裏切者の譚詩曲(ラボル・バラード)
〜燃え尽きぬ想い〜
第5楽章






カイの週末イベント2回目。



カイ  さあ、しょっぱなから疲れる奴の相手か(笑)

GM  不思議なんだよね。1とか6に面白い相手を配置してたら、三人が三人とも出しちゃうんだから(笑)……それはさておき、墓荒らしを片付けて家で一息ついていた君の元へ災いの種が襲来だ。

GM  レクス「聞いたぞっ流石だな友よっ!あれほど困難な仕事を見事にやり遂げるとは!」扉をどかぁん

カイ  まあ、あれだけさっさと終わったのは俺も予想外なわけだが……お前はなぜにあんな仕事を引き受けた?どう考えてもお前の分野じゃないだろ。吟遊詩人で登録しておきながら

GM  レクス「なぜ引き受けるのか……知れたこと!そこで事件が起きているからだっ!しかし、よもやあのような複雑怪奇な事件であったとは……この私ですら予想がつかなかった。素直に脱帽しよう……」マントをばさっ

カイ  ……あー、そうだな。お前じゃわからないかもな(遠い目)まあ、いいや。今日はどんな用できたんだ?

GM  レクス「今日は宣戦布告にやってきたのだ!」

カイ  「……は?」

GM  レクス「よもや君とライバルになる日が来るとは思いもしなかった!君に勝利し!最強のトラブルコントラクターの称号を手にするため!」ばさっとマントを翻し

カイ  「うん、いや、その……え?」これはもしや……貧乏くじ!?(笑)

GM  レクス「勝負だっ!(どーん)」……てなことをほざいていますが、どうします?

カイ  「えーと、勝負って一体何をするんだ?」

GM  レクス「勝負の方法は……(目をつむり厳かに)大食い勝負だっ!(かっと目を見開いた)」

カイ  「なるほど……って、トラブルコントラクターの仕事と関係ないじゃん!」ずびしっと突っ込み

GM  レクス「今日の夕方、イリス中央広場にリャノ神殿主催の大食い大会がある!舞台の上で勝負をつけようではないか!」びしぃっ

カイ  しかし、「くいしんぼう」の俺に大食い勝負か……こいつ、正気か?(笑)

GM  レクスもくいしんぼうだ(笑)

カイ  なにぃ!(笑)「へえ、面白そうだな……ああ、出ようじゃないか。なんか参加費とかいるのか?」

GM  レクス「どうした、気乗りがしないのか?……ああ、参加についての手続きを不安に思っているのだな?安心しろすでに手続きずみよ。私に手抜かりはない」得意げに

カイ  「選択肢はすでにないのかっ!いや、出るつもりではいるんだがな」

GM  レクス「物事は先んじて手を回す、これが策士というものよ。君に逃げ道などないのだっ」

カイ  「よし、その勝負うけてたとうじゃないか!ちょっとやそっとじゃ負けねえからな……覚悟しろ!」指をずびしと突きつける

GM  レクス「ふっ!ザノスの底なし大釜と呼ばれるこの私の実力を見せてやろう!」君も付き合いがいいねぇ(笑)

カイ  いやあ、くいしんぼうとしてはこの勝負ひきさがるわけには(笑)



時刻が進み、イリス中央広場。



GM  本来ならば、ここは市場の中心地であり最もたくさんのお店が並んでいる場所なんだが、今日はお店の変わりにでっかいステージがある。

GM  レクス「ゆくぞっ!いざ戦場へっ!」颯爽と舞台に上っていく。

GM  君たちが舞台に上ると、主催者から挨拶があって、選手の紹介なんかがあったりするわけだ。

カイ  「公にたくさんものが食えるなんていいねぇ……ここんところあまり食べてないからなあ」

GM  司会者「……それでは登録番号8番!カイ・カイトニンさんです……何か一言ありますか?」

カイ  「俺の胃袋はパリイングハンマーでできている……どんとこーい!!」←テンション上がりすぎて意味不明になってきている

GM  司会者「ありがとうございました。私どももどかーといっちゃうのを期待してますよ!それではおつぎ……う、うわわ」

GM  レクス「はっはっはっはっはっ!我が胃袋は月へと至る扉なりっ!我に底なし!終わりなしっ!全て食い尽くしてくれようぞっ!」とってもハイテンション

カイ  うむ、それでこそレクス(笑)

GM  司会者「……登録番号9番、レクサール・アダフさんでした。それでは後一人をご紹介しますっ!」

カイ  適当に運動しながらおなかをすかせよう(ラジオ体操)

GM  司会者「我らがチャンピオン!我らが帝王!名も知られぬ流浪のリャノ信者……人呼んで、グルメキン〜グ!」最後に紹介されたのは、樽のような体形のおっちゃんです。

カイ  むむ、ラスボスだな……。

GM  司会者「それでは挑戦者たちに一言!」

GM  キング「……うむ(マイクを手に)食いつくすぞっ!」

GM  司会者「それでは第一回戦!カルシファードのパスタっ!うどんの大だる、早食い勝負だ〜!」

GM  なお、余談ではあるが。背後の方に景品の棚があって、参加賞とか、優勝商品が並んでいるぞ

カイ  「さあ、どんと来いっ!ちょろまかしてやるぜっ」

GM  優勝商品はでっかいお鍋だ。ちなみに《ごちそう》という魔法がかかっていて、どんなものでも煮るとすごく美味しくなるそうな。

カイ  うおお、役にたたねぇ。でも、無駄にすごいな(笑)

GM  そして、参加賞は……胃薬だ(笑)

カイ  大食い連中には必需品だ(笑)

GM  司会者「それでは・・・・・・れでぃぃぃぃぃっごぉぉぉぉぉぉ!」さてバトルは生命力の勝負です。成功だったら2回戦に進めます。

カイ  生命力か……まあ普通の人よりはあるし、なんとかなるか

GM  ちなみに君には奥の手も存在するが?

カイ  おお(手をぽんと叩く)腕輪の力で生命点を2点上げるぜ 「ハイパー……モードっ!!」

GM  レクス「……では見せてやろうっ!我が力をっ!いざぁぁぁぁぁっ!」(コロコロ)

カイ  「ものは器で食わせるというが……このうどんは中身で勝負だな!行くぞ!!……ずるずる」(コロコロ)

GM  司会者「ああっ!?レクサール・アダフ猛然と食べ始めたっ!食べるっ!食べるっ!」

GM  レクス「ずるるるるるるるる……」

カイ  「ずるずるずる……すまねえな。おかわりといきたい所だが……もうストックがなくなったようだな」勝ち誇る(笑)

GM  司会者「すごい勢いだぁぁぁぁ!お、おおっと大丈夫か!なんだか調子が悪そうだぞ!?」

GM  レクス「ずる……ずるずるっ」

GM  サリカ神殿の子供たち「レクスにいちゃーんがんばれー」

GM  司会者「おおっ!子供たちの応援が聞いたのか!更に食べる食べる……たべっおお!?」

GM  レクス「……ばたり」

カイ  「よし、レクスは……はやっ!!」どうしよう。この時点でレクスとの勝負は片がついてしまった(笑)

GM  司会者「レクサール選手脱らくぅぅぅぅぅぅぅぅ!一回戦の壁はあつかった!」生命力15もあったのに脱落しやがった(爆)

カイ  まあ、俺も腕輪の力を使わなかったら脱落してたけどな(汗)

GM  司会者「さて、肝心のチャンピオンは……!?なななっ!?」(コロコロ、4)

