裏切者の譚詩曲(ラボル・バラード)
〜燃え尽きぬ想い〜
第4楽章




GM  いえーい、今回は育成ゲームだ!選択肢は「仕事」「訓練」「遊んで過ごす」(笑)



プレイヤーは入れ替わり、今回はカイ。

あーだ、こーだと、説明が続く。



カイ  なるほど。つまり4週間全部仕事とかすると、大事な一ヵ月後にはペナルティがくる可能性があるということですね

GM  ちなみにイブンはひたすら訓練を選び、新技を習得!しか〜し、生命力が減りに減って現在は1点(笑)後一歩でぶっ倒れるところまで行ってる。

カイ  すげぇ(笑)

GM  ぶっ倒れてしまうと回復するまで活動不能であります。一週間の行動と週末イベントが丸ごと飛んじゃうので要注意!

GM  前回家が燃えた哀れな人がいたりするが、とりあえず君には関係がない(笑)

カイ  建築に参加してるから、あながち無関係ともいえません(笑)

GM  そして、家主とその弟子の部屋も焼け残っていたのでどうにか助かってる。結局焼け出されたのって「不幸」な一人だけなんだな(笑)

カイ  こんなところで不幸を発揮してるのか……まさに不幸(笑)

GM  ええ、不幸ですから(笑)



それはそれとして、その日の晩……片付けとか手伝ってその後のこと。

場所はカイの家。

深夜にもかかわず遠慮なく、がしがしとドアを叩くものが一名。



GM  レクス「すぴぃっぃぃぃぃ……」まあ、その賑やかな瞬間にも寝てる奴はいるのだが

カイ  ん?誰だ……「はいはい、今開けるからちょっと待っててくれ!」

GM  クラップ「おーっす!もうかりまっか!」そこに突っ立ってたのは闇夜に烏のクラップ・ブラックウウィンド。

カイ  「…………あかんわ」まさか、金の取立てか!?(笑)「こんな夜に一体どうしたんだ?」

GM  クラップ「夜分にすんまへーん。いやー今日はやな、あんた、武術の腕が立つって聞いてやな、やってきたわけや、いやーすごいなー(あーだこーだあーだこーだ)」突然やってきて君を褒め称えてるぞ

カイ  ほめられて悪い気持ちはしない(笑)「そ、そーか?そんなに言われると照れるじゃないか……(頬をぽりぽり)」

GM  ギャーギャーまくし立てながら、君を圧力で押しやり少しずつ家の中へ進入(笑)

カイ  なんてうまい作戦だ……気づいたら扉を閉めたうえに鍵までかけられてるだな(笑)

GM  クラップ「そーんあ、腕の立つあんたにやなええ話を持ってきてやった。感謝しーや!ほいっ!」書類を取り出して君に強引に手渡す。

カイ  「お、なんだ……?」目を通そう

GM  クラップ「最近どうも弁護の仕事が減ってもうてなぁl……で、あたら手会社作ったんやけど。どうにも人手不足でなぁ」書類に目を落とせば……どうも人材派遣業のようだ。ありとあらゆる厄介ごとの解決をを引き受けて、それに相応しい人材を派遣する。そういう内容だ。

カイ  「へー、弁護の仕事が減るってことは厄介ごとが減ったてことだからいいことじゃないか」

GM  クラップ「それがそうでもないで?厄介事は仰山あるみたいでな。ほんま人手不足でな……一人でも手伝いは欲しいんや。その気があったら登録してや。時間のある時に言うてくれたら、その時にのこっとる仕事回すから」なお、一緒に現在登録してある人間の一覧とかもあったりする

カイ  短期のアルバイトってことか。「……ふむ、わかった。ありがとよ」知り合いの名前とか載ってたりする?

GM  分類戦士でレン・ジリベン、調査員でクラウジビッツ・クラーク、吟遊詩人でレクサール・アダフ。清掃作業員でイブンサフ・レーベンクイールとか(笑)

カイ  ……なんじゃそりゃあ!?(笑)

GM  クラップ「おっと、そこで寝とるレクスはんにもこれ渡しといてや、今ある仕事の一覧や……さてと、あんたの登録用書類はこっちやサインしてや」

カイ  「じゃあ登録しとくよ。俺もいつでも動けるというわけじゃないと思うけどな」登録用紙にサインする

GM  で、君は何で登録する?戦士かね、それとも……大工?

カイ  そ、それは……究極の選択だ(爆)

GM  クラップ「かまわんでーそれじゃあ、気が向いたときにこえ掛けてや。まっとるから」クラップは帰っていくのでした



一夜があけて、最初の一巡りが始まる。

果たしてカイの選択は?



GM  レクス「おお!なんと素晴らしい!仕事の依頼が届いているではないか!おおおお、これほど多くの依頼が!さすが天才吟遊詩人……実力の正当な評価か、何を選ぶか……迷う」とまあ、アルバイトは一杯ありますが、依頼の内容を確認すれば、吟遊詩人としての依頼など一つもないことに気がつくのであった。



魔法商品の市場調査……流通の流れがおかしいので調査してください

墓荒らし退治……最近墓地を荒らす奴がいます。何とかしてください

放火魔を探せ!……最近火事が多い!放火魔の可能性あり!

などなど。



カイ  「……やつもついに自立するのか」ほろりと涙をこぼす。まあ、まずは訓練かな。前回の戦いで戦闘力不足を実感したし

GM  了解〜。じゃあ君は武装を整えてジェスタの訓練場に向かった。ジェスタの訓練場はいつもにもまして、人が多い。多くの戦士たちが斧やメイスを振るっている。その中には見知った顔も中にはある。

カイ  そうか。隊長にイリス崩壊まで一ヶ月ということは伝えたんだったな。なら、当然の結果か

GM  ガッシュ「カイ君じゃあないか。訓練かね?」奥の方でガッシュが斧を振るっています。周囲ではあっちこっちで、がちーん!がちーん!と武器と盾がぶつかる音がしていますよ。

カイ  「はい。自分もまだまだだと思いましたので、今日は訓練にと思ってきましたが……みな同じ気持ちのようですね」

GM  ガッシュ「うむ。我々もちょうど訓練を開始したところだ……良かったら参加していかないかね?」

カイ  「よろしいのですか?ではお願いします。一人でできることなど限られていますし」

GM  さてとここで質問、どんな技が欲しい(笑)?

