我侭娘の輪舞曲(ミリステア・ワルツ)
〜休日の優雅な過ごし方〜
第1楽章




「やーめたっ」

私はそう宣言し、ばさり、と書類を机の上に放り投げる。

「もう、やめ。今日のお仕事終わり〜……」

机の上に所狭しと並べられた書類の山。

住民からの苦情、役人達が立てた無茶な企画の類、えとせとら。

その全てに目を通すこと。

苦情に対し、必要であれば対策を立てること。

万が一、有益な企画があったりしたらハンコをついてゴーサインを出すこと。

朝から晩まで一日中その繰り返し。

それが私お仕事。

なのだが……。

「絶対この仕事、私にあってないって」

溜息をつきながらぼやいてみる。

もともと椅子に座ってじっとしているより、体を動かしている方が好きな質だし。

「ん〜……」

体を反らせ大きく伸びをする。

「ん・ん・ん〜……」

両手を組んで更に伸び……不意にバランスが崩れた。

「えっ、あ!?」

とっさに何かを掴もうと手を伸ばす。

が、手に触れたのは書類の束だった。

悲鳴を上げる暇も無い。

大きな音を立てて椅子がひっくり返り、執務室中に書類が散らばった。

……。





新たな来訪者




GM  というわけで第二話を開始したいと思います。

イブン  イェー ぱふぱふどんどん

GM  ではでは今回は、バイカン工房から物語は始まります。

ユトル  さて、今日はカイの突っ込みなしに奴を扱わねばならんか…(ちょっと遠い目)

GM  どこかの誰か「はーはっはっはっは・・・・」彼はいつもどおり元気です(笑)

イブン  あ、成長させて無い…裏で作業しよう



イブンサフは前回の教訓を生かし(笑)罠技能を取得した模様です。

一方、ユトルは新たな魔法を取得した模様。



GM  二人は今日もいつもどうり工房を切り盛りしてい……たいんだけれど、今日はというか、ここのところ毎日、というか。ともかく邪魔をする奴がいるんですな

ユトル  …ふぅ(手を止め)

GM  レクス「どーしてもダメかね!この未来の大英雄レクサール・アダフがこれほどまでに頭を下げてもダメというのか!」

イブン  「・・・・・・・・・・」邪魔者無視して店内の掃除をしようか

GM  机の上には紫の球体が転がっているわけですな

ユトル  レクサール、いつもそれには触るなと言うておるじゃろうが!(喝)

GM  レクス「これは私のものだというのにぃぃぃぃ!」地団太、地団太

ユトル  あぁ、いかん。お主は公園にでも行っていつものように子供相手に芝居の真似事でもしてこい。

GM  レクス「これほど美しく大きな宝玉がふさわしい人間が他にいるというのかねっ!?」

ユトル  とても"お主には"(そこだけ強く)扱えん代物じゃよ…まったく、仕事が進まん。相応しい相応しくないの問題ではないのじゃ。そういうものは妄りに触るべきではない。

GM  レクス「ぬぬぬ……そうだっ!わかった!わかったとも、君たちはわたしに対価を支払えといいたいわけだな!?」頭を振ってよろめいております(笑)

ユトル  もう相手にせずに仕事の続きを始める

GM  レクス「……まったくともに戦場を駆け抜けた友だというのに、ああ、何ということだ」天を仰いで涙し取るぞ(笑)

ユトル  戦場に友を置き去りにした、の間違いではないのか(ちらっと睨む)

GM  レクス「………きちんと救援を呼びに行ったじゃないか!どれだけ苦労したと思ってるんだね!」

イブン  「・・・・・・・・」パタパタと、埃たたきを振るってる

GM  レクス「あの夜道を!山賊どもの刃をかわしてかけぬける……そう!私だからこそできた行動というもの!」マントをばさばさ

ユトル  で、こいつの依頼って具体的には何?(笑)

GM  具体的にはその宝玉が何であるかの調査、ですな。魔法的なものであることは確かで、かなり桁違いの魔力を秘めている。ということしかわからないねぇ

イブン  それは、そっち方面の知識がまったく無い自分にはさっぱりだろうから、紫怪球など気にせずお仕事

GM  レクス「……で、具体的にはいかほど支払えばよいのかね?バイカン工房店主殿?」マントをバサッ

ユトル  (<イェーカー>を振りかざして、レクサールに向ける)100万ムーナ。というところかな。



ムーナ、というのがこの世界の貨幣単位である。

ちなみに貨幣価値は1ムーナ100円くらいだろうか?



