裏切者の譚詩曲(ラボル・バラード)
〜燃え尽きぬ想い〜
第3楽章




GM  さてとイザベラ襲撃により炎上したバイカン工房。ある程度は焼け残っており、生活に支障がある人とない人がいるわけであります。

イブン  なるほど。

GM  ユトルとシュナの個人の部屋は運良く残っているわけなんだが……不幸な人のすんでた場所は完璧に燃えた(きっぱり)

イブン  今回の≪不幸≫ポイントは、そこかーっ(笑)

GM  うむ、戦闘中に身に付けていたもの以外は全て完璧にひとかけらも残さず燃え尽きた。今回の不幸は消費したぞ……毎回考えるの大変なんだよね(笑)

イブン  ・・・ぐはっ。

GM  と言うわけで、君は生活する場所を考えなくてはいけませんが……どうしたい?本来エルファって野外生活を基本としてるから、林の中で適当に暮らすってのもありだ。

イブン  どう動くにしろ、拠点は考えなきゃならんだろうな。

GM  人間っぽく文化的な生活がしたければ宿を取るのもよし、誰かの家に転がり込むもよし。

イブン  サバイバル技能、無いよ? このエルファ(笑)

GM  ……そんなの知らん。普通エルファは「生存/森」を標準装備のはずだ(笑)

イブン  うむ、生存スキル、そぎ落としてるな。



とことん、戦闘以外役に立たない男である。



イブン  Xデーまで、何日だったっけ。

GM  一ヶ月です。残り四週間です。イリス崩壊まで後一ヶ月しかないのだ!いそげ英雄たちよ!



今回のネタは育成ゲームである。

1ヶ月を4週にわけ、それぞれの週に何をするか選択する。

選択すると、それに応じたイベントが発生する。

そして、選択イベントが終了した時点でランダムイベントが発生。

この流れを4回繰り返すわけだ。



GM  頑張って効率よくキャラを育てましょう、最終決戦に向けて(笑)……で、君は焼け出されてどうしようかなって考えてるところだ。思いつくことは何かある?

イブン  修行なら、カイゼルを探す。一緒に寝泊りできそうなところといえば、ガッシュの手伝いしつつ、時々相手してもらう、とか。街の保安のことなら、ヒューイ&ミリアと相談しつつ、寝場所の提供をしてもらう、かな。

GM  あの後、イザベラの残したあの言葉「イリスの街は一ヵ月後に灰燼に帰す」この言葉を君はどう考える?

イブン  うん? んー・・・正直、街に火を放つなら、今の力でも十分だと思う。ただ、一ヶ月と、膨大な魔力って言う条件があるなら「灰燼に帰す」ってのはイザベラが、じゃ無くて、玉を使って何かした結果で、となるのじゃなかろうか、と。

GM  果たして本当に起こりえるのか?イザベラは何をやらかすつもりなのか?奪われた宝石は?……君の懐で鏡がきらきらと謎を問い掛けている。……それはさておき今日の宿だ、どうしましょう?一番野宿、二番宿屋、三番知り合いの家、四番決められずに迷う(笑)

イブン  「うむ・・・・・・手持ちではどうしても一ヶ月は乗り越えられん。が、こういうときに友好範囲の狭さが悔やまれるな」というわけで、なけなしの知り合いの家・・・ミリアの家って、場所知らんな、そういえば。

GM  考え事しながら、街をふらふら歩いていると声をかけてくるものが一名。

イブン  「・・・こうなれば、レクスを追い出して、カイの家に・・・・ん?」

GM  黒い翼に反り返った嘴!とっても賑やかなミュルーンの青年クラップ・ブラックウィングだ。

GM  クラップ「よう兄ちゃん!久しぶりやな。儲かっとりまっかー」シュタッと翼をあげつつ。

イブン  「ボチボチでんな・・・・・・いや、実際はぼちぼちどころではないのだがな」

GM  クラップ「あん?どないしたんや?えらい不景気そうな面してからに」きょとんとしてます

イブン  「ふむ・・・工房が半焼して、寝床を失ってしまったのだ」腕組みしつつ

GM  クラップ「そら大変やなぁ……」考え込んでます

イブン  「何も無ければ、ゆっくりと待って工房に戻るのだが、生憎、一ヵ月後に大仕事が待っているのでな・・・当座の寝場所について悩んでいる」

GM  クラップ「どや、うちこんか?ワイんとこで良かったらやけど……おっと、もちろんタダっちゅうわけには行かんけどな」嘴をそらせてます

イブン  「それは助かるが・・・今の手持ちで、これくらいしかないのだが」ジャラっと、400ムーナ。

GM  クラップ「金はええ。実はワイ、最近新しい商売始めてなぁ……ちょうど社員探しとったところでなぁ。とりあえず社員として登録してくれたら、メシ付で宿準備したるで」

イブン  「ふむ。今度は何を始めたのだ?」社員探しって言われても、働いてる時間はないかもしれんのに。

GM  クラップ「トラブルコントラクター、や格好ええやろ?」胸をはってます。

イブン  「よろず請け負い人、だろうか? つまり」

GM  クラップ「この街、強い人間は結構おるんやけど……そういう連中はどこかしらの組織に所属しとってな。人材不足でこまっとる。依頼の方は一杯あるんやけどなぁ」嘴をぽりぽり