カイ  おっと、必殺技がもらえるのか(笑)

GM  前回は魔法に対する抵抗力が欲しい、みたいなことを言っていたが

カイ  そういうのもありなら、魔法の抵抗力が欲しいですね。攻撃力は腕輪がありますし

GM  ガッシュ「なるほど……魔法に対する抵抗力を身につけたいのか。魔法に抵抗する力、それすなわち意志の力……だ。自らの心を鍛えるしか道はない」どかっと腰を落として

カイ  む、瞑想か……?

GM  ガッシュ「さて……心を鍛えるといっても非常に難しい。なのでいちばん簡単な方法を使用する」

カイ  「その一番簡単な方法とは……?」

GM  ガッシュ「君に魔法を掛ける。抵抗したまえ……おーい、諸君。魔法修練の対象になってくれる有志が現れた!」そう言って茶目っ気たっぷりに片目をつぶる

カイ  ……さすが隊長。根っからのドSだぜ(冷や汗)

GM  ガッシュ「ジェスタの者にも当然、魔法を使える者がいる……が、なかなか練習相手が見つからない。みな、掛けられるのは嫌がるのでな」

GM  というわけで、一週間。君は引っ張りだこだ(笑)

GM  ジェスタ信者「俺の魔法頼みますよ!」 「こっちの効き具合も試してもらえます?」「次は僕だ!」

カイ  うあーん、ホントにやられるんだぁ(爆涙)

GM  一週間、君は魔法を掛けられて、掛けられて、掛けられまくった

カイ  「ふんっ、なんのっ、まだま……いた、やめっ、こら」

GM  というわけで、気がつけば意思が強くなったような気がする。本当に強くなったのか?それとも気がするだけなのか?今はまだわからない。君は特徴「意志の強さ」を成長させることが出来るようになった。

カイ  なるほど。CPを使って成長させれるんですね。とっておいたCPが役にたちそうだ

GM  魔法の抵抗、気絶の抵抗などなど、意志の強さがかかわるものには全て影響を与える。とても心強い能力だ。お値段1Lv4CP。今すぐ上げてもいいし、あとから(シナリオ終了後)にあげてもいいよ

カイ  1レベルとるだけでもものすごく変わってくるからな。とるようにしよう

GM  ……かくして一週間が過ぎました。

カイ  「ふう……あんなに魔法をかけられるなんて思いもしなかったぞ」

GM  ガッシュ「お疲れさん。そろそろ修行の成果はでてきたようだね。我々の方も助かったよ……なんだか少しやつれた様な気もするが。まあ、訓練もほどほどにな」背中をガシガシと叩いている。

カイ  「ありがとうございます。ですが、そうそう簡単にへばる訳にもいきませんので」

GM  ここで、君の生命力とこちらの設定した難易度で技能対抗勝負だ!成功度の差だけ気がつけば生命力を吸い取られている(笑)

カイ  吸い取られる!?(笑)

GM  こちらの難易度は16だ〜!ていっ……このままでは8点ほど怪我をしてしまいます。生命力判定の成功度の分だけこのダメージを軽減できますぞ(笑)

カイ  成功度は2だから……6点吸い取られた。半分ももってかれたよぅ

GM  ガッシュ「良かったら次は組み手でもやらないかね?」とか言ってます(笑)

カイ  「か、考えておきます」イヤな汗が背中を伝います(笑)



そんなこんなで、訓練終了。

週末ランダムイベントのお時間です。



GM  1番レのつく人一号、2番キのつく人、3番ガのつく人、4番?な人、5番ドのつく人、6番レのつく人二号(笑)

カイ  今の状況でレンとレクスの相手はイヤだなぁ(コロコロ、4)

GM  君が訓練場から帰ろうとしていたときのことだ。

GM  ?「そこの君。問う、ガッシュ殿はいずこか?」青い服をまとった青年が君に声を掛けてくる。

カイ  「隊長ですか?隊長ならジェスタ神殿にいると思いますが……案内いたしましょうか?」

GM  ?「頼もう」傍らには黒い髪に黒い瞳の少女が控えている。このザノンでは非常に珍しい。なお、その腰には非常に珍しい武器がつるされている。この間見たかもしれないけど(笑)

カイ  思い出せない?

GM  知力判定に成功すれば

カイ  失敗度2〜

GM  それでは、腰の武器になんだか見覚えが歩けど。何処で見たかわからない。後、彼の声も聞いたことがあるような気がするけれど、思い出せない(笑)

カイ  では案内する道すがらたずねよう「隊長には一体どのような用件なのですか?」

GM  ?「仕事上の打ち合わせだ」……そういう彼の胸にはガヤンの聖印が輝いている。

カイ  ガヤンの人か。それなら信頼できるな。隊長のところまで一直線だ〜

GM  ガヤンの聖印のほうははっきりと見覚えがある。それはエルバルト高司祭が身につけていたものと全く同じ物……手入れが行き届いているせいなのか、より輝いているが

カイ  「隊長。隊長にご面会の方々をお連れしました」

GM  ガッシュ「うん?……シャザック殿ではありませんか、サヤ殿も!」君の連れてきた人物を見て驚いている

カイ  シャザック?サヤ?

GM  サヤ「……(一礼)」シャザックと呼ばれた男の傍らで小柄な少女が黙って頭を下げる……この体形にも見覚えがあるかもしれない(笑)

カイ  「隊長、この方々は一体……?」

GM  ガッシュ「ああ。こちらの方はシャザック・ベルゼリオン殿とサヤ・ミヅキ殿……お二人ともガヤンの方だ。シャザック殿、本日の用向きは?」

GM  シャザック「警備提携について返答にきた。ガヤンは貴公の言葉を全面的に信頼する」

GM  ガッシュ「それはありがたい!しかし……わざわざ最高責任者である貴方が来るとは」ガッシュ苦笑いを浮かべている。シャザックの方は高司祭でサヤは入信者のようである。

カイ  「さいこうせきにんしゃ……し、失礼しました!自分はカイ・サイトニンと申します!」びしっと姿勢を正して敬礼します(笑)

GM  シャザック「……カイ、ああ貴公がそうなのか。噂はガッシュ殿より効いている」

カイ  一体どんな噂なんだ(笑)

GM  シャザック「腕の立つ戦士であり、誠実な青年だと聞いている。我が名はシャザック・ベルゼリオン。先日、エルバルト・ダイム殿に代わりイリスのガヤン神殿を任されることになったものだ」