カイ  がーん、くりてぃかる。なんてすごいスピードで食うんだ、チャンピョン……

GM  キング「げぷっ……あ、ちみちみ。もう脱落かね?では、そのうどんももらっていいかね?」 自分のを食いつくし、他人の分まで食っている(笑)

GM  司会者「すさまじぃっ!なんと圧倒的!流石は帝王!流石はちゃんぴおぉぉん!」

カイ  「へへ、面白くなってきやがったぜ……」頬をつたう汗をぬぐう

GM  ちなみに2回戦まで上ったのは君のほかに4名だったようである(笑)

GM  司会者「それでは第二ラウンド!おにぎりしょうぶっ!」

カイ  1回戦で相当削られてるじゃん(笑)

GM  今度は君たちの前におにぎりが並べられる、一つ一つがあきれるほどにでかいぞ。

カイ  「ぬう、これが噂に聞くウルトラスーパーデラックスでかいおにぎりか……」

GM  司会者「古来より!胃袋にずしっとたまるのはやはり、これ!第二回戦っ!れでぃぃぃごぅっ!」

カイ  むむ、2点上げた分はここで消耗か……ケチらずにもっと上げればよかった(笑)

GM  司会者「おおっ伏兵が1名!これまたすごい勢いで食べ始めているっ!」

カイ  「がつがつがつ……ぐう、ここまで……か」ばたりとおにぎりに顔を突っ込む(笑)

GM  キング「もぐっ、もぐっ……」←あっさりと食べきった

GM  司会者「流石チャンピオンっ!強いっ!圧倒的な貫禄っ!」

カイ  くそう、普通に悔しいぞ。まさか2回戦で敗退とは。ちなみに、何回戦までする予定だったんですか?

GM  3回戦だよ。結果だけれど、大会はキングが連覇を達成したそーな。……さて、大会でぶっ倒れた君たち二人はそのままサリカ神殿へと運ばれてしまうのだった(笑)

カイ  惜しいなぁ。こんなことなら派手にやっときゃよかった(笑)

GM  というわけで週末イベントが……終了しません(笑)

カイ  あれ?(笑)



更にイベントが続きます。

担ぎ込まれたサリカ神殿で……。



GM  レクス「く、くるしぃ……無念だ。あのような男に敗れるとは」

カイ  なんだ。ただレクスの相手をするだけじゃないんだ(笑)

GM  君らは仲良くベッドに並んでいます。

カイ  「くそう、まさかあの程度で腹が満腹になってしまうなんてなぁ……」

GM  レクス「くぅ、無念」

カイ  「しかし、だ。レクスよ。お前との勝負は俺の勝ちだな」ニヤリと笑おう

GM  二人してそう言っていた瞬間!



どかあぁぁぁぁぁぁぁん!



GM  近くですさまじい音がする。

GM  レクス「く……認めざるをえまい。君の勝ちだ(がっくりと)……ん?何だ今の音は?」

GM  さらに立て続けに



どごぉぉぉぉぉぉん!

ずどぉぉぉぉぉん!



カイ  「な、なんだ!?」飛び上がってあたりを見回す

GM  天井が揺れてます。そして、外から悲鳴が聞こえてくるぞ

GM  レクス「何事だっ!?これは事件のけはいっ!」飛び起きた

カイ  これはいかんな外に出て状況をつかもう。「レクス!なんか分からんが危なそうだ……ともかく外に出るぞ!」

GM  レクス「了解だっ!我らの安眠を妨害するなど、その罪万死に値する!」

GM  窓から外を見れば、燃えている。

カイ  げげ、噂の放火魔か?

GM  カイは以前にも見たことがあるだろう。見れば空から炎の弾丸が降り注いでいる!

カイ  ともかく消火作業の手伝いをしよう。民衆の非難誘導でもいい。ともかく火事現場から人を逃がそう

GM  炎の弾は建物に着弾すると、爆発し、建物を破壊するっ!更にはそこから火事が発生し、とっても大変な状態!

GM  レクス「あそこを見ろっ!何かが浮かんでいるぞ!」空を指差してます

カイ  「イザベラかっ!?」レクスの指差した方を見よう。やっぱりイザベラ?

GM  見上げれば、はるか上空にローブをまとった女が浮かんでいる。見たことがあるねぇ。イザベラは微笑を浮かべたまま空を舞い、次々と火球を作り出し、投下していく。

カイ  大声で叫ぼう「おい、こら!止めろっ!!」

GM  君の声が聞こえていたのか、居ないのか?イザベラは騒ぎを起こすだけ起こして飛び去るのであった

GM  レクス「い、いかんっ!サリカ神殿がっ!」

GM  さっきまで君たちが居たサリカ神殿にも火の手が回り、建物が崩れ始める。

カイ  なんだっていうんだ、一体。それより消火作業だ!「レクス、ジェスタ神殿に行って状況を伝えてくれ!俺を少しでも消火を進める!」

GM  レクス「わ、わかった!いって来る!」どたどたどた

GM  さて、この後は無事に消火活動も行われるのであった。君も色々とお手伝いをし、被害は最小限に止められたのであった。……突如として行われた破壊活動、果たしてその目的やいかに?というわけで、週末イベント終了

カイ  むう、着々と事態は崩壊へと進んでいるのか



イリスの終末は刻一刻と近付いている。

そろそろ慎重に選んでもらいたい、第3週。



カイ  訓練します。生命力もなんとかもつだろうし

GM  では、斧の技と盾の技、どっちが欲しい?

カイ  盾の技で。

GM  では、生命力でしょうぶっ!難易度は16だ

カイ  よし、成功度は3だ!

GM  こちらは7ですな。4点負傷して君は格闘動作「カバーリング」を習得した

カイ  これで残り生命力が2点か……。



カイは次の格闘動作を習得した。

「カバーリング」技能なし値=盾、最大値=盾 難易度、無し(成長せず)

隣接している仲間に対し行われた物理的攻撃に割り込み、止めることが出来る。

この時、止めを使用したこと(自分が攻撃された時に使えなくなる)になる。

止めをすでに使用していた場合、そのターン中は使用できない。



GM  君は今日もジェスタ神殿に向かう。目的は訓練だ。訓練場は今日も、人が一杯である。ジェスタ信者たちが斧を振るう。その雰囲気はいつもと違い張り詰めたものを感じさせる。

カイ  まあ、サリカ神殿をつぶされちゃったんだからな。警備役のジェスタ神殿としては辛いところよ

GM  周囲を見渡せば、ジェスタ信者に混じってガヤンの関係者も一緒に武器を振るっている。

カイ  お、本当に合同で警備をすることになったんだ

GM  ガッシュ「やあ、カイ君。今日も訓練かね?」

カイ  「はい。先日のサリカ神殿の一件を目の前で見ておきながら何もできなかったものですから……」

GM  ガッシュ「そうだな……しかし、まいった。あんな手段で来るとは……」腕組みをしている

カイ  「奴が空を飛べることを失念しておりました……自分の不手際です。申し訳ありません」

GM  ガッシュ「相手が空に居ては……正直、手も足もでんな」渋い表情

カイ  「そのあたりは魔術師の分野ですからね。我々ではどうにも……」

GM  ガッシュ「うむ……ベルゼリオン卿がなにやら対策を練っているそうだ。今はそれを待つしかない……まあ、我々は我々に今できることをやろうではないか」そう言ってガッシュは再び斧を振るい始めるのであった。ぶぅん、ぶぅんと