GM  レクス「……ひゃくぅ!?」あごがかくーんと落ちてます

ユトル  まぁ、とんとんにしておいてやろう。それと今なら友情価格で50万ムーナに負けてやる。どうじゃ嬉しかろう。(また向き直って仕事)

GM  レクス「……ご、ごじゅう!?」やっぱり、あごがかくーんと落ちてます

ユトル  うぅむ、結局《魔法分析》は習得しておらんのじゃよな。第一、一回使うと体力8も消費するし(笑) あまり現実的じゃ呪文じゃない。

GM  となれば調査する気があるなら文献を当たってみるとかしか手がないかな?

ユトル  まあ、こういうキャンペーンなら取ってもいいかなとは思うけど。



《魔法分析》は文字通り、物品に付与された魔法の内容を分析する魔法である。

便利ではあるが、一回使用すると時間と体力をバカ食いするので多用はできない。



GM  レクス「……い、いいとも、それくらいのはした金耳を揃えて支払ってやろうではないか!そう、天才的演劇かたる私にはそのていど稼ぐことなど造作もない!覚悟してくれたまえ!」

ユトル  ほぅ、それは楽しみなことじゃ。前金は2割の10万ガメルじゃな。

GM  レクス「はっーはっはっは!」やけくそ気味に馬鹿笑いして去っていきました(笑)でまあ、そっちはそっちとして……。

GM  シュナ「ねぇねぇ……レクスさんとのお話そろそろ済んだ〜?」と言っております

イブン  「・・・みたいだな」手を止めて、耳栓を外そう

ユトル  話が終わるというよりは始まってもおらんかったな(よっこいしょと立ち上がる)。

GM  シュナ「お客さんがきてるみたいだよ?」

ユトル  シュナ、お客人をお通ししなさい。

GM  シュナ「はーい」というわけでバイカン工房に二人の客人が訪れるわけですな。

ユトル  椅子に座って待っていよう。割りと殿様商売だったりする。

GM  一方は若い男性、上等な仕立ての紳士服をまとった物静かな雰囲気の人。もう一人はフードつきのマントに身をくるみ、全身をすっぽり覆った小柄な人影です

ユトル  <ヴァルトニ>で視る。《霊気感知》、《隠匿感知》、《透明壁》。《発電》で常動だから消費も呪文詠唱もない。

GM  フードは……壁なのだろうか(笑)霊気は二人とも普通の人間だと思われる

ユトル  《透明壁》ならフードの中まで見えるよ。まぁ、布と肌の隙間が狭いと見にくいだろうけど。

GM  ん〜、影になってよくわからん、が女性のようだ

ユトル それは任せた(笑)特に操られてたりはしないかな?後、魔術師じゃと分かるぞ。

GM  二人ともウィザードじゃないね。フードの方から魔法の素質は感じるけれど

イブン  無反応で、客二人の様子を見るとはなしに観察

GM  ヒューイ「どうも始めましてバイカン殿、とイブン殿ですね?わたくしはヒューイ・レオルと申すものです」そういって男の方が一礼します

ユトル  これは初めまして(軽く頭を下げる)

イブン  黙礼を返しておこう

GM  ヒューイ「このたびはお二方にある依頼をしたい、と思い伺いました」

ユトル  イブンサフの名前までご存知となりますと、工房としての仕事ではないとお見受けしますが。

GM  ヒューイ「ご明察です。このイリスの街で有数の剣士であるイブンサフ殿と有数の魔術師であるユトル殿に依頼をしたいのです」そういって微笑もう

ユトル  そちらの方のお名前を伺ってもよろしいですかな?(小柄な方を見る)

GM  フードの人物「……」何か言おうとするけれどヒューイがさっと制する。

GM  ヒューイ「一週間、ある人物の護衛を依頼したいのですが……引き受けていただけませんか?」

ユトル  さて、実際その通りなんで照れる気も謙遜する気も起こらん(笑)それはもう少しお話して頂けないことには。取り敢えずお名前を、ご婦人。

GM  ヒューイ「報酬はお一人、これくらいでどうでしょうか?」と言って指を二本ほど立てる

ユトル  一週間で二千ムーナ…妥当か(正直ルナルに慣れてないから分からないけど)。

イブン  「有数」と言ってる割りに、「妥当」で買い叩かれてるぞ

GM  妥当ではなく、破格だよ(笑)