カイ  あら、エルバルトのおっちゃんは左遷されたのか……まあ、あれじゃあねえ

GM  ガッシュ「ええ。若くして相当なものです……この神殿にも彼に並ぶものは少ない」

GM  シャザック「機会があれば手合わせ願いたいものだ」

カイ  「そ、そんな……自分はまだまだであります」頬をぽりぽり。なんだ、このほめ倒しは(笑)

GM  シャザック「ガッシュ殿、それでは行こうか。サヤ、そのあたりで時間をつぶしておけ。少し掛かるだろう」てなわけで二人は去っていきました。で、君とサヤなる少女がその場所に残された。彼女は退屈そうに剣の飾りを弄っている……。これ以上かかわろうとしないならイベントはここで打ち切りですが

カイ  うおお、何を話せばいいのじゃ(笑)「サヤ殿は武術の心得があるのですか?」

GM  サヤ「剣術を少々」相変わらず飾りを弄ってます

カイ  「なるほど……では手合わせ願えますか?」沈黙をやぶるにはこれしかない!(爆)

GM  サヤ「……手合わせ、ですか?」

カイ  「はい。自分も武術のほうには心得があるのです。こうして会ったのも何かの縁でしょう。一つお願いできないでしょうか?」

GM  サヤ「……確かに、貴方は強そうだ」

カイ  ちなみに、ぱっと見てサヤはどのくらい強そう?

GM  15ぐらい。達人の一歩手前(笑)

カイ  おお、じゃあ俺とそんなにかわらないじゃないか。



2人は訓練場へと移動します。



GM  サヤ「……弱い。あの程度で戦力になるのか」訓練中のジェスタ信者たちをみてぼそっと

カイ  「まあ、そのために訓練をしているのですから、そう言わないであげてください」

GM  ジェスタ信者たち「おっ?なんだなんだ?」「決闘か!?」「おーい、カイ君、女の子いじめちゃだめだぞー」

GM  サヤ「ここで良いでしょう」剣を抜いて、刃を返し峰を向ける。

カイ  俺は模擬戦ようのメイスを準備しよう。……あれ、メイスに模擬戦用とかあるのか?(笑)

GM  先っちょがゴムになってるのとかあるんじゃないかな(笑)

カイ  じゃあそれを用意しよう(笑)「では……お願いします!お前らもよくみとけ!この人……できるぞ」周りにむかって叫ぼう(笑)

GM  ジェスタ信者「お前はどっちに掛ける?」「そりゃあ、カイだろ」「いや、カイは女に手を出せずボこられると見た」「難しいな……」本気にしてません。普通、女の子が強いなんて思わないし(笑)

GM  サヤ「サヤ・ミヅキ……カルシファード刀術、天覇蛇絞流。参る!」



例によって、三本勝負である。



GM  サヤ「はああああっ!」小柄な体を生かし、君の懐に入り込もうとしている。出目が悪いな、成功度は0だ。

カイ  「甘いっ!」成功度は4。弾き飛ばそう。

GM  サヤ「……なっ!?」バランスを崩している



カイ(1)、サヤ(0)

まずはカイが一歩リード。



カイ  「今度はこちらかっ!」(コロコロ、4)

GM  サヤ「ならば……蛇絞流剣技、蛟っ!」

カイ  くりくりくりくりくりてぃかるぅ♪

GM  サヤ「……初見で蛟が破られたなんて」驚愕しつつ距離をとる

GM  サヤが踏み込みと同時に繰り出した技、初めてみる技だったが……日ごろ見ているイブンのそれに比べればずいぶんと落ちるな、と君は感じた(笑)



カイ(2)、サヤ(0)

カイ、早くもリーチ。

このまま勝負は決まってしまうのか!?



GM  サヤ「これならどうっ!」……ダメじゃん。成功度0だ(笑)

カイ  「日ごろから似たようなことするやつと一緒にいるからな……そうそう簡単にはやられんよ!」成功度6!はじいた〜。

GM  かちーん!サヤの手からカルシファードブレードが弾き飛ばされた。

GM  サヤ「……ば、ばかな。こんな完璧に」 愕然とした表情でがっくりと膝をつく

カイ  「ふう……まだまだ、俺の方が上かな。でも、いい筋してるじゃないか」手を差し出そう

GM  サヤ「……強いな。貴方は」手を取った

カイ  「はは、ありがとよ。でもかわりに頭のほうがさっぱりなんだがな」頬をぽりぽり

GM  サヤ「……拙者もまだまだ精進が足りなかったようです」

GM  ジェスタ信者「おー!やっぱつええなあ」「あのお嬢ちゃんも頑張った方じゃねぇかな」「当然といえば当然だな」「ジェスタのメイスは世界一ぃぃぃぃぃ!」かってなことを叫んでます

カイ  「おいおい、お前らなんかよりずっと出来るぞ。感心してないでもっと精進しろ!」周りに渇をいれます(笑)

GM  ジェスタ信者「ひえぇぇぇぇぇっ!」逃げ散っていきました(笑)

GM  サヤ「最近、剣を振るう機会が少なかったとはいえ……全く情けない」自信をへし折られてずずぅぅんと沈んでいます(笑)

カイ  「そんな落ち込むことはないさ。筋はいいしな。俺もうかうかしていられないな……ところで、あなたはカルシファードの出身なんだよな?だったら赤い仮面つけた奴とか知らないか?そいつもあなたと同じ剣をつけてたんだが」

GM  サヤ「……っ!?さ、さあ。このあたりでカルシファードブレードを扱うのは拙者と主殿くらいで、えー、ざ、在野にはまだ様々な人材がいるということ、なの、でしょうかなぁ」明らかに動揺してます(笑)

GM  サヤ「赤い仮面の剣客など、見たことも、聞いたことも、会ったこともありませぬぞ」 さらにさらに動揺しています(笑)

カイ  あ、怪しい……でも朴訥な俺は信じるのさ(笑) 「そうか……ま、いろんな人がいるもんな。なんかわかったら教えてくれるか?一度助けられたとはいえ、聞きたいことがあるからな」

GM  サヤ「え、ええ。まあ、万が一出会うことがあれば、ええ、きっと……」しどろもどろに

GM  とかやってる間に

GM  シャザック「サヤ、用件は終わった。神殿に戻る」

GM  サヤ「!?そ、それでは御免っ!」君の前から逃げ出すように去っていくのでした

カイ  「また手合わせを頼むよ!」見送ろう

GM  週末イベントは以上で終了と、では次の行動を選んでくださいな。

カイ  なんとなく展開が読めたような気がする……というところで、次の選択はバイトを!イリスが崩壊する前にメガネを装着するのが目的であります!



