裏切者の譚詩曲(ラボル・バラード)
〜燃え尽きぬ想い〜
第2楽章




GM  さてと……それでは、状況は家に火球がぶち込まれて。君たちが外に出た、でシュナがユトルに言われて消火活動を開始したところ。さて、イザベラの行動は……。

ユトル  儂がイザベラなら燃やすだけ燃やして帰るな(遠い目)

GM  そうだね。ついでに言うと突撃前には戦士を目いっぱい強化しておくわな。というわけだから、ジュダの動き速いから。すっごい速いから。動き自体がすばやくて。時間の流れまで速いから



第1ターン。

ジュダは咆哮をあげて突っ込んでくる。

素早さや倍速で強化されているため、その戦闘力は驚異的なレベルである。



ユトル  敵はジュダ。狙われるのはおそらくイブンじゃろう。

GM  ジュダの行動はユトルに向かって一直線に移動。大ぶりで攻撃。誰かが間に入るようなら体当たりで飛ばす。

ユトル  って、儂かい!

イブン  え゛!おじいちゃんにまっしぐら?

カイ  って、それはユトルをカバーしないとやばいじゃん(汗)

イブン  体当たりって、体力勝負だったりする?(汗)

GM  体力勝負ですよ

カイ  うーん、じゃあ俺がカバーに入ろう。俺なら体力もそこそこあるし、パワーアップしなくてもまだ大丈夫だろうし

GM  ジュダ「おおおおおお!」突進して(コロコロ)いまいちだなぁ。3成功ほど突き飛ばした。

カイ  いや、3成功って十分だと思うんですが……よしっ、成功度4!「ふんぬぅっ!」がしぃぃぃん

ユトル  そういやいまいちイメージしてなかったけど、カイも偉丈夫なんだよね。ぬぅう、巨人の闘いを見ているようじゃ(笑)

GM  イザベラ「へぇ……ポチの突進を止めるなんて。あの坊やなかなかやるわね」どこかでポツリと

イブン  「ユトル!この場にこいつだけなら良いが、打って出てきたということは準備が整ったということだろう。ならば、必ずこちらの弱点をついてくる。シュナが心配だ!」一番に言いたいのは最後の一文(笑)



PC陣、反撃を行うも戦果なし。

そのまま、ジュダが倍速による追加行動を行う。



GM  ジュダ「がぁぁぁぁぁぁぁ!」障害排除だ。全力攻撃、フェイント即アタックをカイに(コロコロ)えっと……成功度が12だ。

カイ  ちょっと待てえ!なんだその成功度12っていうのは(笑)

GM  基本値が18だけど鎧による修正で17に、そこに《すばやさ》の魔法でトータル22。出目が10なので、成功度は12……何か問題でも?

カイ  うぐぐぐ……こっちの成功度が6だから、フェイントが6もきた……。盾で止めまする(コロコロ)おお、ぎりぎり防いだ……あぶねー。

GM  お見事!

カイ  「まさか本物のジュダと戦う日がくるなんてな……さすがに強いな」今のはかなり本気でやばかった(笑)

ユトル  カイ、凄すぎるぞ(笑)

イブン  すばらしい壁具合だ、カイ。

GM  ジュダ「ぐるるるるる……」嬉しそうにのどを鳴らしてます

GM  イザベラ「あの子……邪魔ね」どこかで、ぼそっと



第2ターン。

今更ではあるが、行動順はジュダ、カイ、イブン、ユトル。

ジュダの行動はカイにフェイント。

イブンはジュダがヘビープレートを装備しているのを見て、体力アップのエリクサを使用。

カイはイブンが薬を飲み終えるまで全力防御で時間を稼ぐ。

ユトルはイザベラを警戒して、シュナのガードに回る。



カイ  今回の戦闘での俺の役目は「壁」か(笑)

イブン  じゃ、瓶の栓を抜いて、口をつける、ってところ。

ユトル  シュナを攫って4メートル上に逃げる。

GM  ジュダ「がおおおおおおおお!」そっちは行動する人なしか……遠慮なく攻撃させてもらおう(コロコロ、5)うわ、普通に攻撃しときゃよかった。成功度17だ(笑)

カイ  待て!(笑)

イブン  やめてーっ イブンのお株を奪わないでーっ(笑)