GM  なんでもジャンルを問わず、色々な事件の解決を引き受ける仕事だそうな。護衛なら戦士のジャンルで登録されてる人材を、調査関係なら盗賊を派遣する……まあ、ファンタジー版、人材派遣会社。

イブン  「ならば、登録などせずともいつだって相談してくれれば良い。もちろん、こちらの都合のつく時になるが」

GM  クラップ「そう言わんと。ほら、依頼人とかにもこんな人材がおります、て見せるもんが必要なんや」

イブン  「なるほどな。そういうことなら」

GM  クラップ「せやったら、ここへサイン頼むで。仕事は時間の会いとるときにワイに声掛けてくれたらええ。そのときに依頼の一覧見せるから、その中でいけそうな奴を選んでや」

GM  と言いつつクラップは君にリストを差し出す。今のところあまり多くの人材は登録されていないようだが。

GM  クラップ「ここや、ここ。そうそう一番下や空きスペースがあるやろ?」

イブン  じゃあ、さらさらと名前を書いて・・・イブン以外に誰が載ってる?

GM  調査担当でクラウジビッツ・クラークとか戦士でレン・ジリベンとか、吟遊詩人でレクサール・アダフとか。

イブン  「得意ジャンルは・・・・掃除、と」・・・本当に、困ってるな(笑)

GM  名前があって。それぞれにランクと料金が書かれている。他にも色々と見知らぬ名前がいろいろ……で、ページをさかのぼっていくと。一番最後のページ、あほみたいな料金で登録されている人材が一名。

イブン  「・・・・・・はぁぁ」

GM  分類、戦略兵器。カイゼル・レーベンクイール……得意分野については塗りつぶされている(笑)

イブン  戦略かよ!っていうか、兵器ってなんだ。人扱いですらない!

GM  クラップ「あん?掃除でええんか?そんなんやったら……Eランクくらいやなー。で、宿はどうする?うちにくるか?」書類をぺらぺらめくりつつ

イブン  「そうだな。もう少し歩いて周ってみようと思う。それからでも良いか?」

GM  クラップ「ええで。ほなワイは忙しいから……さいなら〜」では君の前からクラップは去って行きました。

イブン  とりあえず、ヒューイの所に行って、連絡先を教えていこう。彼に言っておけば、ミリアにも伝わるだろうから。

GM  ヒューイのところ……レオル商会ですな。



レオル商会、それは港の付近にある馬鹿でかい建物。

イリスの街に住む住民なら誰もが知っている建物だ。



GM  問題なくたどり着ける。でっかい建物がずももーん。イメージ的にはデパートって感じですな。

イブン  そんなにでかいのか

GM  でっかいです。店員に話し掛けるときちっとした態度で

GM  店員「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」と相手をしてくれるぞ

イブン  「失礼。ヒューイに面会をしたいのだが、今はこちらにいるか?」

GM  店員「ヒューイ……え、ああ、し、支店長にご用件ですか?失礼ですが、お名前の方を……」と言っております。

イブン  「重ねて失礼、ごく私用な用件でな。イブンが来たと伝えてもらえれば、分かってもらえると思う」

GM  店員「畏まりました。少々お待ちくださいませ」そういったやり取りを行った後……君は支店長室へと通される。そう言えば、店にきたのって初めてだねぇ。すげー豪華な部屋に通されたぞ