早速、第2週の行動開始である。



GM  『トラブル・コントラクター・ブラックウィング』と、でかでかと看板が掲げられている。厄介事、万下請けします、とのこと。

カイ  むう、クラップがトラブルを起こすだけじゃないだろうか(笑)

GM  クラップ「おおおっ!カイはんやないけっ!手あいとるんかっ!せやなっ?せやろ!そりゃあよかったっ!今ちょうど仕事がたくさんあってなぁ」ぎゃあぎゃあとわめきながら詰め寄ります

カイ  ……弁護はなくても厄介ごとはくるのか。「あ、ああ。仕事をもらおうと思ってきたんだ」

GM  クラップ「いやあ、レクスはんを派遣したとこからクレーム来てもうてなぁ。対処に大忙しで……助かったわ。ほなえらんでや」

カイ  「レクス……お前はいつもそうだよな」天を見上げる

GM  1市場調査、難易度12で500 2墓荒らし、難易度14で750 3放火魔、難易度16で1500っと。

カイ  メガネは遠いなあ……墓荒らしでいこうかな。

GM  クラップ「了解や。詳しいことは墓守のじいさんから聞いてや」君は一週間、お墓に張り込み活動を行う羽目になります

GM  墓守の爺さん『最近、夜中に墓地を出入りしているものがいるらしいのです。それで、その墓を掘り返してですね……もって行っちゃうんですよ、遺体を。一緒に埋められてる装飾品とかは手つかずで。何に使うのかは知りませんがね、気味が悪くって』……とのことであります。

カイ  「わかりました。任せてください。俺がなんとかしてみせます!」

GM  それではレッツ張り込み!体力を消耗してくださいっ!ちなみに成功度が大きい方がいい結果になります。クリティカルなら収入倍だ!ファンブルならお給金ナシよ、と(笑)

カイ  「いくぜ、体力自慢!」成功度7!なかなかいい結果になった

GM  ぎゃあっ!疲労無しじゃないですかっ!?

カイ  これならもういっちょバイトができてメガネが買えるぞ(笑)



深夜の墓場にて。

カイは息を潜めて、時を待つ。



GM  張り込みを始めた最初の日……君は深夜に音を聞く。ざくっ、ざくっ、ざくっ、ざくっ……と。

カイ  むむむ、何奴だ。距離はどのくらいありますか?

GM  ごと、ごとごとっ……何処からともなく響いてくる。割と近くのようだね。そして、ものすごい悪臭が漂ってくる……それを頼りに進むと、何者かが墓石を動かし、地面を掘り返しているのだった

カイ  よし……「そこにいるのは誰だ!俺が成敗してくれる!」大声をあげます

GM  全身をすっぽりと覆う、ローブの人影が一人二人。ローブの人影は君を見て邪魔者と感じたのか、襲い掛かってきます!ローブの下に隠された素顔、それは半ば腐り落ち、蛆が這っているのであった。

カイ  ……二人?予想外(汗)



所詮、ゾンビなぞカイの敵ではない。

二体とはいえ、勝負にすらならない。



カイ  よし、倒したぞ。しかし、依頼主にどう説明すればいいんだろう……ゾンビが墓荒らししてたなんて言っても信じないだろうし。うーん、ゾンビに尋問するわけにもいかないしな。どうしようもないか

GM  こわれたゾンビは死体です、死体は喋りません(笑)……さて、なぜゆえゾンビが墓を荒らして死体を盗んでいたのかは謎である。が、カイがゾンビを蹴散らした日を境に墓荒らしはぴたりとおさまったのである。報告内容はともかくとして、墓荒らしがやんだ、それは確かな事実。迅速な対応に喜んだ墓守の爺さんは報酬をおまけして1000ムーナほど支払うのでありました。

カイ  やった!あと少しでメガネだ……足りない分、借りよ(笑)

GM  クラップ「えらい迅速に片付けたらしいやんけ。爺さん大喜びやったで。次もこの調子で頼むで!」と、クラップもご機嫌でした。めでたし、めでたし(笑)

GM  レクサール「はははははっ!流石だ流石だぞ友よ!あの危険な仕事を苦もなくこなすとはッ!それでこそ我が友っ!我がライバルっ!」クラップの横では、レクサールが君への対抗意識を燃やすのであった。



カイの行動はひとまずここまで。

次なるキャラクターにバトンタッチである。

登場するのはこの人。



GM  シュナ「……お家燃えちゃったね」悲しそう

ユトル  うむ。隙間風が身に沁みるな…。

GM  シュナ「……お爺ちゃん、きょうはなんか大変だったねぇ……」机に突っ伏して、くたっとなってます。

ユトル  「すまんなシュナ。お前にも苦労をかける」

GM  シュナ「お爺ちゃん、それは言わない約束でしょ……」

ユトル  「ふふっ(少し笑う)しかしまぁ、久しぶりに二人きりというのも悪くない。昔を思い出すな」

GM  シュナ「そーだね。イブンさんがくる前はずっとこうだったよね」

GM  なーんてことをやってると、扉……は、なくなってるかもしれないが、とりあえずノックが聞こえる。

ユトル  「誰かな?(例によって<ヴァルトニ>で《透明壁》)」

GM  レクサールが立ってる(笑)

ユトル  「…………」

GM  「今晩はっ!入るよ〜?」がちゃっと扉を開けて、勝手に入ってきます。何かするかい?(笑)

ユトル  「キリュウか?」いや、特には(笑)