ユトル  あれ、そうなの?(笑)

イブン  ルナルの金銭感覚は分からないね

GM  武器とか装備品の値段見てみ(笑)ちなみに高品質な武器をかえるくらいの金額ですね〜。

ユトル  なるほど、庶民が一ヶ月で200ムーナの生活費だから、大金だね(笑) ←調べたらしい。

イブン  フェイントソード買い換えたら残り400・・・としか分からん

ユトル  ヒューイ・レオルという名前に心当たりはある?取り敢えず《地域知識》 おっと。4成功。

GM  有名だからわかるな。レオル商会、ザノン王国で有数の豪商レオル一族。そのイリス支店の店長が彼だ。このイリスの街では船を利用しての大掛かりな貿易を行っている。

イブン  気にするキャラでもないが、こっちには分からない、現時点ではw

GM  ヒューイ「依頼の内容は……ある人物がこのイリスの街を観光する一週間の間、護衛と街の案内をお願いしたいのです。別に何者かに狙われている、とかではなくあくまで保険として、なのですが。どうでしょうか」

ユトル  イブンサフの眼を見る。どうする?

イブン  ・・・断る理由も無いな

ユトル  「して、ある人物とは?このユトル・バイカン。依頼を受けると受けぬとに問わず口外はせんよ。名にかけて約束しよう」

GM  ヒューイ「ありていに言えば我が商会の後継者、になります。……という事情ですので、万が一のことがあっては困る。……本来なら神殿などに依頼するところなのですが」

ユトル  何か事情でも?

GM  ヒューイ「ご本人が大掛かりなことは嫌だ、と。そこでこのイリスの街に住む者で腕が立ち、尚且つ組織に所属しない人物を探したところお二人にたどり着いたわけです」

ユトル  はっはっは(大笑して)それは面白いですな。ではご当人に会わせていただければこの依頼、お受けしましょう。"組織"という単語に、ちらっとカイのことが脳裏を過ぎる。ここのところは忙しそうじゃったかな。

GM  ヒューイ「そうですか。それは良かった。商談成立ですね。お嬢様、もうよろしいですよ」といってフードの人物に声をかける

ユトル  どうも改めて初めまして、ユトルと呼んで下され(握手を求める)。この爺さん、名前が短すぎて愛称もへったくれもないな(笑)

GM  で、フードの人物がばさっ「ふ〜、暑くるしかったぁ……」

イブン  他にも気になるところはあったと思うが…今は別のことが気になってる

ユトル  年齢?(笑)

イブン  ふ・・・言わぬが花よ(爆)



身も蓋もないがイブンというキャラクターはロリコンである(爆)

本人に言わせると、全て未成年者に対する保護者的愛情を持ち合わせているそうだ。

ルール的にも「義務感・未成年」なのだが……。

なのだが、素直に認めたくないのはなぜだろう?(笑)



GM  ヒューイ「ご紹介します。ミリステアお嬢様です」

GM  ミリア「ミリアです。よろしくお願いしますね」と、行って二人ににっこり

ユトル  さて、ミリステア・ワルツの始まりか(笑)握手はしてくれないのかな?

GM  もちろん握り返しますよ。なお年齢は16,7といったところですな。容貌には15CPほど使ってますな。



彼女の容貌は「美人」である。

ちょっとした美少女コンテストくらいであれば、軽く優勝できるくらいの美貌の持ち主だったりする。



イブン  「・・・こちらこそ」軽く首だけで礼を返しておこう

GM  ヒューイ「では今から一週間、よろしくお願いします。……ではお嬢様、わたくしは失礼します」

ユトル  シュナと合わせて美少女姉妹みたいになったな(笑)

GM  ミリア「ありがと、ヒューイ。世話になったわね。じゃあ一週間後に」

イブン  おそらくだが。依頼料の2000には、お店への負担金も含まれてるのだろうな…

ユトル  まぁ、客なんて少ないからね。時間がなくなったら空き時間にやってた君の鎧の魔化を中断する(爆)