カイ  俺はブロッキングの練習か。ユトルのおっちゃんを守るように覚えないとね

GM  というわけで、この週の訓練で君は「カバーリング」を編み出した。この動作は成長しない。誰か他のキャラが攻撃を受けた時に、割り込んで止めることができる。使用するとそのターンの「止め」を使用してしまったことになる。

カイ  なるほど。でも防護点の高い俺は守り役だからな。それも仕方なしか

GM  別に他人の攻撃を止めにはいったからといって、自分の行動を消費したりはしない。あくまで止めを使い切ってしまうだけなので、注意してくださいな。ただ、止めを残しておかないとカバーに入れない、という点が欠点です。



第3週、週末イベント。

そろそろ、重要なイベントが隠れています。



GM  1番レのつく人一号、2番キのつく人、3番ガのつく人、4番?な人、5番ドのつく人、6番レのつく人二号で、前と一緒

カイ  (コロコロ、2)うむ、見事に違う目が出ていくぜ。

GM  では週末、君は市場へとやってきた。市場はがらんとしている。先週までは店がいくつも並んでいたのに、今はぽつんぽつんとあるばかり。見ていてすごく寂しい光景である。

カイ  食料調達だ。「くう……さすがにノンストップで動きまわるのはしんどいぜ」

GM  そこらへんの出店を見て回っても大したものがないね

カイ  むう、なんともさびしいもんだ……こりゃなんとしても平和を取り戻さないとな

GM  店主「いやぁ、品揃え悪くてすみませんね。最近はザノン国内、何処へ行っても不景気なもんで……」頭をかりかり

カイ  「いやいや、こんなご時世だ。店出してくれてるだけでこっちはありがたいよ。それに、あんたみたいに店を出し続ける人がいると、こっちも頑張る気になるってもんよ」力こぶをつくってみせよう

GM  店主「でも、正直、このイリスだけは別だと思ってたんですけどねぇ」いろんな人がぼやいているのを耳にしました。

カイ  「もうすぐ、なんとかしてみせる。だからそれまで待っててくれ……」

GM  店主「期待してますよ。このまんまじゃ、商売上がったりなんで」

GM  んで、寂しい雰囲気の市場を歩いていると、声を掛けてくる人が一名。ものすごく綺麗なおねーさん。とってもないスバディで、紫色の瞳が印象的だ(笑)

GM  ???「やあ、こんにちは」 軽く手をあげて気さくな雰囲気で声を掛けてきます。

カイ  「……えーと、どちらさんでしょう?」

GM  キリュウ「ええっと……ううん。この場合は、やっぱりはじめまして、になるのかな。でもなぁ……」ぶつぶつ

カイ  俺って確かこの姿のキリュウにはあったことないよね?

GM  キリュウ「ああ、僕の名前はキリュウだよ」

カイ  「はあ、俺はカイ・サイトニンっていうんだ。よろしく」

GM  キリュウ「ええっと、はじめまして。うん、よろしく。実は僕、この街に住んでいたんだけど、3週間ほど留守にしてたんだよね……これってなにがあったのかな?教えてくれない?」なんだか、はじめてあったとは思えないくらい、親しみやすかったりするのだが(笑)

カイ  どことなくデジャヴを感じるんですね(笑)

GM  今までに何度も話してるからなぁ。(笑)

カイ  「ああ、そういうことか。話すと長くなるんだが……」全部話そう

GM  キリュウ「……うわぁ。そりゃ酷いね。うん、最悪だ」

カイ  「申し訳ないなあ……たった3週間の間にこんなに姿を変えちまって」

GM  キリュウ「……てことはさ、この街は今すごくやばいんじゃない?避難した方がいいんじゃ……君は避難しないのかい?」

カイ  「俺はこの街が好きだからな。離れないよ。ここで生まれ育ったんだ。大切なものもたくさんある。だから……守りたいのさ」

GM  キリュウ「そうか。君は好きなのか、この街が……でもさ、それで命落しちゃあまずいと思わない?街はその……ガヤンとかさ、そういう役目の人に守ってもらえば……」君の顔を覗き込んでます

カイ  「……そーだな。命は大事だもんな。でもさ。それでも守りたいんだ。この街の笑顔を。その人たちだけ置いてどっかに行くなんてことは出来ないんだ。どうにも不器用なもんでね」頬をぽりぽり

GM  キリュウ「あはっ、あははははっ。いい、その返事、すごく気に入った……なるほど。うん、そうか。わかった……よし、君に決めた」

カイ  「?決めたって……何をだ?」

GM  キリュウ「君にこれを上げるっ!」羊皮紙の束を押しつた

カイ  「な、なんだ……?」羊皮紙に目を通してみよう

GM  キリュウ「んで……えっと、こっちが、解読のためのキーワード集ね」更にもう一枚。そのままじゃ読めませんぜ(笑)

カイ  がーん(笑)「あ゛……頭使うのは苦手なんだがなあ」頬をぽりぽり

GM  キリュウ「僕は君が気に入った。だから、僕は今から君を全力で援助することにした」

カイ  「あ、ありがとよ。でもさ、あんたこそ避難したほうがいいんじゃねえのか?」

GM  キリュウ「心配してくれてありがとー!でも、僕を心配する暇があったら、他の人を助けてあげなよー!じゃあね。また会おう!」言うだけ言って、背中を向けて駆け出してしまいました。

カイ  「お、おーい!人の話は最後まで……行っちまった。まったく、こういうのは苦手なのになぁ」



ついに最後の1週間。



GM  仕事、訓練、遊んで過ごす、解読……さあ、どれだ?

カイ  あら、解読まで行動に追加されちゃった(笑)

GM  さて、しっかり考えてくれ。

カイ  むう、折角もらったんだから解読しよう。

GM  了解、では知力で即決勝負だ。負けた分だけ疲労がたまる。難易度は15だ。

カイ  (コロコロ)成功度0

GM  では7点分の疲労を丸ごとプレゼント(笑)

カイ  ぬう、残り体力が5点になっちまった……

GM  君は寝る暇を惜しんで解読を進めた……が、なかなか思うようにいかない。一日、二日と進展しないまますすみ……解読には結局一週間、がかかってしまった。この文書は、ある組織の活動記録だったりします。

カイ  例の諜報部隊かな?

GM  まず一番最初に書いてあるのは、ザノン王国の国内情勢とか。人口がどうの、経済がどうのと、ややこしいことがたくさん書いてある……が、結論だけ言うと国の状況はあまりよくない。

カイ  ふむふむ

GM  平和で賑やかだったイリスに居るとわからなかったけれど、いろんな地方で情勢が悪くなっているね。次に記されているのが他国の情報、大部分は軍事バランスについて欠かれている。

カイ  む、ザノンは他の国に対して戦争でも起こすつもりなのか?

GM  兵士がどうだ、武装がどうだと、色々書いてあるけれど結論は……ザノン王国の現戦力は周辺諸国なかで最弱だってこと。そして、よその国の様子はあんましよくない。軍備増強してるとこがあったりと、不穏な感じだ。

カイ  それ、ひょっとして……国の危機だったりする?

GM  で、ある時期を境に情報部は情報収集以外の活動を開始している様子。それはユーヴァリフの遺産、と呼ばれる魔法の品の捜索である。どこかで見たことのある、玉とか鏡のイラストがあるね。

カイ  ユーヴァリフの遺産か……一体どんな効果があるんだろうなぁ

GM  ユヴァル・ストーン……これはイリスの近くにある遺跡から発掘されたようだ。ユヴァル聖鏡……こっちはイリスの近くにすむ、あるエルファの部族から強奪したもよう。

カイ  レクスの宝玉と、ドレックの持ってた鏡か。

GM  ユヴァル・ブレード……剣。みたことはないけれど、これも遺跡から発掘されたもよう。最後に鎧の絵が描いてあって、地図が書いてある。さて、知力判定だ。修正はなし!