イブン  まあ、ある意味工房もモノが溢れてるし、中にはそれなりなモノもあったんじゃないかと思うが

GM  確かにユトルのとこも快適だったから、かなりいいものがあったと思う。でも、ここにあるものは価値が違うぞ、なにしろ富豪だからなー

イブン  対外の応接もここだろうから、見栄えもよくしないとだめだろうし、ね

GM  ヒューイ「どうぞかけてください。狭苦しいところで申し訳ありませんが」

イブン  「いや、いきなりですまないな。 用といっても大したことではないし、すぐに立ち去るつもりなのだ」

GM  ヒューイ「そうですか?今、ちょうど休憩中だったので……お茶でも一緒にと思ったのですけれど」の机にはティーカップやお茶菓子のセットが置いてあったりします

イブン  「そうか。まあ、茶の相手くらいはしていこう。こうして面と向かうのも、久しいしな」

GM  ヒューイ「お嬢様が退院して以来ですから……一月といったところですか」カップを傾けつつ

イブン  「そうか、あれから一ヶ月か・・・」

GM  ヒューイ「で、今日はどうされました?」君にもお茶と菓子を勧めつつ

イブン  「すまん、頂こう」茶を一口飲んで「君のことだから聞いていると思うが、工房が燃えてな。しばらくあそこを出ることになったのだ」

GM  ヒューイ「工房が燃えた!?初耳ですね、それは……一体……まあ、深くは聞かないことにしますが」眉間にしわを寄せつつ

イブン  「加えて一ヵ月後に大きな動きもあるらしく、町を離れることも出来んのでな、当座の居場所を君に伝えておこうと思ってな」

GM  ヒューイ「住所が変わる、と」

イブン  「ああ。燃えたといっても半焼で、ユトルたちはまだあそこに寝泊りはしている・・・と思う」

GM  ヒューイ「なるほど。貴方だけ変わるわけですね?承知しました、お嬢様にも伝えておきますよ」にっこりと笑っております

イブン  「あ、ああ・・・ここの所襲われ・・・ではなく、稽古の相手に来なかったのでな、伝えておいてもらえれば、助かる」

GM  ヒューイ「わかりました」苦笑いをしつつカップを傾けております

イブン  「まあ、そこもあくまで当座なのでな。また変更があれば伝えに来よう」

GM  ヒューイ「それで一ヵ月後に何かあるんですか?」

イブン  「ん、まあ・・・仕事、だろうか。 俺の口からははばかれるのでな、そのあたりはユトルに聞いてみてくれ」

GM  他に何かある?なければ……終わってしまうが

イブン  「・・・これは、聞き流してくれて構わんのだが」カップを一気に飲み干して

GM  ヒューイ「はい。なんでしょうか?」

イブン  「今、俺たち・・と言うかユトルが非常に困難な状況にある。 それで君に相談をしに来るかもしれない。君の立場と言うものもあるだろう、それでもいい、出来れば力になってもらえれば、と思っている」

GM  ヒューイ「ああ、わかりました。可能な範囲で援助させていただきましょう。大した事はできないかもしれませんが……」

イブン  「・・・ありがとう。では、そろそろ失礼させてもらおう」立ち上がって「美味い茶だった。良い葉だけではない、君の手の味だ。では」



イブンは再び街に出る……そろそろ日が沈むころだ。

彼はとりあえずのねぐらへと帰るのだった。



GM  ……それではいよいよ選択だ!えらんでもらいましょー!今から一ヶ月間、君はイリスの街で生活をする。どんな過ごし方をするか選んでくれたまえ



1番、戦闘訓練を行う。

2番、クラップのところでお仕事

3番、遊んで過ごす(笑)



GM  それぞれで手に入るものが変わってきます。現金だったり、情報だったり、何かの技能だったり……。

イブン  まずは、一番を。カイゼルを見つけられるなら、付き合わせよう

GM  カイゼルを探す?そりゃ簡単だ。探すまでもないぞ。君は今、クラップのとこで晩飯を食ってるのだが……目の前にいるぞ(笑)

GM  カイゼル「がつがつがつがつ……」本来エルファは人前で食事するのを酷く嫌うのだが……気にも止めずに食っていますぞ

イブン  「・・・図書館焼失からどうしているかと思えば、こんなところにいたのか」もぐもぐ

GM  カイゼル「そう言うてめぇこそなんでこんな場所にいるんだ?がつがつがつがつ……おっ、そのフライもらった!」

イブン  「寝床を失ってしまったのだ・・・・させるかっ」左でカバーしつつ、右で付け合せのにんじんを奪おう。イブンも平気。シュナに「皆でお食事」をとくとくと説かれたらしい

GM  カイゼル「ほー、家が燃えたのか、そりゃ面白いことになったじゃねぇか。あめぇんだよ……本命はこっちだ!……で、修行したい?どういう風の吹き回しだ?」君の箸を叩き落しつつ

イブン  「うむ。 まあ、目標に向かうのもあるが、腕を競う相手が出来た、ということだ。 ・・・ならば、それを!と見せて、こっちだ!」

GM  カイゼル「おっと、前にも言ったろ。守りがアメェ……攻撃ばっかりじゃ……やられるぜ?かかかかっ!そうか、俺様も暇だし明日から遊んでやらぁ」カイゼルは快く(?)特訓を引き受けてくれましたとさ

GM  クラップ「……お前ら飯ぐらい落ち着いて食えや」と、嘆息。殺伐とした食卓だ(笑)

イブン  「おふぃひゅいてうほ(落ち着いてるぞ」奪われる前に食べてしまえという判断

GM  クラップ「さよけ、まあ好きにせーや……」



最初の一週間が経過する。

カイゼルの特訓(いじめ?)がイブンを追い詰める!



イブン  ま、まあ・・・死にはしないだろ・・・う?

GM  カイゼル「さてと、守りはこの間仕込んだはずだな。てことは、今度は攻めだな……『幻梟閃(穿)』」をしこんでやろう」

イブン  「・・・よろしく、お願いします」

GM  カイゼル「片手でフェイントをかまして……もう一方で攻撃を決める。単純だが、これが攻めの極みってやつだ」びゅっと、動作を見せる

イブン  「ふむ・・・」ゆっくり、今見たのをなぞってみる

GM  カイゼル「フェイントから刺突に転じるものを『幻梟穿』、そしてフェイントから斬撃に繋げるものを『幻梟閃』と呼ぶ」次々と動作を見せる「俺たちの得意とするフェイントを最大限に生かすのがこの技のコツってやつよ……ちょいと動きが違うな」

イブン  「ふっ・・・しっ・・・せぃ・・・!」両方を交互に、だんだん速度を上げていこう

GM  カイゼル「もう一度見せてやるから……よぉぉぉく、見ておけよ。よぉぉぉく、な」両手の剣をだらりと垂らしたまま、君に向き直るぞ

イブン  「・・・・む」油断無く、防御の構え

GM  カイゼル「いくぜぇぇぇぇぇぇ!!うりゃぁぁぁぁぁっ!」

イブン  やはりそうきたか!(笑)

GM  カイゼル「きちんと見えたか?ん?」成功度15とか言いつつ首筋に剣を突きつけてやろう。刃をぴたぴた(笑)

イブン  無茶な……。

GM  カイゼル「なぁんだ。全然見えてなかったのか……仕方がねぇ、わかるまでやってやるよ。何度でもなぁ……かかかかかかかかっ!」例によってカイゼルは襲い掛かってくる

イブン  「教えッ・・・く!・・・ようなんて、元からッ・・つぅ!・・・考えて、ないだ・・・ろ、う!?」

GM  カイゼル「教えてるじゃねぇか。昔から言うだろ?技は盗めってなぁ。かーかかかかかかっ!」全部薄皮1枚切るぐらいでザクザクザク「この技を極めりゃこういうことも出来る……みな、これが俺の最も得意とする技だ」

イブン  「おい、待て、それは・・・・」ぼ、防御専念!