GM  キリュウ「ご名答〜。いや、なんかこっぴどくやられたね、こりゃ大変そうだ」

GM  シュナ「へ?レクスさんでしょ」君たちを見てきょときょと



シュナは未だにキリュウの存在には気が付いていない。



ユトル  「シュナ、物というものは形だけで判断するものではない…口調が違ったじゃろ(笑)」

GM  シュナ「???」首を捻っている←レクスとキリュウの関係よくわかっていない様子

ユトル  「まだ完全に片付いておらんが、そこにでも座るがいい(半分焦げた椅子を示す)」

GM  キリュウ「うん……このいす大丈夫なの?まあ、いいけど。今日やってきたのはね。ちょっと頼み事があってねー」

ユトル  「どうした?」

GM  キリュウ「この間会ったクラップってミュルーン覚えてるかな?」

ユトル  「うむ、あれだけ騒がしいとなかなか忘れがたい」

GM  キリュウ「なんか、最近彼が新しい仕事始めたらしらくってね……まあ、それだけならどうでもいい話なんだけど」頬をぽりぽり

ユトル  「さてはお前も手伝わされているのか」

GM  キリュウ「僕じゃなくって、僕の相棒がそこにふかーく、首を突っ込んじゃったみたいでね……たぶん、放っておくとろくでもないことになるからさ、やばそうだったらフォローしてもらいたいんだ」

ユトル  「レクサールめは何をしようと、放っておくとろくでもないことになろう」

GM  キリュウ「そりゃ、そーなんだけどねー。見て見ぬ振りってのも……ほんとは僕が自分で何とかすればいいんだけど、本家に『帰らなくちゃいけない』かもしれないんだよね」

GM  シュナ「……レクスさん。どこかに帰っちゃうの?」

GM  キリュウ「いや、帰るのは僕だけさ。ちょっとややこしいんだけどね。細かいことは気にしないでほしい」

GM  シュナ「???」更に首を捻る

ユトル  「そこが分からんのじゃが、お前たち二人は不可分なのか?それともレクサールの肉体にキリュウ、お前が憑依しているだけなのか」

GM  キリュウ「うん。憑依ってのが一番近いね。僕って彼の体にちょいと間借りしてる状態っていうか……強引に居座ってるっていうか、ともかくそんな状態なんだよね」

ユトル  「それでレクサールに引け目があるから見過ごしたまま帰るわけにもいかない、というわけじゃな」

GM  キリュウ「僕自身のことはさておき、お仕事の話をしようか」

ユトル  「うむ。弁護士が始めた次の仕事というのは興味がある」

GM  キリュウ「クラップ君が始めたお仕事、これが……トラブル・コントラクター、言ってしまえば厄介事万下請け業務。人材を登録しておいて、何か事件が依頼されると……それにあった人材を派遣するって代物らしい」

ユトル  「奴自身が厄介ごとの塊ではないか(笑)」

GM  キリュウ「いや、全くその通りだね。ともかく、レクサール・アダフ、吟遊詩人他で登録してあってね……へんなことやらかさなきゃいんだけど、多分やらかすんだよね。多分どころか、何がどう転んでも。というわけで……君の名前も一緒に登録しておいたから、フォローを頼むよ」にっこり笑って、肩をぽんぽん

ユトル  「すまんが、はっきり言って儂は奴に関わりたくない。他を当たってくれ。儂と奴は相性最悪じゃぞ。カイに頼まんか、カイに」

GM  キリュウ「確かにね。でも、彼に頼もうにもジェスタ神殿に行ったっきりで戻ってこないしさあ……イブン君も見つからないし。選択の余地がなくってさ」

ユトル  「(すぅっと眼を細め)…とにかく断る!」

GM  キリュウ「……ほらほら、悪いことばっかりじゃないし。これ、依頼料ね」どかっとでっかい本を一冊机に置きました

ユトル  タイトルは?

GM  タイトルは書かれていません。分厚ーい革張りの本です

ユトル  一先ず、怪訝に本を手に取って捲ってみよう。

GM  むずかしーい、古代文字がびっしり書かれています。魔法の書物っぽい。色々と失われた魔法が記されているんじゃないかな?一番最初のページには索引らしきものがあって……読むのに便利そうな技能はあるかい?

ユトル  んー《神秘学》かな。

GM  じゃあ、神秘学で振ってください。

ユトル  6成功。なかなかいい。

GM  シュナ「うわー……難しそぅ」本をぺらぺら

ユトル  お前もそろそろ本格的に魔術の勉強を始めた方が良さそうじゃな。

GM  キリュウ「それって僕が旅に出る前に知り合いの書斎から失敬してきたものなんだけどさ、昔の魔術師が書いた魔道書なんだって。解読すれば面白い魔法を習得できるかもよ?」では、見出しを6種類ほど解読できた



魔道書の見出しは次の通り。

『大いなる癒しの章』

『見えざる刃の章』

『地より伸びたる鎖の章』

『素晴らしき護りの章』

『尽き果てぬ富の章』

『妖精の戯れの章』



GM  キリュウ「それに依頼を片付ければ、クラップ君の方からも依頼料が手に入って一石二鳥。ね、悪くないでしょ?僕としてはレクスが依頼を引き受ける前に、君が片っ端から依頼を解決しちゃうことを期待してます」

ユトル  「(確かに金はないが…)」

GM  キリュウ「じゃ、そういうことだから。後は任せたから」ささっと帰ろうとしてます

ユトル  「まて、まだ引き受けるとは言っておらんぞ。一つ質問がある。(本を持ち上げて示して見せて)お守りはいつまで続ければいい?」

GM  キリュウ「ん〜……一ヶ月くらいかなぁ。たぶんそのくらいで戻ってこれると思うから」あごに手を当てて

ユトル  「分かった。この仕事、引き受けよう」

GM  キリュウ「んじゃ、あとよろしくっ!」シュタッと手をあげてスタコラサッサ



長い、長い導入が終わり、行動選択。



ユトル  ではまず解読『地より伸びたる鎖の章』で。

GM  なるほど、では一週間掛けて解読を行うことになります。

ユトル  具体的にはどうすればいいの?

GM  では判定だ。君の知力とこちらで定めたそれぞれの魔法の難易度で即決勝負を行い、差の分だけ負傷した状態になる。

ユトル  (コロコロ)……駄目じゃな、これは。

GM  君の成功度は0で、こちらの成功度は7だ。7点ほど生命力を吸い取られた(笑)

GM  シュナ「おじーちゃーん、ご飯だよー?」扉の向こうでシュナが呼んでいる……けどあとちょっとで解読できそうな気がする

ユトル  そういうとき、儂は人の声は聞こえない(笑)

GM  うむ。そうだろうそうだろう(笑)

GM  シュナ「おじーちゃーん、今日は先に休むからねー?」……てなことが延々と繰り返されて、げっそりと7点分ほど痩せこけてくださいな。

ユトル  なるほど、説得力がある(笑)……で、解読できた?(わくわく)

GM  うむ。君は新呪文の解読に成功した!