GM  ヒューイ「はい。失礼します」ではユトル爺さん、知力判定をしてもらおうかな

ユトル  4成功。

イブン  「・・・待て」ヒューイに声を掛けよう

GM  ヒューイ「はい、なにか?」

イブン  「一週間後に、とはどういう意味だ?」

GM  ヒューイ「お嬢様がこの街に滞在するのが一週間、ということですが」

イブン  「そうでは無い・・・滞在期間中はどこに寝泊りするのだ?彼女は」

ユトル  やっぱイブンには重要なことなのかな(爆)

イブン  というかな。場所によっては、宿にも護衛で付かなきゃならんのだぞ?

ユトル  高級旅館になんて行かせないよ(笑)



ユトルには「けちんぼ」の特徴がある。

金銭的出費は極力抑えるのが、彼なのだ。



GM  ミリア「えっと……宿はまだ手配していませんけど」

ユトル  そうそう。護衛をするからにはこの家に泊まっていただきますが、何かご不満はおありでしょうかな?

イブン  埃ひとつ無いよう、丹念に掃除してるぞ?

GM  ミリア「……別にありませんわ」工房を見渡して

ユトル  そしてこの家に、じゃな?

GM  で、さっきの知力判定の結果だけど。なんか一瞬、懐かしいものを感じた。以前にもミリアにあったことがあるような、ないような気がしたぞ。



実は彼女、ユトルと知り合いだったりする。

もっとも現時点でプレイヤーには、どうして知り合いなのか、は伏せてある。



ユトル  ……大きくなったものじゃ。で、恐らく様子を窺っていたであろうシュナを呼ぶ。

GM  シュナ「はーい、今お茶とお茶菓子……あれ?お話終わっちゃった?」ひょこっとでてこよう

ユトル  ミリステアさん、紹介しましょう。うちの弟子のシュナと申しますじゃ、何かとこの者がお世話させていただくことになるでしょう(頭を下げさせる)

イブン  「・・・・・・部屋を用意しないとな。後、閉店札も出さねば」シュナのほうを見ながら

GM  ミリア「シュナちゃん、か……よろしくね♪」

GM  シュナ「あ、はい。よろしくお願いします〜」

ユトル  ヒューイ殿、何かあれば貴方と"話す"ことがあるやもしれません。このことを心においてくだされ。《精神感応》のことね。



《精神感応》の魔法は予め対象に使用を宣言しておくことで、発動のペナルティを減らせるのだ。



イブン  っていうかね。ヒューイがどこにいるかこっちは知らんのだが。緊急連絡先は商会の方で構わんのだろうか

GM  ヒューイ「では改めてお嬢様のことをお願いします」今度こそヒューイは行ってしまいました。

ユトル  なに《精神感応》&《高速飛行》があるからどうとでもなるよ。

GM  ちなみに説明するのを忘れていたが、ちなみにミリアはショートヘアでスレンダーな体系で……

ユトル  スポーツマンタイプ?

GM  ミリア「……いったかな?お、行った行った……」通りの方をうかがってます

ユトル  ……んー何か監視用の魔法なかったかな…(笑)

GM  ミリア「さて、と。改めてよろしくねっ!」しゅたっと手を上げとります

イブン  「ああ。改めて、イブンだ。よろしくな」言って、飴を差し出そうw

GM  ミリア「でさ、さっそくで悪いんだけど。どこか買い物できるとこに案内してもらえないかな?この服動きにくいのよねー」スカートのすそをばたばたばた……てな感じの娘さんです(笑)

イブン 何故だろう・・・SWにしても、まともなお嬢様と言うものに出会えないのは(爆)

ユトル  はい、GMの趣味だと思います(笑)

イブン  なるほどな



ほっとけ(笑)



ユトル  そういうことはシュナの方が詳しいですな、お嬢さん(ちらっと見る)。何せ仕事は護衛と観光じゃからな。

GM  シュナ「えーっと……いいけど、どういったところ案内したら」困ってます

イブン  ≪地域知識≫も無いのに、観光案内。ユト爺、任せたぞー

ユトル  ないのか。取れよっ(笑)

GM  ミリア「あ、さっき護衛がどうのこうのって言ってたけど、別に気にしなくていいから。んなの必要ないし」手をぱたぱた

ユトル  魔法が使えるから?(少し笑う)