GM  カイゼル「幻・梟・乱・舞ぅぅぅぅぅぅぅ!」いっせいに無数の刃が君に襲い掛かるっ!全力攻撃、幻梟閃&2回攻撃、フェイント効果16の全命中ということで(笑)

イブン  なんか、数字がおかしいってー!(笑)



イブンサフ、悲鳴を上げつつ暫しコロコロ。

そして。



イブン  避けきった!(爆)

GM  おお!すごい!信じられん(爆)

イブン  「っく、は・・・! いつもながら、恐ろしい技だな」服の端に一撃だけもらった、かな?

GM  カイゼル「ほぉ……すこしみねぇ間にやるようになったじゃねぇか……なら……こいつでどうだぁぁぁぁぁぁぁ!」と、次のターンにさらに踏み込んでくる。全力攻撃、技能値+4で幻梟閃(笑)

イブン  「ちょっと!待て!目的が摩り替わってないか・・・・!?」

GM  カイゼル「真・梟・閃っ!おぉぉぉぉぉぉぉぉ!」



どかばき、どかばき。

戦闘中、戦闘中。

……。

戦闘終了。



GM  カイゼル「乱舞の方は追い込み技だな一気にしとめるつもりならこっちだ。普通の奴らにゃ俺らのフェイントは見切れねぇ……最初の一撃で足を殺して、残る攻撃で喉や心臓をやるのが一番いいと思う」

イブン  「なるほど・・・」

GM  カイゼル「で、真梟の方は強い奴を確実に仕留める時用だな……このフェイントを見切れる奴はまずいねぇ。ただ、この二つの技には致命的な欠陥もある。何かわかるか?」腕組みしつつ

イブン  「1対多戦闘だと、あとの防御が紙になるな」全力攻撃だものな(笑)

GM  カイゼル「その通りだ。これを使うときは必ず一対一の時……一対一でも確実に先手を取れる時にしか使うな。でないと死ぬぜ」にかっと笑う

イブン  「必殺の意気込みか」

GM  カイゼル「先手とって確実に殺せ、殺せないまでも動きは止めろ、以上だ。何か質問はあるか?」

イブン  「まだ、そこまで扱いきれないからな。まずはいつでも出せるように、体に覚えこませる。付き合って・・・貰えるのだろう?」両手を構えるぞ

GM  カイゼル「……よし、反復するぞ。出来るようになるまでだ。さあ、キヤガレ」両手を構えて相手をする。かくして君は新たな技を習得できるようになった。

イブン  で、隙あらば反撃されて、ぼろぼろになって、夜が明けるんだな(笑)



技能名「幻梟閃(穿)」

習得難易度/難

フェイントと同時に攻撃を繰り出す技である。

基準となる技能はフェイントソード。

格闘動作の技能レベル最大値=フェイントソード技能レベル。



GM  一週間、徹底的にしごかれる。使いたければ、今CPを消費して習得してもOKだ。最後に、この一週間にどれだけ怪我をしたかを決定しよう。こんな教え方で無償ですむはずがないだろう、ね?

イブン  わかった(笑)

GM  カイゼルと君の剣の即決勝負だ。差がそのままダメージとなる。防御点とかは関係ナシ。万が一生命力がマイナスまで行ったら、次の週は行動不能となります(笑)

GM  カイゼル「死ぬ気できやがれぇぇぇぇぇ!」成功度9。

イブン  「死ぬ気と殺す気は絶対に違うだろう!!」成功度5、ってことは、5点減少?

GM  良かったね手加減してくれたよ。君はこの一週間で4点ほど怪我をした(笑)この程度の怪我で済んだのは良かったのか、悪かったのか……。

イブン  CPは5余ってるから、4使ってLv14にしておこう

GM  カイゼル「ムー、まあ、どうにか形になったな。感謝しろよ。かかかかっ!まあ、この技でこれだけ掛かるなら『比翼』はまだ先かねぇ」割と満足そうな顔をしてカイゼルは帰っていきました

イブン  「・・・あ、ありがとう、ござい・・・まし、た・・・」ばたり



イブンサフの第1週、終了である。

続いて第1週の週末ランダムイベント。



GM  ではここで週末イベント。これはランダムだ1D6を振りたまえ。1だと女、2でも女、3でも女、4だと男、5だと男、6だと女が登場する事になってまーす

イブン  ・・・出来れば、6は出したくないな、そんな予感がする(笑)

GM  ふむ……。

イブン  3だ、3がなんかよさげな胸騒ぎが・・・ッ(コロコロ)よりにもよって、6−!?