カイ  頭のよくなる薬をください(笑)

GM  そんなものはない(笑)

カイ  だめだめ〜。失敗度だぁ。

GM  この地図の地形、なんだか見たことがあるような気がする。そう感じた。それからもう一つ、鎧の横に人間の絵も書いてあるんだけど……妙にちっちゃい。鎧の5分の一くらいの大きさ、それが少し気になった。

カイ  そもそも、この鎧はなんだろう……

GM  で、鎧に線が引っ張ってあって『聖鎧アレフ・ヌル』所在確認、発掘開始、てなことが書いてある。で、そっから先は色々とややこしいことが書いてあって、完全には解読できなかった

カイ  現在発掘中ということか……。

GM  他にも、いくつかの文字が目に飛び込んでくる。対抗勢力、宮廷派の一掃計画とか。聖鎧発掘の確実化、とか、イリス制圧計画とか……で、最後に「武装蜂起」とか「革命」という単語が目に入るのでした。

カイ  本当に謀反を起こそうとしているのか!?

GM  で、あとは判明している情報部のメンバーリスト。情報部の長の名前から、下っ端構成員の名前までびっしり。

カイ  キリュウめ。こんなリストを俺に渡してどうしようってんだ?

GM  構成員の中には見知った名前もあったりするわけだが。

カイ  ドレックの名前?

GM  いや、ドレックの名前はない。彼は外部の協力者であってメンバーではないから

カイ  おりょ。じゃあ誰の名前?

GM  名前が載っているのは、最近やってきてエルバルトをあっさり追放したガヤンのシャザック・ベルゼリオンとか。この間、剣を交えたサヤ・ミヅキって名前も下の方の構成員としして名前があがってる。ちなみに名前の横には赤だとか、青だとか、黒だとか書いてあるね。シャザックは赤でサヤは黒になってる。

カイ  なるほど。やっぱりあの仮面の奴なのかな。……っていうか、だったらのんきにガヤンと手を組んでる場合ではないんじゃないのか(汗)

GM  あとは、中堅どころにも見知った名前が一つありますな。

カイ  イザベラかな

GM  ああ、イザベラの名前もあるね。詳細不明、要注意って書いてある。更にもう一人、よーく知ってる人物の名前があったりする。

カイ  はて、だれだ?

GM  こればっかりは忘れようがない名前……ガッシュ・ラボル(青)

カイ  なんだってぇ!?……どういうこっちゃ、こりゃあ!!

GM  ……といったところで、君の独立パートは終了です。お疲れ様でした〜。



カイに続いて、今度はイブンサフ。

後半戦の行方やいかに?



GM  一応聞こうか、どうする?

イブン  修行!

GM  まあ、そうだろうな。では修行続行だ。シャザックが帰って再び君は一人に。考える、考える……比翼幻舞とは一体何なのか?

イブン  「・・・流石にきついが・・・しかし、もう少し、あともう少しなんだ・・・」

GM  そんな君の前に再びこの男がやってきた

GM  カイゼル「よぉ、調子はどうだ?ん?えらくボロケタじゃねぇか、そろそろ限界っぽいなぁ」意地悪そうな表情で見下ろしている

イブン  「・・・まだだ。まだいける・・・」

GM  カイゼル「よっこらしょっ……と」君の横に腰を落とす

イブン  「何が足りない? 何を聞いた・・・何か、違うのか?」悶悶と

GM  カイゼル「ふむ……、その根性に免じてもうちっとヒントをやろうじゃねぇか。まずは……そうだな。比翼の鳥ってのはどんな鳥だ、知ってるか?」

イブン  「ああ・・・見たことはないが、なんとなくは知っている。片翼の番の話だな」

GM  カイゼル「そうだ、『一匹じゃあ飛ぶことすらできねぇ、出来損ないの鳥だ』よく知ってるじゃねぇか。次の質問だ。俺たちの流派、二爪流ってのは何を指すと思う?」

イブン  「二刀のこと・・・ではないんだろうな、その口ぶりからすると」

GM  カイゼル「上出来だ。その通りよ、俺たち持っている剣じゃあない。爪ってのは使い手を指す……『てめぇ自身が爪の一本なのさ』」

イブン  「自分が・・・一爪・・・?」

GM  カイゼル「そういうことだ。そして、この間教えた幻梟閃。じつは比翼幻舞はこいつとよく似ている」

イブン  「比翼・・・一爪・・・もう一爪・・・幻の極み・・・?」

GM  カイゼル「一方が欺き、もう一方が撃つ……こいつをより大掛かりにすれば、比翼幻舞になるのさ」そう言って両手の剣を見せる

イブン  「一爪が欺き、一爪が切り裂く・・・・・・」

GM  カイゼル「正直なところ、俺にもこの比翼幻舞は使えねぇ。何でかっていうと、俺にはもう一本の爪がねぇからだ……まあ、探すつもりもねぇがな」さてと、そろそろわかってきたかな?

イブン  ・・・・・・・・・・・・・・ええええええええ?!

GM  カイゼル「一人で撃てねぇ技なんて面白くねぇし、趣味じゃねぇんだよな」ごろっと横になってます。わかったのなら発表をどうぞ〜!

イブン  比翼を体現するんじゃなくて、比翼そのものな技、なんだね?

GM  そうだな。では発表してください〜!ずばり、比翼幻舞はどんな技?君はこの技のどういう役割を果たす?

イブン  一爪(一人)がフェイントして、もう一爪が攻撃。もしかして、前者のフェイントが後者の攻撃に効果するのかな? 

GM  ぴんぽんぽんぽーん!いわゆる一つの合体技なんですね〜(笑)

イブン  ・・・・・・・まさか、ここで「ラブコメ」担当の意義が出るとは。

GM  はっはっは、技の名前、納得したかね?まあ、別にヒロインと合体攻撃しかけろってわけじゃないよ。カイと組んで攻撃すりゃ、相当強い。君の攻撃は当るけど軽い。そして、彼の攻撃は当らないけど重い。両方が組み合わさると……ほら、強い(笑)

イブン  ふむ。つまり、幻と攻揃った技じゃなくて、フェイント効果を他人に与える技って考える方が、自然?

GM  そうだね。そのとおり。他人のためのフェイント、それが幻の極み。追加効果として、使ったターン、目標の攻撃をひきつけるって効果もある。つまり、相棒は遠慮なく全力攻撃ができるわけですな。君がフェイントと防御を担当し、もう一人がひたすら全力攻撃、そういう技なのですよ



『比翼幻舞』 技能なし値=フェイント 上限なし 難易度:難

フェイントを行い、その効果を次に行動する者の攻撃に適応。

標的となった者は、次の攻撃対象を比翼幻舞使用者としなくてはならない。



GM  カイゼル「んじゃ、謎も解けてすっきりしたとこで……いっちょやるか?」にやっと笑ってます。即決勝負っ!差分がダメージっ!

イブン  「ああ・・・今日こそは一本・・・とらせてもらおう!」

GM  (コロコロ14)ありゃ!?低いぞ!?成功度は6しかない。

イブン  (コロコロ)1、2、2……成功度、じゅーいっちー!クリティカル!!

GM  おみごとぉぉぉぉぉぉ!