GM  ミリア「……へぇ!?さっすが魔術師!そゆこと判るんだ……へぇ」

ユトル  儂は魔術師の中でも少し変わっておりましてな…。まぁ、取り敢えずは出かけるとしよう(“Open”の札をひっくり返す)。

イブン  「・・・食事の材料や生活品の買い足しも必要だろう。まずは市場の辺りを案内するのはどうだ?」

ユトル  うむ、行きがけに女物の服などを売っている通りを使うとしよう。

GM  ミリア「そうねぇ……」指を顎に当てて考えております。というわけで、ここから先は全てはサイコロしだいだ(笑)




お嬢様はとっても気まぐれ




GM  サイコロを振ってもらいましょう。それで彼女の希望が決まりまーす。さあ2D6です。さあ、ふれ楽しいイベント盛りだくさんだ(笑)最初はどっちが振るのかなっと

イブン  案内は全て、ユトルに任せた(逃)

ユトル  10、うぅむ、初っ端から偏っておるな。

イブン  なんせ、キャラからして偏ってるからな

GM  えっと1日目の10以上……はミリア「ねぇねぇ、あなたって剣士なのよね?強いの?」お嬢様はイブンサフの剣に興味を持ったようです

イブン  「・・さあな。卑下するつもりは無いが、上には更に上がいるものだ」エプロンを外しながら、答えよう・・・・精神面もな。自分で言うのもなんだが(トホヒメ)

GM  ミリア「ねぇねぇ……良かったら剣舞とか見せてくんない?あたしの知り合いにも何人か強いひといるけど」

イブン  「剣舞なんて、大層な物は無い・・・・が、まあ、鍛錬を見たいなら止めはしない」

GM  ミリア「そんな剣ってはじめてみるのよね〜」

ユトル  明らかにCPの使い方が偏ってるから、ある意味150CPクラスの強さだよな…攻撃面は(笑) ところで、気のせいか、いつもの口調じゃが生気が漲っておるぞイブンサフ(笑)

イブン  それは気のせいだ。お嬢は少しばかり「ゾーン」をはみ出している(カエレ )

ユトル  ほんとに帰れっ(笑)

GM  とかやってると、またしても呼び鈴が『ちりんちりーん』本日三組目の来客です

ユトル  ん?

GM  シュナ「あ、ちょっと見てくるね……」すたすた。で……「わ、わわわ……お、おじいちゃ」シュナがあわてて戻ってきます

ユトル  どうした(ドアの方に向かう)

イブン  「・・・どうした」その様子に身構えよう

GM  シュナ「えとえと、その外にすごく怖い人が、でっかくて、剣持ってて、ぎょろ〜ってにらまれたの〜。ふ、ふぇぇぇぇ。怖かったよぅ……」半泣きでもどってきます

ユトル  ふむ…ドアを《透明壁》で透かしてみるが、一体誰がおるのか?ユトルは慰め係にあらず(笑)

イブン  怖いお客さん・・・非常に、ひっじょーに遺憾だが・・・原因に思い当たってしまった気がする

GM  ???「やれやれ失礼なクソガキじゃねぇか。人の顔見て逃げ出すなんざ…ぶつぶつ」

ユトル  誰?

GM  とってもごっつい体格のエルファが立ってますなぁ。鼻の辺りにずばぁっと切り裂かれたような傷跡があるのが特徴的だ

ユトル  段々見当はついてきたけど(遠い目)

イブン  「・・・客なら相手しなければな」シュナの頭をぽんぽんと、宥めるように叩こう

ユトル  ユトルは彼のこと、知らないんだよね?

GM  イブンが話してないなら知らない

ユトル  ふむ、エルファのようじゃが…(珍しく物怖じしてる)

イブン  「いらっしゃいませ・・・」エプロン片手に出迎えよう

GM  ???「……誰だテメェは?」一瞬だけその姿にぽかんとして

イブン  「・・・一店員・・・・・・だ」男の前に立って、答えよう

ユトル  …イブンと彼の対峙を見守ってよう(爽)

GM  カイゼル「やいコラその格好は何のジョークだ?あん?」米神に青筋がういてます(笑)

ユトル  知り合いかイブンサフ?(耳打ち)