GM  じゃあ、君がぶっ倒れてると……ばしゃばしゃばしゃっと頭に水をぶっ掛けられる(笑)

イブン  「ン、うっ・・・な、なんだ・・・?」

GM  ミリア「はぁい!目、覚めた?」水筒をさかさまにしたままの姿勢でご想像通りの人物が君を覗き込んでいます

イブン  「ああ、おはよう・・・どうしたいきなり。 よくここが・・・と、そうだな、彼から聞いたのか」えーちなみに、まだ起き上がれません。目は覚めたけど

GM  ミリア「あーあ……こっぴどくやられちゃって、もう……なっさけないわねぇ」ちょこっと頬を膨らませていたり

イブン  「これでもまだまだ修行の身だからな。至らないところばかりだ」

GM  ミリア「働きもせずに山で遊んでるって聞いたから。ちょっと様子を見にきたわけよ。そしたら、あれでしょ。ぼっこぼこにやられてるじゃない、もう少しやり返しなさいよ。なさけない。本当になさけなーい!」

イブン  「別にこれはやりあったわけではない。新たな技を覚えるのに、必要なものだ・・・と思っておきたい」

GM  ミリア「まったく、仕方ないなぁ……」ぶつぶつ言いながら手当てを始める(笑)

イブン  「うむ。すまんな」大人しく手当てを受けるよ

GM  手当ては……かろうじて成功(笑)

イブン  「・・・とはいえ、これは包帯の巻きすぎではないだろうか?」

GM  ミリア「ちょっ、動くな!失敗するでしょッ!」布切れでぎゅぅぅぅっと縛ってやろう。1点だけ回復しました。あまり変わったような気はしないね。手当ては苦手なようである(笑)

イブン  「・・・苦しいぞ。だが、ありがたい」言って、飴を差し出そう

GM  ミリア「五月蝿い。一言余計!……ねぇ、これってさ、まだ、続けるの?」

イブン  「最初の手引きは済んだからな。あとは日々の鍛錬と反復が重要だろう」

GM  ミリア「そうなんだ。じゃあ、あのさ、暇だったら……」

イブン  「ふむ、またいつもの稽古か?それなら相手をしてやれんでもないぞ」

GM  ミリア「……今日はそう言うつもりじゃなかったんだけど。そう言えばしばらくやってないし、それも良いかな、うん……」ちょっと複雑そう

イブン  「ここ最近姿を見せなかったのは、一人で鍛錬していたのであろう?」

GM  ミリア「一人ってわけじゃないんだけどね。最近、新しく先生を紹介されたから」少し構えが変わってますぞ

イブン  「なるほど・・・良い師についたようだな」こっちも構えて



例によって技能の即決3本勝負。

ミリステアの現在技能レベルは14。



GM  ミリア「シャザック・ベルゼリオンって人でね!あんたより強いかもよっ!」せいっ!

イブン  (コロコロ)クリティカル

GM  ミリア「なっ!?う、うそっ!」かちーんと弾かれた

イブン  「なるほど、な。踏み込みに余分がなくなってきた・・・・・・が、腕だけで振ってるぞ」



一本目はイブンサフが先取。



GM  ミリア「これならどうっ!」強引に踏み込んでいく

イブン  「そうだ。打ち込みの後の体の流れも意識しなければ、戦場では死につながる」相打ち、だな

GM  ま、また一本も取れないのか!?



二本目もイブンサフ。

早くもリーチである。



GM  ミリア「こんのぉぉぉっ!まだ、まだ、まだぁぁぁぁ!」連続攻撃をくりだしてます。最後は成功度1だ。

イブン  「ふむ・・・・・・見事」成功度0だった。さっき巻いた包帯が解けるって感じかな。



三本目はミリステアが勝利。



GM  ミリア「くっ!あたしだって、あたしだって……あたしだって遊んでたわけじゃないんだからっ!」おお、調子が良くなってきたぞ6成功だ。

イブン  「が、功を焦っても、結果が良いとは限らん」8成功。

GM  かちーん、君はミリアのソードブレイカーを叩き落した



やはり、ミリアはイブンに勝てない運命のようである。



GM  ミリア「あーあ、また負けちゃった……」ミリアはその場にぺたんと座り込み、君を見上げる

イブン  「まあ、俺も鍛錬を欠かしていないからな。だが・・・確実に腕は上がっている、よく、頑張ったのだな」頭を撫でてあげよう

GM  ミリア「あんた、やっぱし強いわ。何でそんなに強いのよ、不公平よ。不公平」

イブン  「俺程度で不公平などといっていては、カイゼルや、狂獣、剣聖などはもう理解不能な領域だろうな」

GM  ミリア「そんなに強いのに……まだ強くなるつもり?あんたはさ、何でそんなに強くなりたいわけ」手をそのまま除けようとはしませんぞ。さあ、どうする。フラグだ〜フラグ〜。けけけけっ(笑)

イブン  「そう・・・だな・・・別に強くなりたいわけではないのだと、思う。 だが・・・」

GM  ミリア「だが……?」

イブン  「超えたい相手というものがいる。 壊したくないものがある。 そして、いずれ現れるだろう、護りたい人を護る為に、そのとき後悔しないよう、今出来ることをやっている・・・のだろうか」

GM  ミリア「……そっか。守りたいものを自分で。うん、やっぱそうか……」なにやら納得した表情で君の方を見つめよう

イブン  「ふむ・・・動けるか?」

GM  ミリア「勿論よ……今日は帰る」で、ミリアは唐突に立ち上がり、すたすたと歩き始めてしまう

イブン  「・・・また、来い。いつでも歓迎するぞ」

GM  ミリア「……ほんとは、さ。ちょっと頼みごとしようかなって思ってたんだけど。やっぱりやめる」

イブン  「ふむ。別に気兼ねなどしなくても構わんが」

GM  ミリア「いいの。大事なものは自分で守んなきゃね……」そう言ってミリアはイリスの街を見つめていたりするのだが、背中を向けているので視線の先はきみにはわからないのだった。