イブン  「・・・・・・・・・・っ! 見えた・・・!」

GM  君とカイゼルが同時に剣を抜くっ!カイゼルが切りかかる!いつもと代わらぬ神速の太刀筋、だが、今の君にはなぜかそれが見えていた。

GM  カイゼル「なにぃっ!?」

GM  体が動く。流れるように。君の放った斬撃が。

イブン  「吼ぉぉぉおおおお!!」

GM  カイゼルのフェイントソードを弾き飛ばす!返す刃で、君はカイゼルの首筋を取る……君の勝利だ。

GM  カイゼル「ははっ、ははははっ!やるようになったじゃねぇか……降参だ。今日のとこはてめぇの勝ちだ」カイゼルは君の勝利を心底楽しそうに笑っている。まさか、クリティカルとはありえねー(笑)

イブン  「はぁ・・・はぁ・・・はぁ、ふぅ・・・・・・ありがとう、ございました・・・・」剣を納めて、頭を下げるよ

GM  カイゼル「ほらよっ!ご褒美だっ!くれてやるぜ」首飾りを引きちぎって投げてよこした

イブン  「おっと・・・これは?」

GM  カイゼル「……それでてめぇも俺と同格よ。俺は先に帰る。森で待ってるぜ」 カイゼルが投げて渡したのは「兄たる証」

GM  おめでとう、君は今、緑の月信者としての階級アップの権利をえた(笑)

イブン  「・・・・・・」黙って、それを握り締めて、また頭を下げるよ

GM  カイゼル「……次に会う時は死合だな。『導き手』の座を掛けて……楽しみにしてるぜぇ」壮絶な笑顔を残して彼は森へと帰っていくのでした。

イブン  静かに背中を見送るよ・・・まあ、証に見合うように、CP稼がねばな(笑)



息をつく暇もなく、イブン最後のランダムイベント。



イブン  今週のゲストはー。

GM  キリュウ「やっほー!こんなとこにいたんだ……道理で探しても居ないわけだ」紫の瞳の美女がご登場〜!以前であった時の格好で、現れました。

イブン  「・・・何の用だ、こんな辺鄙な場所に」

GM  キリュウ「戦力を確保しにきたっ……てとこかな。いや〜、にしても凄かったね。今の立ち合い、びっくりしたよ……修行の成果ってやつなのかな?」

イブン  「・・・・・・・・・・・ふん」ちょっと照れてる。けど、この3週間で、服やら体やらが、ぼろぼろ

GM  キリュウ「ん?んん〜!?、ちょっと臭うよ?お風呂きちんと入ってる?」

イブン  「・・・それは済まん。これ以外はすべて燃えてしまってな・・・」服をつまみながら

GM  キリュウ「燃えた……?ああ、君もやられたんだ。酷いよねぇ、街中ぼろぼろだったよ。市場でしょ、サリカ神殿でしょ、あとは……えーっと、どこだっけ?」小首を傾げてます

GM  ちなみに君は山にこもりきりだったわけだから……街の状況は知らない、と

イブン  「本当か!・・・それで、カイたちは無事なのか?」肩を掴んで言い寄ろう

GM  キリュウ「へ!?カイ君ならさっき会ったけど、元気そうだったよ。ちょっとへこんでたっぽいけど」キリュウは君が街の様子を知らない、なーんて思ってないからびっくりしてる

イブン  「そうか・・・ならば良かった。と、済まん。取り乱した」手を離して離れる

GM  キリュウ「……もしかして、君、ずっと山の中に居たわけ!?」

イブン  「そうだ」何を今更、って顔で応えよう。

GM  キリュウはため息をついてます(笑)

イブン  「こちらの用もひと段落したし、一度街へと降りてみる。お前はどうする?」

GM  キリュウ「そりゃ、こんな山に用はないし……街に戻るけどね」

イブン  「ここまで打ち込んだのは久しぶりだったな・・・あの街は、居心地が良すぎる」直接見えない街の方をみやる

GM  キリュウ「そうそう、そう言えばこの体を見せるのは初めてだよね?どうかな?ほれほれ」

イブン  「とても平和で、すばらしい街だ。仲間もいる。知り合いも増えた・・・」

GM  キリュウ「ちょっとー!」

イブン  「それを乱す奴らがいるなら、俺はそれから護りたい・・・」あえて、無視(笑)

GM  キリュウ「なーんかちょっとショックなんですけどー、カイ君のほうも反応なかったしさ……いや、いいんだけどね。ほんと、どうでも……(いじいじ)」←一応最高の容貌

イブン  「・・・当然、キリュウも一度は“手を組んだ”仲間だからな。俺の手が必要で来たのだろう?話を聞かせてもらおうか」

GM  キリュウ「おっと、忘れるところだった!実はこの三週間ほど王都の方に帰ってきたんだ」

イブン  「ふむ・・・何か分かったのか?」

GM  キリュウ「ええっと、何から話そうかな……僕ってば、ザノン王都に本部を持つちょっとした組織に所属する諜報員だったりするんだよね」

イブン  「・・・逆紋章の、か?」

GM  キリュウ「あ、それ違う。それはザノン情報部でしょ?あれは騎士団の裏組織で……僕が所属してるのは宮廷魔術師の方の組織、俗に宮廷派って呼ばれてた。んで、本部がぴんちだーって連絡がはいったらか急遽帰ったわけなんだけど、僕が帰ったときには組織ほとんど壊滅状態でさー……困ったのなんのって」

イブン  「なに……?」

GM  キリュウ「ちなみに逆紋章のザノン情報部は、僕の組織の敵対者なわけで……ぶっちゃけ、僕の所属してた組織、情報部につぶされちゃってたんだよね」

イブン  「なるほど・・・しかし、よく無事だったな」

GM  キリュウ「あぶなかったよー。危うくこの体、始末されちゃうとこだったもん」見せびらかすように、くるくる回転。

イブン  「しかし、どちらも王国の組織なのだろう?潰し合う、と言うのは行き過ぎではないか?・・・・と、危ないぞ」くっつかない程度に引き寄せよう

GM  キリュウ「んー、だってさ、情報部って今クーデター計画してるし。そりゃ、つぶしあいになるでしょ」

イブン  「いや、そう表立って動いて、鎮圧・・・は軍部の仕事か」

GM  キリュウ「ぴんぽーん。情報部と騎士団は裏と表、つながっちゃってるんだよね。だから僕達ががんばってるの。んで、どーにかこーにか王都の方にあった情報部の拠点は叩いたんだけど……肝心の親玉が居なくてね」