イブン  あとでな・・・と、耳打ち返し

GM  あ、ユトルには何かものすごく嫌なオーラをそのエルファが放っているように感じられるぞ

ユトル  む?ダークエルファかっ(笑)←注意、そんなのいません

GM  ああ、そういう意味じゃない。君と相反するオーラを纏っているというか……ぶっちゃけ魔法耐性なんだが

ユトル  なるほど、儂とは正反対じゃな。ついでに言うと戦っても勝てそうにない(笑)



魔法耐性、取得していると魔法が効きにくい特徴である。



GM  カイゼル「……てんいん?修行は?」

イブン  「・・・これもその一環だが?・・・俺のことはいい。そっちこそなんの用だ?」

GM  ミリア「なになに〜?どしたの〜?」ひょこっと顔出して

ユトル  やれやれ、こんなときに。何か因縁でもあるのか。と思いつつ見守ってる

GM  ミリア「……うわっ」カイゼル見て絶句

GM  カイゼル「修行の進展具合を見てやろうと遠路はるばる来てやった兄貴分にご挨拶だな」ぴきぴき

イブン  「アナタがそんな殊勝な性格か?・・・大方、師匠のお小言を聞き飽きて、憂さ晴らしついでに来たんだろう」溜息をつきながら

ユトル  前から思ってたけど敬語じゃないの?(笑)

イブン  剣の腕は目標だが、人格は反面教師だからな

GM  カイゼル「……修行の一環だってんならその成果見せてもらおうじゃねぇか……剣士の誇りを叩きなおしてやらぁ。ありがたく思え」ぎろっ

イブン  「叩き直すんじゃなくて、叩き折るの間違いだろう…それと、これから仕事なのでな。また今度にしてくれると助かる」

GM  シュナ「お、おじいちゃ〜ん……よくわかんないけど、なんか怖いよぉ」服のすそを引っ張ってます

ユトル  「お客人、中で話すか外でやらかすかはっきりしてもらえんかな」

GM  カイゼル「……そうか中でやるか」とっても爽やかに微笑むぞ(笑)というわけでカイゼルはすでにフェイントソードを抜こうとしとります

イブン  「俺がせっかく掃除したんだ・・・外にしておけ」返事聞かずに表に出よう

GM  カイゼル「最初からそう言えばいいんだよ。抜け」

ユトル  外でか。イブンサフ、正直言って助かる(笑)

GM  カイゼル「まあ、今日のところは寸止めで勘弁してやらぁ」満面の笑みですぞ。というわけで、ランダムイベント『お嬢様は強い男がお好き?』であります(笑)

ユトル  (タイトルに爆笑)

GM  ミリア「え?え?何が始まるの?」イブンとカイゼルを交互に眺めてます。では戦闘ですな

ユトル  ミリステアさん、期して剣舞が見られるようですじゃ(笑)

GM  ミリア「へぇ。そうなんだ」興味津々

イブン  「・・・」黙って抜こう。とは言え、アレから何も成長して無いんだよな

GM  カイゼル「勝負は最初に一撃入れたほうが勝ちだ。文句はないな?」

イブン  「・・・あっても、今まで聞いたためしが無いだろう」

ユトル あっても……いいな、その返事(笑) なお、当たり前じゃが援護はせんぞ。

GM  シュナ「え、えーっと……イブンさん頑張れっ!」では、イブンサイコロを振ってくれ。それでカイゼルの行動が決まる。

イブン  柄を握る手に力が入るぞっ。3だ。

GM  三番の行動は……全力攻撃フェイント即アタック(爆)

ユトル  治癒係で待機中(笑)

GM  ミリア「頑張んなさいよ〜!負けたら護衛首にするわよ」無責任なことを言っとります

イブン  ・・・負ければシュナとお店番・・・いや、今は目の前のことに集中しなければ・・・

ユトル  そうじゃて、何しろ命がかかっておる(笑)

GM  カイゼル「どこ見てんだお前は」 カイゼルの体がゆらりとぶれた。その次の瞬間には踏み込まれている。凄まじい踏み込みの早さだっ!成功度14でフェイント〜

ユトル  また意味の分からない数字が(笑)



GURPSの技能判定、一般人の基準は10である。

そして、技能により様々であるが……成功度0が普通の成功。

これを14も上回るというのは、はっきり言って人外なレベルだったりする。



GM  そして続く連撃は喉、心臓の順で……当然両方成功だ。

イブン 待て。フェイントの効き目は即決勝負だろう「相変わらず問答無用かっ」

GM  カイゼル「どうだ!これが凌げりゃテメェの勝ちよっ!」 君の成功度を引くと……ペナルティは11だ。さあ受けろ(鬼)なみにペナルティが適応されるのは一撃目だけだ。

イブン  受け、受け、と10と8 ・・・無理! まあ、もう片方は受けたが・・・意味あるのか?