イブン  「そうか。では次に来るときは、その剣の師匠とやらも一緒に連れて来てくれ。やはり、強い相手との一戦は、何よりも勝る」

GM  ミリアは片手を上げて君に答え、そのまま去っていきました



第1週、週末イベントも終了である。

引き続き、第2週の選択イベント。



イブン  カイには美味しいところを持っていかれてるから、剣術バカに磨きをかけようか。

GM  修行か(笑)

イブン  そういえば、イブンは、シャザックって名前に覚えはなかったのか?w

GM  あるよ。ドレックが名前言ってる。ザノン王国情報部の長、シャザック・ベルゼリオンって。 いれば

イブン  異国の剣術使いなんだっけ?

GM  シャザックは従属国であるカルシファードに長いこと滞在していた。その間に現地の剣術を習得した、Byドレック

イブン  それは是非、一度お手合わせ願いたい(笑)

GM  では君は街に戻ることなく山ごもりを続けることにした。ミリアの訪問から一夜。夜が明けると……ふと気がつけばカイゼルが君の後ろに立っている。

GM  カイゼル「かかかっ……なーんだ、まだ帰ってなかったのかよ。てっきり、ねを上げたと思ったぜ」

イブン  「・・・たまには普通どおりに現れられないのか、あなたは」

GM  カイゼル「ウルセェ。これは俺の癖みたいなもんだ。それはともかく逃げなかった事を褒めてやる。ん?……あんだぁ、その表情は?緩んだ面しやがって……そんなだから背後取られるんだよ!」

イブン  「緩むも何も、元からこうだ・・が、まあ、そうだな。 誰かの成長を見られたのが嬉しかったのかもしれん」

GM  カイゼル「あん?なに言ってやがる、人の成長気にする暇があったら一回でも多く剣を振りやがれ……まあ、良い。とりあえず座れや。今日は座学だ」そう言ってカイゼルはどかりと腰を落とす

イブン  「?・・・ふむ」ちょっと驚いてる

GM  カイゼル「それはともかく、だ。お前はうちの流派の極意ってなんだと思う?」珍しく真剣に「流派のっていうか、こいつの、なんだが……」フェイントソードをパンパンと叩いてます。カイゼルはにやにやと考え込む君を眺めている

イブン  「む・・・まあ、言葉どおりで言えば、フェイント、惑わせることだろうか・・・」

GM  カイゼル「……フェイント、そう。フェイントだ。俺たちが扱うのはフェイントソードだ。俺がお前に仕込んだ技……この二つの技は二刀を最大限に生かす技だ。だが、二刀ってのはフェイントソードの本質とは別のものだ。フェイントソードの本質に基づいた奥義ってのは……やっぱりフェイントなのよ。俺が言っている意味がわかるか?」

イブン  「ああ。だが、何を言いたいのかまでは、まだだ」

GM  カイゼル「つまり俺たちの剣には本質を最大限に生かす、本質に基づいた奥義って奴が存在する」

イブン  「なるほど。 つまり、二爪流ではなく、フェイントソードの奥義、ということだろうか」

GM  カイゼル「名を『比翼幻舞』……称して攻め、守りに続く第三の、幻の極み」

イブン  「『比翼』・・・・・・あの、片羽の番いの、か?」

GM  カイゼル「この技を今から一度だけ見せる。この技が何のための技か……見極めろ」そう言ってカイゼルは立ち上がる

イブン  「・・・」無言で飛び退り、立ち上がって、集中

GM  カイゼル「おおおおおおぉぉぉぉぉぉ!」カイゼルは自らに気合を入れる。



一瞬の閃き!

彼はイブンの前でフェイントソードを振るう。

そして、振るったままの姿勢で静止する。



GM  カイゼル「……ちっ、やっぱりこの技は俺の流儀にはあわねぇな」苦笑いをしながら姿勢をとく

イブン  えーっと・・・何が起こったんでしょうか?

GM  君の目には今、全力で繰り出されたフェイント、と移った。うった後はすきだらけで、どうぞ攻撃してくださいって状態だ。そう言う風に見えた

GM  カイゼル「俺はこの技を使ったことがねぇ。必要としたこともねぇし、だいたい趣味じゃねぇしな。この技が何のための技か、考えることだ。俺たちの流派の名前の本当の意味……二爪流の本当の意味、そして技の名前……それを考えれば答えは出るだろ」そう言ってカイゼルはそのままごろりと横になるのでした

イブン  「・・・わかっ・・・わかりました。ありがとうございました」背中に向かって、礼をするよ

GM  というわけで2週目のイベントは終了です。君は奥義の存在を知った……一応たずねるが『比翼幻舞』この技が何のための技は見当ついた?

イブン  うーんむ・・・すごいフェイントか、フェイントに付加される何かか、ってところかな、と

GM  ヒントは流派の名前と技の名前、カイゼルの趣味じゃない、くらいか。思考時間は5分、回答できたらこの場で習得OKだ。わからなくっても修行を続ければ最後には習得可能、と(笑)

イブン  それ、すっゲー難しい(笑)……ちなみに、さっきカイゼルは一刀でやってた?