イブン  「・・・あとを追って、ここに辿り着いたと言う訳か?」

GM  キリュウ「そうだよ。シャザック・ベルゼリオンってやつでね……とんでもない武闘派でね、僕でもうかつに手を出せないくらいやばいやつなんだ」

イブン  「たしかに。あの腕は空恐ろしいものがあった・・・しかし、あの話に頷いていたら、今はお前とは敵同士だったのだな」ちょっとおかしそうに

GM  キリュウ「あの話って?」 

イブン  「うむ。街に下りていないのは知ってるだろう。それでも、多少は話があってな、実は・・・」と、ここ最近のことをすべて伝えるよ

GM  キリュウ「うそっ!?おしかったなー……もうちょっと早く帰ってきてれば、くそー、暗殺のタイミング逃した」

イブン  っても、シャザックが来て、一戦遣り合って、クーデター誘われたけど断った、くらいか

GM  キリュウ「十分大事なんですけどっ」

イブン  「・・・そうか、大事か・・・・ふふ」

GM  キリュウ「まったく、面白がらないで欲しいな……ほんと大変だったんだよ。あの人がこなかったら、たぶんやられてたんだから」

イブン  「・・・もしかして、剣聖か?」

GM  キリュウ「そのとおりっ!よくわかったね」

イブン  「憶測だったがな。だが、あの娘の親ならば、クーデターに加担などしないだろう」

GM  キリュウ「いやー、あの人凄いよ。年食ってるし、そろそろ現役引退したって話だったけど……うん、化け物の類だね、ありゃ」 何かを思い出すように

イブン  「そうか・・・いつか、試合を申し込んでみたいな」

GM  んで、歩いているとそろそろ街の見える位置までやってきた。街の様子がおかしい。あっちこっちで煙が上がっている。

GM  キリュウ「あれは……うーん、あれれ?なんか、燃えてる、ね……」

イブン  「今まで散々驚かされてばかりだったが、これでやっと一矢報いることが出来たな・・・さて、なにやらきな臭いな。カイの所へ急ごう」

GM  キリュウ「ちょ、ちょっと待った!」

GM  炎上するイリスの街が君の視界に飛び込んでくる。君たちは街に向かって駆け下りて行く、その途中君は思い出すわけだ。君に何かを頼みたそうだったミリステアの表情を。そして『大事なものはやっぱ自分で守らなきゃね』という台詞を。

イブン  「・・・・っちぃ! 立って半人前、打ち勝って一人前。だが・・・生きて帰らなければ意味が無いのだぞ!」

GM  結局、君たちがたどり着く頃には街の騒動は収まっていました。甚大な被害はこうむった様子だったが。まあ、例によってイザベラが現れて、爆裂火球をぶっぱなして、ぶぱなして、ぶっぱなしまくって、逃げたと。



ラスト、ウィーク。

イブンの行動もこれで最後である。



イブン  とりあえず、キリュウにクラップの事務所のことを教えて、英気を養おう(休息)

GM  了解しました。では君は一週間、体を休めることにした。体力と生命力が1D6ずつ回復します。

イブン  うっわ、2点しか回復しなかった。 やはりあれだ。シュナの看病が必要(笑)

GM  キリュウ「やあ、調子はどうかな?」部屋に入ってきた

イブン  「ああ・・・みっともないところを見せてしまったか。 体の緊張が解けた瞬間に、この様だ」

GM  キリュウ「なに?僕じゃ不満なわけ?」

イブン  「不満など、あるわけが無かろう。 それで、今日は何の用だ?」ベッドに起き上がろう

GM  キリュウ「んーっと、情報。少し悪いのと、悪いのと、凄く悪いのがあるけど……どれが聞きたい?」

イブン  「順を追って、教えてくれれば」

GM  キリュウ「じゃあ、まず少し悪いのから……今回の騒ぎで戒厳令が出たみたい」

イブン  「・・・発令したのは行政部か。情報部の圧力もある・・・んだろうな」

GM  キリュウ「住民の外出は制限されて、外を四六時中ガヤンとジェスタ信者がうろついてるんだよね……ああ、命令出したのはお姫様だよ」

イブン  「む・・・」

GM  キリュウ「この街のミリステア・イリス領主代行……しっかしまいったよねー。今のガヤンのトップってシャザックでしょ?この戒厳令、シャザックに街を制圧された形だよ。動きにくいったらありゃしない」

イブン  「一般人への配慮もだろうが、少し仇になってしまったか。それで、続きは」

GM  キリュウ「んで、悪い噂がイザベラって魔女の話。最近この街で大暴れしてた魔女、あれがど派手な宣戦布告をやってねー。曰く『不死者の軍団と地獄の業火でイリスを焼き尽くしてやる』だそうだよ」

イブン  「・・・拙いな。あれからも姿を現したのか?」

GM  キリュウ「うん。派手に暴れたみたいだよ、住民の噂じゃあ《悪魔》に変身したってさ。ええっと……女性の上半身に羊の角、蝙蝠の翼に大蛇の尻尾、炎を纏って大暴れだったそうだよ。その名も熱獄の悪魔、イルゼ・ヴェル・メーラ……だってさ」

イブン  その名前、覚えがある?

GM  悪魔をその身に降ろした時のイザベラのことだ(笑)

GM  キリュウ「これが悪い情報だよ」

イブン  「すでに頭が痛くなってきたが・・・それで、最後の情報とは?」

GM  キリュウ「聖鎧アレフ・ヌルの場所、わかっちゃいましたっ!」

イブン  「・・・・・・すでに、札が揃ったと言うことか」

GM  キリュウ「なんとこの街の地下なんだよねー。いやー、やばいね、あんなもんが起動した日には、下手すりゃ街ごと消し飛んじゃうよ……あは、はははは。考えてみれば、ユーヴァリフの物語であるユヴァル・サーガはこの地方のものだし、ありえない話じゃないんだよねー、困った困った」

イブン  「まだ、街が形を残しているということは、奴らも鎧に手は届いてない。だが、一刻の猶予も無い、と言うことか?」

GM  キリュウ「んー、たぶんまだ大丈夫だと思う……けど、いそいだ方がいいかもね。ま、この週末あたりには一つ大立ち回りが待ってるから、今はしっかり休んどいてよ」

イブン  「なら、ここでこうしている暇も無いな。二人と合流せねば」ベッドから立ち上がろうとするよ「あ、くっ・・・」ふらっとよろける

GM  キリュウ「今の君が言っても役に立たないってば、もうちょっと待ちなよっ!」キリュウが指をぱちんと鳴らすと、シーツが触手の様に伸びて絡まり、君の動きを封じるのであった。

イブン  「むう・・・痛いぞ」

GM  キリュウ「僕の計画じゃあ、この週末にカイ君がジェスタ神殿あたりで一騒動起こすはずなんだよね……それに乗じて連中に一泡吹かせてやろうよ」キリュウはそう言って悪戯っぽく笑うのでした。

イブン  「・・・そう言うならば」大人しくなる



これにて、イブンの行動終了。

最後を飾るのは魔術師ユトル・バイカン

楽しいデートの時間である。



GM  さて、前回の終わりは覚えているかな?

ユトル  確か3週目の週末で……デートが確定したところ(目を逸らす)

GM  そうだね。そういうことだ。というわけだから気をつけてくれたまえ。へたすりゃ死ぬ(笑)

ユトル  おいおい(笑)

GM  手加減できないから、事件に巻き込まれて死んだりしないでね(笑)

ユトル  うぅむ、善処するけどどうなんだろう。

GM  さて、新たに魔法を習得した君なわけだが。きがつけばもう1週間が過ぎている。回覧板なんかを見れば、あの女が大暴れしていることが伝わってきている。まあ、どういう風に暴れたかは他のプレイヤーに聞いてくれ(笑)

ユトル  火の海になると言っておったが、火の海に“する”の間違いじゃったな。

GM  んで、警備を担当している人たちはイザベラになす術無しって状態の様子。空を飛ぶから剣は届かない、弓矢飛ばしても結界張る、挙句の果てには瞬間移動で逃げる。

ユトル  中世に爆撃機がやってきてもどうしようもないじゃろうな。

GM  普通の人間が対処できる相手じゃあない。ソーサラーを相手取れるのは、やはりウィザードしかいないわけなんだが……きわめてめずらしい人材だしね

ユトル  《飛行》くらい使えるウィザードや神官は居ないものか。

GM  あー、イザベラが空中戦を好む最大の理由、知力判定に成功したら教えてやろう。戦術、でもいいぞ。

ユトル  考え中……ぎりぎり成功、危なかった(笑)