GM  シュナ「もうっ!いい加減にしてよおじいちゃ……きゃー!!!」←自室でぶっ倒れてる君を発見した



一週間かけてユトルが解読した魔法は次のこれ。

《重力の檻》至難 範囲 集中2秒 基本消費3 持続1分

引力を増加させ、効果範囲内にいる者に荷重を加える魔法。

所持品の重さが全て3倍になり、自分の体重の2倍が更に荷重として加わる。

更に、重力の発生時に体力での抵抗が発生し、失敗すると重力に負けてその場で転倒します。

前提呪文は念動+地霊系4種類。



GM  抵抗に成功しても荷重は絶対増えるので、よけを得意とする戦士にはおそらく致命的な魔法となるでしょう。

ユトル  重装備が仇になるわけじゃな。 良い呪文だ。気に入った。



続いて、週末イベント。



GM  1はイがつく 2はレがつく 3はシがつく 4は? 5は? 6はガのひと

ユトル  あいよっ。(コロコロ、6)

GM  シュナ「お爺ちゃんっ!今日という今日は外に出てもらうからねっ!」シュナがすごい剣幕で今日は君の腕を引っ張っています。どうやら、君が部屋にこもりきりだったことにご立腹の様子。

ユトル  「うぅむ…(よろよろ)」

GM  シュナ「お部屋にばっかりこもってたら、カビが生えちゃうよっ!」ぐいぐい

ユトル  きちんと朝餉を食し、身なりを整えて出かけよう。

GM  シュナ「お買い物にしゅっぱーつ!」さて、君はシュナとともに市場の方にやってきました。

GM  街のど真ん中であんなこと(イザベラ襲撃事件)があったにしては街は今だ平和そのもの。

ユトル  「(朝日が眩しい)」

GM  シュナ「おじさんっ!もうちょっと負けて。大きさの割りに高いよ?」

GM  魚屋のおっさん「しかたねぇなぁ」

GM  無理やり引っ張られてはきたが……シュナが市場のものを見ている間、君は暇だ。

ユトル  「うむ、これは尾びれが複雑に又別れして方向転換を容易にしておる。海草などの障害物が多く、敵が多い種に特長的な…(ぶつぶつ)」まぁ、生物の研究は本物を見んことには始まらんからな。魚の生態でも調べてよう(笑)

GM  そんな君に声を掛けてくる人物が一名。

GM  ガッシュ「これはバイカン殿。お買い物ですかな?」両手の籠に荷物を一杯いれて持っている

ユトル  「…ガッシュ殿。これはまた奇遇ですね」

GM  ガッシュ「ええ、本当に奇遇です。ちょうど食糧を買い込みにきたところでして。ユトル殿も魚を買……う、わけではなさそうですが」君の様子を眺めている

ユトル  「買うのはこれ(シュナを指す)がですね」

GM  シュナ「こんにちはー♪」

ユトル  「儂は研究室に閉じこもってばかりもなんなのでたまには陽の光を浴びているだけですよ(にこやかに笑う)」

GM  ガッシュ「そうですか。よくできたお嬢さんですね」

ユトル  「これを見てごらんなさいシュナ、海草が多い場所に住んでいる魚じゃからして、酸素を取り入れるのが楽じゃから鰓が小さい」

GM  シュナ「へぇ……」魚を眺めている

ユトル  「また、目玉の大きさを見れば住んでいる場所の水深度が分かる。形も状況に応じて変化するわけじゃな。儂が部屋に篭ってばかりおるから色が白いのと同じじゃよ(笑)」

GM  ガッシュ「博学ですな。流石ウィザード」感心しています

ユトル  「シュナ、目玉の大きさが水深度にどう関係しておるか分かるか?」

GM  シュナ「わかんないよ、そんなの……どれが美味しいか判断できれば、それで良いじゃない」魚を見つめてしかめっ面

ユトル  「これ、それでもウィザードか。目が大きいということはそれだけ光を集める力が必要なのじゃ、つまり陽光の届かない深い場所に住んでいる。そう例えば地上で言うドワーフのよ……おっとこれは失敬(咳払い)」

GM  ガッシュ「そうですな。ドワーフは本来地下で生活するもの……ここに変り種も居ますが」苦笑いをしてます

ユトル  「儂もそろそろ眼が大きくなっておるかもしれませんな(はっはっは)ところで、ガッシュ殿はご家族は?」

GM  ガッシュ「残念ながら一人身ですよ。ジェスタ神殿の連中が家族のようなもので」

ユトル  「そうですか。どうでしょう、我が家で一緒に食事しませんかな」ちなみにユトルがこんなことを言うのは極めて珍しい(ガッシュ好き(笑))

GM  ガッシュ「よろしいのですか?では、お言葉に甘えて……お嬢さん、荷物を」 シュナの手から買い物籠を受け取ってガッシュは君の後をついて歩こう

ユトル  「これはすみませんな」 けちんぼだけど精神抵抗して少し高い酒でも買っていこう(笑)



場所はユトルの家に移る。



ユトル  「まだ片付け中ですみませんな(物をよけて場所を広げつつ)」

GM  家に帰って、シュナは奥で食事の準備。君とガッシュがそれを待つ、と。

GM  ガッシュ「失礼します。……しかし、信じられませんなぁ」君の家を眺めつつ

ユトル  「何がです?(杯を置いて勧めつつ、コルクスクリューを回す)」

GM  ガッシュ「いや、市場の賑わい、人々の笑顔を見ていると……一ヵ月後に、という話がね」

ユトル  「儂もそのことを調べたいのですが、イザベラという女は神出鬼没でして」

GM  ガッシュ「……イリスは平和で安全だ。繁栄している。各地で情勢の悪くなりつつあるザノン国内では有数のものです。そのイリスに災いが、とは」

ユトル  「領主様がお帰りになられるのはいつなのでしょうか?」

GM  ガッシュ「わかりません。詳しい事情は知りませんから……ただ、中央の方で何か起きてたようなのです。おそらく、そのごたごたが片付くまでは……」ため息

ユトル  「たまには骨休めも必要ですよ。さぁ、どうぞ一杯」

GM  ガッシュ「ありがとうございます……うむ、良い酒だ。ところで、バイカン殿は元々この地の住民ではない、と聞いていますが……どうです?この街は?この国は?」目を細めております