GM  非常に良い質問だ。一刀でやってたよ

イブン  あー、うー・・・んと。な、なんだぁ・・・?さっぱりわかんねぇ。幻の極み、だろ・・・? うーん・・・。



結局、時間切れとなった。

というわけで、奥義の習得は次回に持ち越しである。



イブン  まあ、いい。元から修行漬けになるんだ。がんばって会得してやる!

GM  では修行のダメージを食らってもらおう。(コロコロ)でかいダメージが行ったぞ、14だ

イブン  7点軽減。うぁ、ぎりぎり残った

GM  ぎりぎり次の修行に踏み込めるな(笑)



それでは引き続き、第2週の週末イベント。



GM  さて、今回は……サイコロは振らなくてもおっけいです。なんだか前回、流れが良かったので……自動的にある人物がやってきます

イブン  それは、いいことなのか、悪いことなのか

GM  君は寝る暇も惜しんで考えた、カイゼルの動きを何度も繰り返してみる……気がつけば一週間が過ぎていた。君が剣を振るっていると声を掛ける人物が

イブン  「・・・どちらかな?」構えたままで

GM  シャズ「シャザック・ベルゼリオンという……」若い男だ。上等そうな青い衣に身を包んだ青年だ

イブン  「ああ・・・ミリアが新たに師事してもらっているという。 はじめまして」構えは解くけど、注意はそらさないよ

GM  シャズ「ふむ、実に良い太刀筋だ。美しく洗練されている……他人を魅了するほどに」そして、その脇には小柄な少女が無言で付き添っている。黒い髪に黒い瞳、年のころはシュナと同じくらいだろうか?

イブン  「いや、俺などまだまだ。あなたこそ、かなりの腕だとお見受けするが?」

GM  シャズ「いまだ修行中の身よ。誇るほどではない」君の言葉に苦笑いを浮かべる

イブン  「しかし、こんな僻地まで足を向けるとは。何か用件があるのだろうか」

GM  シャズ「うむ。強い男がいる、そう姫君に聞いてな……興味がわいたので会いにきた。手合わせを願いたい」シャザックと名乗った男の腰には剣らしきものがぶら下がっている。今までに君が見たことのない形をしているね

イブン  「まあ、俺が弱いとは思わないが、言われるほど強いというわけでもない・・・それでも相手をしてもらえるのなら、これ以上願ったりもなし」

GM  少女「主殿、ためしであれば拙者が……」シャザックを止めようとする

GM  シャズ「下がれ、サヤ」シャザックは剣を抜く「この剣はカルシファードブレードという……この世に切れぬものなし、といわれる最強の刃だ」

イブン  「それが・・・異国の武具か、初めて見る。……知っての通り、こちらはフェイトソード。森のごとき深さで相手を惑わせる不破の牙」改めて、構えよう

GM  シャズ「わが刃は剛にして瞬、速さと重さで全てを切り裂く剣ぞ……試してみたくないか?貴公の剣とわが刃、貴公の流派と我が流派、貴公と我、いずれが上か……」そう言って剣を構える

イブン  「どちらが上など興味はなし。だが・・・今どの高みにあるかを知るにはちょうど良いだろう」

GM  シャズ「天覇蛇絞流……シャザック・ベルゼリオン」

イブン  「二爪流がイブン。勝負、罷り受ける。参られよ・・・!」

GM  シャズ「参る!」



ルールはミリステア戦に同じ。

技能即決勝負の三本先取。



GM  成功度9だ!シャザックは一瞬にして間合いをつめ、君に向かって刃を振るう。

イブン  「ぬ・・・流石!」っち、成功度3 一本目は取られたか

GM  シャズ「今のが蛇絞流……蛟!」



シャザック(1)、イブン(0)

勝負はまだ始まったばかりである。



GM  シャズ「そしてこれが……虹!」今度は7成功だ

イブン  「づぅ・・・速い・・・ッ」目は悪くないが、腕の差か。6成功

GM  紙一重、その一撃はわずかに君を上回る



シャザック(2)、イブン(0)

早くも追い込まれたイブンサフ。

もう、後がない。



GM  シャズ「辰!」ちょっと悪いな5成功。先ほどとは打って変わって重い一撃、これを受けたら致命傷を受けかねない!そんな一撃だった

イブン  「羽ぁ・・・っ!」6成功、やっと一本 

GM  シャズ「……久しぶりだ。受けられたのは」目を細めつつ

イブン  「重い太刀には、多少の慣れがあるのでな」



シャザック(2)、イブン(1)

若干、勢いをつけるイブン。

だが、シャザックの優勢は変わらない。



GM  シャズ「……ならば、見よ!二つ竜!」流れるような動作で連撃が繰り出される……あ、2成功〜!?

イブン  ほほ。並んだ、5成功(笑)

GM  見事な連撃。しかし、それは君にとって珍しいものではない……君が毎日のように食らっているあれに比べれば、その剣はずっと鈍い

イブン  「なんの! わが双翼の羽撃きを!」両手で迎え撃とう

GM  シャズ「っ!?……ほう、今のをしのぐか。強い」

イブン  「まぐれだろう・・・が、次で決めようか、シャザック」



シャザック(2)、イブン(2)

気が付けばどちらもリーチ。

勝負の行方はもはや分からない。



GM  シャズ「ならば3つ首っ!!!蛟!虹!辰!」(コロコロ、17)最後の一刀で事故ったー!?