GM  カイゼル「もう一歩だな。まだ踏み込みがおせぇ」

ユトル  うぅむ、6までクリティカルなら目がないわけではないんじゃがなぁ。

GM  心臓を狙った一撃は見事はじいたものの。もう一方の斬撃は首筋に突きつけられた

ユトル  二人の動きが見えましたかな、ミリステアさん(脇目でちらりと)。どうも儂は近頃老眼でしてな、霞みまする。

GM  ミリア「……よく見えなかったわ。でも今のが凄いってことだけは判るわよ。……とくにあっちのでかい方……何なのあのデタラメな動き……」

ユトル  うむ、それがわかるなら充分ですじゃ。

GM  カイゼル「……しかしまあ一撃弾いたわけだからよしとするか」にやり

イブン  「・・・降参だ。大体、見込みがあればこちらから出向いてる。・・・だが」

GM  カイゼル「ん?」

イブン  剣を納めて「・・・これはこれで励みになる。感謝しよう」無感情に言い放つ

GM  カイゼル「あ?……その物言いなんかムカつくぞこら。もうちっとは真心をこめたらどうだ?」

ユトル  はぁ、またよく分からん関係じゃなぁ(髭のない顎を撫でる)

GM  ミリア「なーんか、雲行きが怪しくなってきたわねー……」

イブン  「・・・そういうセリフは、自分の性格を見直した後で言ってくれ・・・大体だな、突然ふらりとやってきて、この仕打ちは・・・」暴露大会(笑)

GM  カイゼル「(ぷちん)せっかくやってきたわけだ。この際徹底的にかわいがっといてやろうじゃねぇか!」というわけで襲い掛かります(爆)

ユトル  (爆笑)まぁ、治癒魔法は心得ておりますがな。予測してただろうから、イブンに行動権上げないと(笑)

GM  ばきっ!ぼこっ!どかっ!

ユトル  ……って、あ、あー!(笑)

GM  抵抗する?反撃する?逃げる(笑)?

イブン  ・・・分かってたさ、分かってたんだよ・・・シリアスギャグキャラなのは。もちろん・・・抵抗はするが・・・結果は変わらない

GM  カイゼル「ふー……じゃあな。……おっと、忘れていた。爺からの土産だ。受け取れ」抵抗する?1D6ダメージ食らっといてくれ。それと引き換えに薬便を一本進呈だ。暴れるだけ暴れて満足したのか、きたときと同じように唐突に去っていくのでした

イブン  「・・・先にそれを言ってくれ・・・」ボロボロながらも、口調は変わらず。1点ダメージ。ウム、打たれ慣れている。多分、これで慣れてるから、前回の拷問も平気だった(爆)

GM  再びサイコロ12なら戦士、34無敵、56怪力の霊薬が・・・

イブン  5、怪力だ。

ユトル  怪力の霊薬…これ以上ダメージを上げるのか(笑)うぅむ、師匠に一度遭って…いや、会ってみたいものじゃな…。

イブン  是非会ってくれ。カイゼルがこの流派の果てではないことを証明してくれるはずだから。

GM  ミリア「……」イブンの方をじぃっと眺めてますぞ

イブン  「・・・・・・・何か?」

GM  ミリア「……よわっ」ボソッと一言

ユトル  やばい、面白すぎる…(ずずっ)鼻水出てきた(爆笑)

イブン  「・・・アレを一般視してはいけない」泥を払いながら、つぶやく

GM  というわけでイベントは通常終了っ〜と




お嬢様、街へ出陣




GM  今度は君が振りたまえ。イブン君

ユトル  これでまだ不幸使ってないんだから凄いよ。

GM  あ、不幸使っときたい?(にや) 選ばせてあげようか、今、消費する?