ユトル  「(少し黙って、おもむろに口を開く)…良い街ですよ、こんな儂を迎え入れてくれた。儂は元々垂直都市に居たのですが、あそこには些か人情味が欠けていました」

GM  ガッシュ「この街の治安に携わるものとしては嬉しい言葉ですね。……領主様が戻るまで、なんとしても守らねばならぬという気になります」

ユトル  「そうですか」

GM  シュナ「ご飯できたよ〜。……あれ?二人して難しい顔してるの?」食事を運んでくる

ユトル  「なんでもない、さぁ食べよう」

GM  ガッシュ「おおっ!これは美味しそうだっ!」

GM  といったようなことが、週末にありました。立ち去る時にガッシュが

GM  ガッシュ「昼食のお礼です。知り合いからもらった薬なのですが……よろしければ」と治癒の霊薬を一本のこしていきました。2D6点回復してください。

ユトル  「これは高いものを…ありがとうございます。どうやら、また食べに来てもらわないといけないようですね(にやりと笑う)」 (コロコロ)6点回復、これでもう一回解読しても、まず強制休養にはならないはず



引き続き、第2週。

今度の行動は?



ユトル  二週目はクラップの事務所に行く。キリュウと約束しておるからな。

GM  クラップ「おおおおっ!ユトルはん!まっとったで〜!いや〜!ちょうど人手がたりんでなぁ」事務所には『トラブルコントラクター・ブラックウィング 厄介事、万解決します』と看板がぶら下がっている

ユトル  「クラップ・ブラックウィングよ、弁護士の仕事はどうしたのじゃ?」

GM  クラップ「それが、最近弁護の仕事が減ってしもうてなぁ……んで、もっと儲かる仕事を始めたわけや!」

ユトル  辞めたんかい(笑)

GM  クラップ「早速仕事の話や。実はレクスはんに割り当てた仕事からクレームがきてしもうてなぁ」

ユトル  「うむ、まぁそうじゃろうな(笑)儂がフォローしようではないか。どんな仕事じゃ?儂は魔術師としては調査・分析術が主じゃからして、多少なり自信はある」

GM  クラップ「おおっ!たのもしいぃ〜!頼りにしとるでっ!」背中をばしばし

GM  お仕事の内容は3種類 市場調査(報酬500/難易度12) 幽霊屋敷調査(750/14) 放火魔探し(1500/16) といったものがありますね。例によって、難易度=ダメージに直結なので自分にあった奴を選んでください(笑)

ユトル  では幽霊屋敷調査で。 (コロコロ)体力1消費だね。訊くの遅かったけどレクスのにクレームが付いた仕事ってどれ?全部?(笑)

GM  全部に決まってるじゃないか(断言)



幽霊屋敷の調査である。

依頼の内容は次の通り。



GM  依頼人『最近、うちの別宅でごそごそ物音がするって近隣の方が言ってましてね。でも今は誰も済んでないんですよ。で、仕方がないから中を調べてみたら……でたんですよっ!化け物がっ!何とかしてくれませんかねぇ』

GM  ……という依頼を受けて、君は館の調査を始めた。中に入ると、酷く臭う。腐臭、何かが腐ったような臭いが充満している。

ユトル  「化け物というのはどんな外見でしたか?」と、隣人に訊いておく。

GM  「動く骨とか腐った死体とかっ!動くんですよっ!近寄ったら追いかけてくるんですっ!」……という証言があった

ユトル  「それはアンデッドですね」と当たり前の回答をしておこうか。 一先ず<ヴァルトニ>で《透明壁》と《隠匿看破》オン。

GM  館の中を調査すれば、いるいる……あっちこっちにうじゃうじゃと、スケルトンにゾンビがたくさんいるぞ。

ユトル  《慈悲知らぬ裁定者》を懐から取り出して宙に浮かべておいて、《隠匿看破》&《透明壁》で隠れているアンデッドを発見したら即殺。自分は<イェーカー>で天井近くに浮いておく。これで完璧(笑)

GM  では、裁定者によりゾンビやスケルトンは次々と冥府に送り返されていく。君自身は空を飛んでいるため、アンデットたちにはなす術がない。次々と切り倒されていく

ユトル  アンデッドが発生する原因って、《神秘学》とかで思いつく?元凶があるなら絶っておかないと。

GM  ルナルの世界ではアンデットが自然発生することは、まずない。《死人使い》という魔法によってのみ製作される。君が進むこと暫し、館の地下室……魔方陣がある部屋に辿り着いた。

ユトル  ここからが正念場か…。

GM  見ればわかる、誰かがここで、アンデットを量産していたようだ。魔方陣を破壊してしまえば、ここで儀式を行うことはもうできなくなるはずだ。何者がこの陣を組んだのかはわからない。近くに人影はない。なお、陣の中央には人間の頭蓋骨が転がっている

ユトル  魔方陣を壊す。それから、近くに何か魔方陣作成に使った道具があれば、それで《方向感知》……ファンブル、大きな音がして色とりどりの閃光が走った(笑)

GM  では君は魔方陣を破壊した。そして、近くにおいてあった道具を使って魔法を使う。しかし、どの道具を使って魔法を掛けても、反応はない。そのさいの目じゃあな……(笑)

ユトル  頭蓋骨を<診断>できるかな?人種・性別・年齢・死亡時期辺りを知りたい。

GM  頭蓋骨を調べようとしたなら、その頭蓋骨はパキンと音を立てて砕け散るっ!砕けた、場所から黒いもやのような物が立ち昇り、君の体に絡み付こうとするのだが。

ユトル  ん?(袖にかかった骨片を払う)

GM  絡みついたもやは君からどんどんと生命力を吸い取っていく、徐々に力が入らなくなっていく……。

ユトル  これはいかんな《瞬間移動》で一階に上がる。その後、《透明壁》で床越しに靄の動きを監視。

GM  君は無事に逃げ出した。もやは君の体を捜し、魔方陣を守るようにとどまっている。知力判定に成功したら、今のが何かわかるぞ〜

ユトル  成功したよ。なんだろう、ルナルのモンスターは全然知らない(笑)

GM  《悪霊召還》という魔法がある。人間の頭蓋骨を材料にして製作するアンデット。煙のような体を持ち、通常の武器が効きにくい

ユトル  弱点は?

GM  炎と風に弱い、あと魔法の武器も普通に効くそうな。ガープスマジック366参照

ユトル  《踊る武器》は魔法の武器扱い?