GM  君は魔法使いに使えて、神官に使えないある種の魔法に思い至った。まあ、魔法を解除する魔法なわけだが……。



物理防御を張って空中で待機。

近づいてきた奴の魔法を片っ端から解除。

イザベラの必勝パターンの一つである。



GM  これもある種の嵌めパターン。結局のところ、イザベラを倒すには物質障壁をどうにかできる人間じゃないと勝ち目が全くないんですわ。

ユトル  しかし《物理障壁》は範囲じゃから移動すれば意味がなくなるような…まぁ、爆撃していて反撃されそうになったら閉じこもればいいわけか。

GM  誰も見なかった(ランダムイベントで発生する可能性があった)けれど、アルリアナやサリカ信者が《空中歩行》で挑んで……近寄ったところを残らず《呪文除去》で撃墜されてしまう、というイベントも用意されていました。ちなみに、《呪文除去》も範囲なんで、ほんと、まとめておちる。

ユトル  可哀想に……。

GM  で、まあ、君には一つ予感があるわけだ。現時点において、イザベラを倒せる可能性があるのは君しかいない。

ユトル  そして考えるに…もっと戦闘能力を伸ばしておけばよかった(笑)

GM  ……戦術談義はさておき、君は街中を歩いている。賑やかだった市場は店舗が減り、人通りも少なくなってしまっている。

ユトル  …まるで戦時中のようじゃな(ひっそりとした街中を行く)。

GM  歩いていれば、ガヤンやジェスタの信者と時折すれ違う。まるで知らない街に紛れ込んだかのような錯覚。君は一人で街を歩く。シュナは連れてきていない。行く当てがあるわけでもない。ただ、漠然とした予感に導かれて街を歩く。

ユトル  さて、そんな気分で…今どの辺りに?

GM  市場を過ぎて、燃え落ちたサリカ神殿の前にいる。そして、その女は焼け跡の中央に立っていた。

ユトル  「…(ぴたっ)」

GM  黒い衣を纏った長い白髪の女。その女の名は邪術師イザベラ……。

ユトル  プレイヤー的には足早に通り過ぎたいんじゃが(笑)

GM  イザベラ「あら、ユトル・バイカン、お久しぶりね……ごきげんよう」君の姿を認めにこやかに微笑む。無視して通り過ぎても構わないけれど……通り過ぎるかね?

ユトル  「これはご活躍のようじゃな、イザベラ」いや、応じるよ。「ソーサラー(邪術師)のすることに道理はないかもしれんが、やけに地道なことをしておるな」

GM  イザベラ「ふふふ……仕事とはいえ、手ごたえのない相手ばかりで退屈していたところよ。ガヤンもジェスタも……どの神につかえる者も、わたくしに傷一つつけられない……ザノス一の治安も名ばかりですわね」楽しそうに笑ってます

ユトル  「………」

GM  イザベラ「……さて、今日はどうしましょう?わたくしとしては、今あなたと殺しあう理由はないのですけれど」小首をかしげて、君のほうを眺める

ユトル  「儂にもないな。少し話をせんかね。たまにはゆっくりと落ち着いてな」

GM  イザベラ「そう、それでは……お茶でもご一緒にいかが?今日はお仕事まで少し時間がありますの」イザベラは歩き始めて……まだ経営している喫茶店(あるのかな?)にはいろうか

ユトル  「……」仕方ないな、距離を保ってついて行こうか。

GM  イザベラ「今日はわたくし一人ですのよ?それに、今日は別に罠なんて準備していないわ」無防備な背中を向けて歩いている。で、お店に入ってお茶を注文します。

GM  イザベラ「さあ、何を話しましょう?あなたは何が知りたいの?答えられることなら、答えてあげる……わたくし、今日はとても機嫌がいいのよ」

ユトル  「なら《嘘発見》をかけてもいいか?」(笑)

GM  イザベラ「ご随意に」掛けるなら抵抗はしませんが

ユトル  本当にかけてみよう(笑)

GM  イザベラ「あら、本当に……疑り深いのね」苦笑いを浮かべています

ユトル  「嘘吐きと付き合いが長いものでな。ではまず…どうして機嫌がいいのかな?」

GM  イザベラ「今日で私のお仕事が終わりだから、ですわ」大丈夫、ちゃんと掛かった。基本的に今日のイザベラは真実しか言わないので、嘘が混じった時だけ言及しますよ。

ユトル  「儂の方から質問ばかりもなんじゃから、お前も何か訊きたいことはないか?儂にな」

GM  イザベラ「くすっ……わたくしは、別に何も。あなたの事なら、よく知っていますもの」少し得意げに

ユトル  「そうか。なら遠慮なく質問を続けさせてもらおう。……どうもイリスもまだ疎らな焼け野原じゃが?」

GM  イザベラ「いくらわたくしでも、この街を丸ごと消し飛ばすなんてできませんわ……できるとすれば(ティーカップを傾けてます)神か、高位の悪魔か、古代の遺産……」すぅっと目を細めた

ユトル  「例えばユヴァリーフの鏡とか石なわけか」

GM  イザベラ「より、正確に言えば……それによって目覚める、聖鎧アレフ・ヌル」

ユトル  儂、知ってる?

GM  神秘学、かな?

ユトル  思い出してみよう。(コロコロ、16)失敗(てへ)

GM  では、知らない。ただ、『アレフ・ヌル』という言葉が『絶対無限』という意味を持つ魔術用語であることは知っている、と。

GM  イザベラ「……ご存知かしら。このイリスの街が遺跡の上に作られているということを」

ユトル  身を護る鎧なのに兵器というのがよく分からんな。 じゃが、知らないなどとは言えんので訳知り顔で黙っておく(笑)

GM  イザベラ「その遺跡に眠るもの。古の大魔術師が悪魔を束ねし将、妖将を倒すために生み出したゴーレム、それがアレフ・ヌル……わたくしはそう聞いているわ」

ユトル  あ、勝手に喋ってくれた(笑)

GM  イザベラ「その体に人をおさめ、あるいは魔器による制御にて、意のままに動く巨大な魔像……それが聖鎧」

ユトル  「ふむ、そんな重大なことを依頼主に黙って喋ってもいいのか?」

GM  イザベラ「口止め料は頂いてませんもの……それに、今更邪魔できる者など」くすくすと

ユトル  「力が欲しいというのは分かるが、イリスを破壊して何の意味があるのかが解せん。それともここ半月の仕事は陽動か何かか?領主もおらんし」

GM  イザベラ「領主様は王都に出張よ……今ごろクーデター騒ぎでたいへんなのでは?こちらに戻ってくる暇はないはず……わたくしの依頼人はそう言っていましたわ」

ユトル  くーでたー?なるほど、キリュウが帰ったのもその関係か「となると、お前の雇い主は王国情報部と繋がっているわけか」

GM  イザベラ「あら、気がついていなかったの?わたくしの雇い主が、ザノス情報部……その長、シャザック・ベルゼリオンですわ」

ユトル  「正直、何処かで聴いたのに名前が思いだせんかった(笑)」

GM  イザベラ「……あら?最近やってきたガヤンの高司祭、ということで有名だと思うのだけれど……工房に篭っているばかりではダメよ?もっと世間に目を向けないと……面白いことを見逃してしまうわ」

GM  ガヤン神殿でも色々人事があってね。責任者だったエルバルト、追い出されちゃって。新しい人がこの街の神殿を押さえちゃいました。新しくやってきたガヤン高司祭の名前が、シャザックといいます。