イブン  GMに判断してもらおうか……て言うかね、このお話はイブンいじめが目的か?(爆)

GM  いんや、イブンいじめではなくプレイヤーいじめだ(爆)たまたま出だしが君だっただけ(笑)じゃあ、サイコロ一個振って奇数が出たら不幸発動〜

イブン  次のイベントは9番

GM  了解。おっと、不幸が発動するかどうか1d6しといてくれ

イブン  やっぱりするのね・・・1(半泣)・・・すんなり決まったことに、不安が募る・・・

GM  あ……奇数(笑)よかったね。今回もう不幸なことないよ。ちなみに9番は……『お買い物強行軍』

イブン  『今回』?!「もう」!?!(泣笑)

ユトル  まぁ、家出や買い物は予想の範囲じゃよ(笑)

GM  シュナ「おじいさんからのお土産って何なんですか〜?……あ」それは君が注意を話した隙の『不幸』なできごとだった。あ〜あ……

ユトル  おっとシュナ、気をつけなさ…

GM  というわけでもらったばかりのお薬がぱりーん。使用回数が3回から2回に減ってしまいましたとさ

ユトル  遅かったか。なんちゃって(笑)

イブン  ・・・草が『力強く』生えてきたりするかも?

GM  ミリア「シュナちゃん、服汚れちゃったね……」

ユトル  うむ、シュナ。中で着替えてきなさ…

GM  シュナ「ご、ごめんなさい……」上目遣いにイブンをうかがおう

イブン  「・・・気にするな」頭撫でて、飴を差し出して「わざとじゃないんだろう・・・それより、怪我は無いか?」

GM  シュナ「う、うん……ごめんなさーい」しょんぼりしてます

ユトル  これ、本当に不幸か?(笑)泣き顔の透け透け美少女を慰める権利って

GM  金銭的には不幸なはずだが?あれおかしいな(笑)

イブン  「俺も気にして無い。第一・・・いや、何でもない」撫でる手は止めず

ユトル  幸せそうだぞ!(笑)

GM  ミリア「ん〜、そうだこの際だから服でも買いにいこっか。あたしが新しいの買ったげるわ」

ユトル  …おっと、ミリステアさん。ご厚意はありがたく受け取りますが、何分修行中の身でして。弟子を甘やかすわけにはいきませんな。

GM  シュナ「……えっと」ミリアとユトルを見比べとりますが

GM  ミリア「修行中って言っても女の子なんだし、きれいな服ぐらい欲しいわよね?」

ユトル  黙ってる

GM  シュナ「え、えっと……」更にきょろきょろ

イブン  「風邪を引く前に着替えてきた方がいい・・・」肩を押して家のほうに

GM  ミリア「……(じ〜)」ユトルの方に視線を送ってます



まずいな〜。

実はこのくだらないやり取りが後の複線だったり(笑)

……というわけで、邪魔されてなるものか〜!



GM  ミリア「……とりあえず服や行こっ!あたしの分を買うのは勝手よね?」ユトルを見つつ意地悪そうな笑顔を浮かべようか

ユトル  まぁ、貴方の分を買うのはそうですな。

GM  ミリア「そうよね」うんうん、と頷いてる

GM  さて……服屋の名前急募(笑)

イブン  "ファッションセンター アイランド・ヴィレジ"でどうか。

GM  採用(笑)

ユトル  うぅむ、いいのが思いつかなかった…(膝立ち) 取り敢えずシュナが着替えるまで憮然として待ってよう。

イブン  「・・・時間をとらせたな。準備が済んだら早速出かけようか」

GM  ミリア「じゃあその……なんだっけ?ファッションセンター アイランド・ヴィレジへごーよ!」 シュナまで全員で一緒に行動?

ユトル  儂は4人で行く気じゃが。女の相手は苦手じゃて、シュナがおらんと困るのが本音(笑)

イブン  まあ、行き先決まったところで終わっとこうじゃないか

GM  シュナ「ちょっと路地の方に入ったところにあるお店なんだけど……」

イブン  女性のことは女性に任せよう・・・と言うことで、4人で行動がいいと思う

GM  ミリア「へぇ。隠れた名店ってやつ?」 といったところで続きは次回、ということで ……あんまり進まんかったな(笑)

イブン  兄弟(弟子)漫才に時間掛けすぎたか?




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