GM  うむ、魔法のアイテムだ。普通に効くぞ

ユトル  《慈悲知らぬ裁定者》に悪霊を倒すよう命じて、《他者移動》で床の下に飛ばそう。 戦闘を高みの見物。

GM  なるほど。では、突如として表れ、裁定者は裁きを下す。悪霊はなす術なく、塵となって消えるのであった。気がつけば、館を包んでいた不穏な空気は消え去っている。……どうやら、全てのアンデットを始末しきったようだ

ユトル  さて…ネクロマンサーと言えばイザベラしか思いつかんな(顎に手を添え)

GM  この陣を組んだものが何者か、それはわからない。けれど《悪霊召還》は上級の魔法、並みの術者には仕えない

ユトル  《連動》までかけてある上等な魔術、只者ではないな。

GM  一週間掛けて探索するも、何も発見できず。誰が?なぜ?ここでアンデットを量産していたのか、それは謎だ。だが、君が魔方陣を破壊して以降、アンデットが現れることは二度となかった

ユトル  事件自体は解決かな。

GM  謎はさておき、館の幽霊を退治してもらい依頼人はとても満足だった様子。きみにきちっと750ムーナを支払いこう言うのだった

GM  依頼人『いやー、ほんとに助かりました。前にきた人が、血まみれで帰ってきたときにはどうしようかと思ったけど……解決してよかった〜』

ユトル  「前任の者がご迷惑をおかけしました(笑)」

GM  なお、カイ・サイトニンが解決したお仕事の中に墓荒らし退治というのがあったりしたのだが……それをユトルじいさんが知ることはないのだった。幽霊屋敷の調査、完。

ユトル  うーん、楽な仕事だったな。



第2週の週末イベント。

登場キャラクターはシュナだった。



GM  一週間、君は館を調査したり、張り込みやってみたりと、あまり家に居なかったわけだが……。

ユトル  確かにここまで家に居ないのは珍しいかも知れんな。

GM  久しぶりに帰ると、なんだか家の周囲、人通りが少なくなってきている気がする。

ユトル  ……ん?

GM  君の家は、家であると同時に魔法屋さん。それなりに人通りの多い位置に立っている……はずなんだけれど。

ユトル  「シュナ、シュナー居るか?」

GM  シュナ「お爺ちゃんっ!ああっ!やっと帰ってきたっ!」 君が帰ったのを見て血相を変えて飛び出してきます

ユトル  「何かあったか?」

GM  シュナ「大変っ!大変なんだよ、お爺ちゃんっ!」ばたばた

ユトル  「落ち着きなさい。何が大変なのじゃ」

GM  シュナ「でたっ!でたのっ!あの魔女のおねーさんが出たらしいのっ!」

ユトル  「…!いつ、何処で?誰が見た?」

GM  シュナ「市場とサリカ神殿がどーん、なのっ!」身振り手振り

ユトル  「爆発があったのか?」

GM  シュナ「空を飛んで現れて、あっちこっちにどっかんどっかん、でひゅーんって消えたらしいの」

ユトル  イザベラめ、いつからテロリストになったのやら…。

GM  シュナ「これこれ!ガヤン神殿から回ってきたの〜!」回覧板のようなものを手渡す

ユトル  「………(眼を落とす)」

GM  見れば、イザベラらしき人物が突如市場の上空にあらわれて、爆裂火球をばらまいて、ばらまいて、ばら撒きまくって飛んで逃げたらしい。別の日にはサリカ神殿も襲撃を受けたらしい。手口はおんなじですな。ガヤン信者たちもすぐに現場にかけつけたらしいが……空を飛ぶ相手になす術なしだったらしい。

ユトル  何故サリカなんじゃろうか、病院があるからか。被害は?

GM  幸い死者は居ないようだが、けが人が結構多い。しかも診療所が真っ先にやられてるもんだから、治療が滞っちゃってるみたい。で、まあ。危険だから極力外出は控えるように、と記されてあります。

GM  シュナ「酷いっ酷いよっ!絶対に許せないっ」興奮した様子

ユトル  なるほどな。シュナに何かあったら直ぐ逃げるように伝えて、サリカ神殿へ向かおう。儂も治療術には覚えがある。少しは協力しよう。

GM  シュナ「一緒に行くっ!薬箱とってくるっ!」ちなみに止めないのであれば、シュナもついてきちゃいますが?

ユトル  いいよ、別に。<応急処置>できるしね。給料で新しい救急箱を買ってやろう。これを気に治療関係の術に興味を持ってもらえれば尚良し

GM  ではサリカ神殿へと向かう途中、君たちは市場だった場所を通る。人通りはほとんどない。先日の賑わい、ガッシュとであった時が嘘のようだ。焼け焦げた店舗など、襲撃の爪あとがそのまま残っている。

GM  シュナ「……」市場だった場所を見て、目じりに涙を浮かべています

ユトル  火の海というのはこのことか…?いや、まだ手始めと言った所か。しかし目的が分からん。こんなことをして奴に何の得があるのか。

GM  シュナ「……お爺ちゃん」君の服の袖をぎゅっと掴んでおります

GM  君たちはやり切れぬ思いを抱き、サリカ神殿へ向かうのでした。



ユトル、このまま後半に突入。

3週目の行動である。



ユトル  次の週は解読だね。『素晴らしき護りの章』、かな。直ぐ覚えられそうだし(コロコロ)成功度4〜。

GM  君はもう1点、生命力を失った〜。

ユトル  今回はたまには陽に当たっていたようだ(笑)

GM  それでは今回君が習得した魔法、それはっ!

ユトル  おぅ!



《護りの力場》至難 集中1秒 消費1〜15 持続10秒

消費した点数×3点の外付けHPを発生。

ただし、力場と防具では力場が先(防御点で減少する前のダメージがそのまま)に削られる。

切り、刺しのボーナスは力場に対して意味を持たない。

前提呪文は防御警戒系4種類。



ユトル  何が良いって集中が1秒なところがいい。

GM  あ、後この魔法はレベルが上がっても体力消費が下がりませぬ。《すばやさ》《怪力》なんかの能力アップ系といっしょね



最後に週末イベントのロール



ユトル (コロコロ、1)

GM  うわっ!?でちゃったよ、おい……では次回の週末はデートですな(爆)

ユトル  いやー楽しみですなぁ(笑)



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