GM  イザベラ「しかし、思い切ったことをする男だこと……たった一人を遠ざけるために組織を丸ごと犠牲にするだなんて。まあ、かの英雄がいたのでは……この街を、遺跡を押さえるなんてまねはできないでしょうから……仕方のない選択だったのかしらね」楽しげに

ユトル  「為ん術ないことよ。アレイオス・イリスにはそれだけの意味があるじゃろう。そして彼の力を思い知っているということは、やはり因縁浅からぬ仲なのじゃろうな(茶を啜りつつ)結局、奴は何を目論んでおる?」

GM  イザベラ「革命よ。そして、革命には武力以上に大切な部分がある。ねぇ……方向性の違う複数の組織を手っ取り早く一つにまとめるには……どうすればいいと思う?」

ユトル  「やれやれ、まるで授業を受けておるようじゃな。生徒の気分じゃよ…さて……共通の敵を作ることか?」

GM  イザベラ「……正解よ。結果としてこの街の勢力はひとつの方向に向かいつつある。ガヤンやジェスタはもちろん、タマットまでも……わたくしを敵として排除するためにまとまりつつある。そう、ガヤンの高司祭、シャザック・ベルゼリオンを頂点として……」楽しげに笑ってます。さて、ここで知力判定を。

ユトル  (コロコロ、16)………失敗。

GM  イザベラ「……そう、今も私を狙っている。残念だけれどお話はここまでのようね」すぅっと目を細めて

ユトル  ん?<ヴァルトニ>を飛ばして店の周囲を旋回してみよう。

GM  盗賊らしき連中が物陰に隠れているよ。一人、二人、三人、四人……たくさん(笑)

GM  イザベラ「……裏タマットかしら?まあ、いいわ……皆殺しにしてしまえばいいことですもの」くすっと

ユトル  「懸賞金でもかかっておるのか?やれやれ、儂は一足先にお暇するよ」

GM  イザベラ「わかったわ。お逃げなさい、ユトル・バイカン……私は今から最後の仕事をすることにします」席を立った

ユトル  「今日のお前には妙じゃな……」さて、《瞬間移動》で店の上空まで跳ぼう。

GM  イザベラ「私の姿を見たこの街の民はきっと、今まで以上に団結を固めることでしょう、けれど、それでも力不足を感じる……そうすれば、きっとあれを引っ張り出す。強力な魔法兵器……きっと楽しいわ……そうだと思わない?……あら、残念、もう行ったの?……まあ、いいわ。今日はとてもいい気分だから」

GM  では、外に出た君は見る。さっきまでいた喫茶店の内部で閃光が走るのを。

ユトル  うぅむ、加勢したい気もするが…

GM  爆炎の中から現れる、一つの巨体……<悪魔>です。

ユトル  悪魔かい!(汗)

GM  ねじくれた角、蝙蝠のような翼、大蛇のような下半身、その身に黒い炎としか形容できないものを纏った女性の上半身。ソーサラーは人生に3回だけ、契約した<悪魔>をその身に降ろすことが許されるそうな。上半身がイザベラの姿を止めているから、君には彼女だとわかるよ。

ユトル  よく観察しておこう。

GM  周囲はもう大混乱ですな。

GM  悪魔イザベラ『かつもくせよっ!イリスの民人!』バサバサと羽ばたきながら

ユトル  まぁ、儂にできる人道的支援といえば、逃げ遅れている者が居たら運んで逃がしてやろう。

GM  うむ、わらわらと逃げ回ってます。支援しちゃってください。

GM  悪魔イザベラ『我が名はイルゼ・ヴェル・メーラ……第一師団、大いなる歪みに従う、熱獄の悪魔なり!』イザベラは爆炎をあっちこっちにばら撒いてます。もう、手当たりしだい、ですな。

ユトル  うぅ、胃が痛い…

GM  悪魔イザベラ『我はこの地を灰燼に帰する者なりっ!』君のすぐそばで5人ぐらい消し炭になった。

ユトル  裏タマット群は歯が立たず?

GM  悪魔イザベラ『我と、我のつくりし不死なる者の軍団がこの地を蹂躙してくれようぞっ!』全く役に立ってませんな。一番最初に消し炭だ。優先的に狙ってますよ。

ユトル  引き続き、逃げ惑う人々を先導しよう。儂が敵う相手ではない。

GM  悪魔イザベラ『我が名はイルゼ・ヴェル・メーラ!我に刃向かう愚かさを知り、我を恐れよ!己の無力さを知るがよいっ!』哄笑しつつ、暴れて、暴れて、暴れまくって、飛び去っていきました



悪魔の力、恐るべし。

この日、イリスの3分の1近くが焼き払われたという。



ユトル  帰ったら散々に落ち込む。あんな裏技があると、一対一じゃ絶対に勝てんな。

GM  シュナ「お爺ちゃんお帰りー……あれ?どうしたの?なんか暗いね?」きょとんとしてます

ユトル  直ぐに掘っ立て工房に篭ってしまう。

GM  シュナ「お爺ちゃん、おじいちゃーん!」工房の扉をどんどん、と叩いている。

ユトル  「薄暗い顔で扉を開けて出ようか」

GM  シュナ「ど、どーしちゃったの?帰ってくるなり……なんか変だよ?おかしーよ?……今日は外でご飯でも食べよっか。何があったか知らないけど、元気だそうよっ。ね?」

ユトル  「……(黙ってとぼとぼついて行く)」

GM  イザベラが大暴れしたあの日、イリスの街には戒厳令が発令され、一般人の外出は制限されてしまうという事態になったことを報告しておきます。



ユトル、最後の行動選択。

彼が選ぶのは……。



ユトル  奴が破壊なら儂は癒しじゃい。というわけで『大いなる癒しの章』を解読する。では解読判定(コロコロ)

GM  ではサイコロを、難易度は16だ。勝負っ!(コロコロ)……4点ほど生命をすり減らしてくださいな。

ユトル  結局、生命力−5、体力−2が月末ステータスになった。結構きついな(汗)

GM  ……では君は研究した。研究して研究して、研究した。シュナの声すら耳に入らない。一週間、イザベラの破壊に対抗する術を求めて本を読む。たどり着いたのは、大いなる癒しの魔法《完全治癒》だった。

ユトル  おぉ、やはりか。



《完全治癒》至難 集中1秒 消費8

どれほど深い怪我であっても、一瞬で治療が完成する。

ただし、欠損部位までは治らない。

前提呪文は《大治癒》



GM  他に質問がなければ、後は三人揃っての週末のみだけれど。

ユトル  週末になる前に6点のパワーストーンが買いたい。と言うか、挑戦したい。無理っぽいけど。

GM  構わないよー。購入したい点数÷2を修正として知力判定としよう。チャンスは一回のみ!

ユトル  う…小さくしようかな(笑)

GM  そろそろいい出目がくるかもよ〜!

ユトル  かなぁ(笑)

GM  くるといいね(笑)

ユトル  じゃあ6点のものを探そう。修正が−3なので目標値11。期待値なのになんだこの不安。



今回、ユトルは出目が非常に悪い。



ユトル  ていっ(コロコロ、14)

ユトル  ちーん。

GM  魔法屋「申し訳ありませんねー。最近、ものが入らなくって……エリクサもパワーストーンも売り切れなんですよ……」残念でした(笑)



最後の最後まで、出目が悪かった。



ユトル  では本日の出目平均を発表します(ドラムロール)……14.25、記録的ですな(フッ)。



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