イブン  「ぉぉおおお!! 羽ぁっ!爪ぅ!嘴ぉ!!」2、1、1のクリティカル(笑)

GM  シャズ「おおおおおっ!」あ、ありえねー!?これ以上ないくらい完璧に負けたぁぁぁぁぁ!?

GM  サヤ「主殿!いけませんっ!」



イブンが右の剣を振るった瞬間、シャザックの剣が弾き飛ばされる。

そして、左の刃。

まさに会心の一撃が首筋に決まる!



イブン  「しまっ・・・」



ぎぃぃぃぃんっ!

君の剣が確かに首筋を切り裂く、切り裂くはずだった。



GM  サヤ「……くっ」彼女が割って入らなければ、確実に君の剣はシャザックの首を飛ばしていたはずだった

GM  シャズ「見事……負けたのは久しぶりだ……」

GM  サヤ「ふぅ」小さくため息、顔にはびっしりと汗が

イブン  「済まぬ、思ったよりも白熱してしまったようだ。そちらも、済まなかった、詫びよう」サヤに頭を下げる

GM  シャズ「とるに足らぬことよ。それよりも……」シャザックは君を正面から見て問い掛ける

イブン  「なにか・・・?」

GM  シャズ「貴公に問う、その剣を何のために振るう!」

イブン  「これは、わが爪にして、わが翼。時に高みへ至る羽ばたきを、時に雛を護るためにある」

GM  シャズ「重ねて問う、貴公はいまだ道を定めぬものか!」

イブン  「・・・・・・」

GM  シャザックは静かに目を閉じて君に三度問い掛ける

GM  シャズ「切り裂くものがいまだ定まらぬなら……その刃、我とともに振るわぬか!」

イブン  ヘッドハンティングー?!(笑)

GM  ぴんぽーん(笑)

イブン  「逆に問おう。あなたの刃は何を護り、いずこへの道を行くのか。その道が俺と同じくなれば、自然、肩を並べることもあるだろう」

GM  シャズ「わが刃は時代の刃なり!古き時代を切り崩し!新たな時代を切り開く!」

GM  翻訳するとー、クーデターやるから付き合え(笑)

GM  シャズ「問う!応か!それとも否か!」かっと目を見開いた

イブン  「今の俺には護りたいものがある。俺の道は俺が進んできたあとに出来るだろう。そして、俺は羽根の下の雛たちの行く道を護りたいと、願う」翻訳すると……仲間が被害を受けるなら手伝いは出来ない。

GM  シャズ「わが刃は守にあらず。我らの道は非なるもの……か、残念だ。……貴公は強い。戦場で出会わぬことを願う」

イブン  「俺の剣は道にあらず、だ。が、まだ日も高い、もし良ければそちらのサヤ殿とも一本交わしたいと思っているのだが」

GM  サヤ「拙者の剣は主殿に劣る……貴方に拙者と剣を交える意味はないはず」

イブン  「優劣ではないのだ。君の剣には君の強さがあるのだから。なにより」シャズに向き直って「彼とまた試合しようなら、試合で終わるとは思えん」死合いになる(笑)

GM  サヤ「そう思うのなら。主殿を挑発せぬよう願います。しかし、驚きました。主殿が敗れる姿など……はじめてです」

イブン  「言ったであろう?俺の剣は、惑い、だと」珍しく、笑って応える

GM  シャズ「なるほど。我が剣は真っ直ぐに進むが信条、相性が悪いということか。だが……本当に驚いたぞ。姫君が強い強い、と言っていたが……まさかこれほどとは思わなかった。なあ、サヤ」

GM  サヤ「まことに」

GM  シャズ「女の欲目とばかり思っていたが……なかなかどうして、あの姫君はよい目をしている。これも血筋のなせる技か」イブンを見て楽しそうに笑ってます

イブン  「お嬢は確かに、いい目をしている・・・あれは、清い目をしている」

GM  シャズ「うむ。流石は剣聖のご息女よ……指導をした時にも感じたが、
女にしておくのが実に惜しい。男であれば父君と同じく英雄の道を歩める器よ」

イブン  「・・・・・・そうなのか?」

GM  シャズ「……?なにがだ?我の過大評価というのか?」

イブン  「いや、彼女が剣聖の娘だというところだ」

GM  シャズ「……知らなかったのか?」ぽかんとした間抜け面を見せてくれますぞ(笑)

イブン  「まあ、それなりな家柄なのだろうとは思っていたが。 だが、それにしても度々こちらに襲い・・・ではない、稽古に出向いてきていたからな」

GM  シャズ「ミリステア・イリス……かの英雄、アレイオス殿の娘。そして、傍流ではあるが王族の血を引くれっきとした姫君だ。人呼んでイリスの我侭姫……とは彼女のことだ。本当に知らなかったのか?」

イブン  「そうだったのか……不思議だな。そんな娘が何故俺のところによく来るのか、分からん」

GM  シャズ「鈍い男だな、貴公は……まあ、良い。話はここまでだ。さらば」シャザックは踵を返し立ち去るのでした

GM  サヤ「失礼」黒髪の少女もまた、君に一礼するとシャザックの後を追うのだった

イブン  「ああ。 良ければ、また来てくれ。次は茶でも馳走しよう」



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