅうううう」なにやら台座らしきものを抱えて錯乱しているレクスの姿が。

ユトル  何も聴こえんな…儂も歳かのぅ…(笑)

GM  レクス「宝玉が!宝玉がないぃぃぃぃぃ!?なぜ?なぜぇ!?なぜぇぇぇぇぇぇ!?」

カイ  「残念だったな。ま、次があるさ!」背中をバシバシたたく。

GM  ガッシュ「そう気を落とすな。ガヤンにでも届けておくといいだろう……」

GM  レクス「な、なぜそんなに冷静でいられるのかな君たちは!?世界の宝が失われるかもしれないというのに!ああ!コロサレル!本当に殺されるぅぅぅ……」ユトルは不意に思い出す。そういえば反応二つあったよなぁ……(笑)

ユトル  レクサールの奴、前回で“次をなくしていた”のではないじゃろうか(笑)……ふむ、《方向感知》してみるとしよう。成功度7。500キロ以内なら分かる(笑)

GM  もう一方の反応は……おやぁ?街の方にあるぞ〜?で、君たちはジェスタの戦士団に街まで送ってもらいました。ガッシュ「我らの役割は終わった。これから先はガヤンが調査する。……詳細は君たちにも伝えるように報告しておく」といって去っていきました。

ユトル  「感謝するよガッシュ殿。お主のような男気がこの街には必要なのじゃ(フフフ)」

カイ  「それじゃあ皆、お疲れ!」家に帰ろう。




冒険の終わり、そして新たな始まり




三人は無事に工房へと帰りました。

彼らをシュナが出迎えてくれます。



ユトル  「シュナ、これシュナ!」

GM  シュナ「おかえりなさ〜い、皆お疲れ様!」

ユトル  自分の椅子にどっかり腰掛けて、杖を脇に立てかける)うむ、難なく山賊どもは掃討してきたぞ。ところで朝餉はまだかな?

GM  シュナ「もっちろん!できてるよ、今もってくるからね」お盆にパンやらサラダやらのせてくる

ユトル  やれやれ、平穏とは斯くもあり難いものよ。

GM  レクス「……」←魂が抜けたように静かです(笑)

カイ  「元気出しなって!それじゃ殺される前に死んでるぞ?」

GM  シュナ「あ、そうそう。カイさん……今日なんだけどね」

カイ  「ん?なんだい、シュナちゃん」

GM  シュナ「うん、レンさんが遊びにくるって言ってたよ〜。新しく買った秘密兵器がどうのって言ってたけどぉ……」

カイ  「ふむ、あいつもそんな物に頼らなければ十分強いんだけどな。ま、相手してやるか。ちょっと庭借りるぞー」そして素振りを開始(笑)

GM  レン「たのもうっ!」……そして朝食を取る君たちの元へ突っ込んでくる少年が一人(笑)

ユトル  イブンサフと静かにパンを摘んでいる

GM  レン「ふっふっふ……ようやく見つけたぞカイ!よくも僕の挑戦をすっぽかしてくれたな!待ち続けること一昼夜……寒かったんだからな!風邪引いたらどうしてくれるんだよ!」

カイ  「あー、それについちゃ、済まなかったな。ちょいと拾い物をしてな」

ユトル  喧嘩なら外でするんじゃぞ。

カイ  「また何かビックリドッキリアイテムを手に入れたんだってな。お前もそんなのばかりじゃなくて、自分の体を鍛え続ければいつか隊長みたいになれるのに……」

GM  レン「うるさーい!とにかくこいつを食らいやがれ!」紫色の丸い球体を投げつけた。

カイ  ぐ、打ち返したい衝動を抑えて、キャッチしよう。

GM  レン「こいつは古代の超兵器で投げつけると爆発して、全てを粉々に!……粉々に……あれ?

カイ  キャッチした球体を見つつ「ふむ、なかなか面白いな。こいつでキャッチボールか?」

GM  レン「ならない……ねぇ……これは…くっ、店屋のおっさんめぇぇぇぇぇ。またかすを売りつけやがったか」

カイ 「今度はこっちが投げるぞ……おりゃあ!」全力投球(笑)

GM  レン「ちくしょー!今日はこのくらいにしといてやる!でも次はもっとまともなマジックアイテム準備してくるからな!覚悟しと……」びしっと指差して…ごすぅっと顔面に食らった(笑)

カイ  「む、ちょいと強すぎたか」球体を拾う。

GM  レン「きゅぅ……」←動かなくなりました。そして。

GM  レクス「ああああああああ!」←突如復活

ユトル  ふぅ…美味い飯じゃった(ナプキンで口元を拭く)

GM  レクス「私の宝玉ぅぅぅぅぅぅ!」彼が指差しているのはカイの持っている紫色の球体だったりする。

カイ  「?いや、これはレンの買ってきたガラクタだぞ?」

GM  レクス「おお!これぞシャストアの導きか!?神よ感謝します!ありがとう!ありがとう!私は世界に感謝するぅ!」

カイ  メイスで粉々にしようかと思うんだが(笑)

GM  さてユトルさん。カイの手に握られてる紫の球、とんでもない魔力を発しておりますぞ(笑)いちいち、魔力感知とかで集中しなくてもわかるくらい凄まじい。

ユトル  近寄っていって、カイから受け取ろう。

GM  レクス「よかった。ほんとーによかった……」

ユトル  地面に思い切り投げつけてやろうかという衝動に駆られたんじゃが(笑)……ふむ、魔法の種類は?邪悪なものかな?

GM  さてさてどうでしょう?……こいつの正体がなにであるか、それはまた次回の講釈で〜。ということで。第1話、れくさーる・らぷそでぃの終幕、終幕〜!



宝玉が戻ってきた。

『まさかねぇ……』

しかし、まったくもって予想外、誰がこんな事態を予想しえたか。

『あいつの台詞じゃないけれど……本当にシャストアの導きってやつ?』

<彼>は紫の宝玉を眺めながら思う。

『……この物語の主役は誰なのかな』

それは二振りの剣を携えたエルファの剣士か?

それとも頑丈な甲冑に身を包んだ青年なのか?

はたまた魔法の道を歩む隻眼の老人?

いずれにせよ。

『面白いことになりそうだ』





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