カイ  (コロコロ)成功度7だから、フェイントが10きた……攻撃防げねーよ、これ

GM  ではユトルが空へ移動して……

GM  シュナ「きゃっ……な、なに!?いきなり?早く火を消さないと!おうちが燃えちゃう〜!」じたばた

ユトル  「シュナ、家はもう諦めるんじゃ。イザベラが潜んでおるから油断はならん!」

GM  シュナ「あうぅぅぅ……鉢植えがもえちゃうぅぅ」しくしく泣きながら手を伸ばしてます



更に、倍速行動でジュダが行動。



GM  ジュダが行動全力攻撃2回アタック。一回目は部位狙い盾を持ってる手。二回目は身体重用器官を狙って(ダメージ三倍)刺す。(コロコロ)二回とも命中

カイ  フェイントは一発目しかかからないから大丈夫だと思うけど……死ぬー(コロコロ)2発目は受け成功。

GM  では、腕に9点の切り。手をざっくり切られた……が、このダメージでは切り落とせないか。

カイ  「ぐう、やってくれる……」うう、とても危ないところだった……。



第3ターン。

ジュダは相変わらずフェイント。

イブンはエリクサを飲み干し、カイは今回も全力防御。

ユトルは相変わらずイザベラを警戒。



GM  ジュダ「うおおおおおおお!」成功度は9だ

カイ  さっきので感覚がマヒしたけど、成功度9のフェイントも十分恐ろしいよ(コロコロ、4)

GM  すごい!見切った(驚)

カイ  「ふん、そんなフェイント効かぬわぁ!」成功度12でフェイントを無効にした(笑)

イブン  じゃあ、エリクサを飲み干した。ぐふぉー み・な・ぎ・る・ぁー!



そして、ユトルはイザベラを発見できず。



GM  イザベラ「さてと……」物陰でごにょごにょ魔法を唱えている。



引き続き、倍速の追加行動ターン。

ジュダの追加行動はやはり全力攻撃、フェイント&アタック。



GM  まずはフェイント(コロコロ、5)また、成功度17。普通に攻撃してればクリティカルだったなぁ。

カイ  待て(笑)こっちの成功度が8だからフェイントが9点きた。

GM  続いて攻撃!(コロコロ、17)自動失敗かよ!

カイ  わーいわーい(笑)

イブン  GMのダイスは今日もおかしい(笑)



第4ターン。

イブンの強化が終わり、PC達は反撃に転じる。



GM  次のターンの行動だ。ジュダが……全力攻撃2回アタック。手数で押そう。クリティカルすれば終わる!そして、イザベラの魔法がそろそろ発動……あ、この呪文集中長かった。まだか

ユトル  確かに9ターンで1回はクリティカルする計算だなぁ。

カイ  それより、イザベラが気になる。3ターン以上集中する魔法か……一体どんな大技なのだろうか

ユトル  知力攻めで3ターンかかる魔法と言えば《魅了》かな。後は《爆裂火球》とか攻撃系。



このターンもカイはカバーリングを考えて、全力防御。

イブンは2刀流で攻撃。

ユトルは《盾》の魔法に集中。



GM  ジュダ「おおおおおおおおおお!」1ターン4回振ってたら、いつかクリティカルするだろ。まずは2回!

カイ  「見える……!」両方防御成功です。

GM  ジュダ「ぐおおおおおおおお」←強い敵にすごく喜んでます

イブン  よし。じゃあ、普通に二刀攻撃だ「待たせたな・・・・・・しかし、一度は逝った身だ。すぐに送り返してやる・・・!」



イブンの攻撃は命中するも致命打にはならず。

続いて魔法の発動タイミング。



GM  ではユトルの魔法とイザベラの魔法が発動……。

ユトル  では《盾》で……って失敗したぁ!!!

GM  イザベラからは集団誘眠がとびまーす。効果範囲はカイとイブンの二人。成功度6でどうぞ〜。

イブン  うぁ・・・。

カイ  まあ、その……抵抗できないと思うからよろしく(笑)

ユトル  《呪文防御》をイブンサフに!

イブン  む・・・?



即座に飛んだユトルの魔法がイザベラの魔法を打ち消しイブンを守った。

しかし、カイは抵抗できず夢の中に。



カイ  「ぐがーぐごー」おやすみー!(ぱたり)



そして、次の瞬間一度は助かったイブンも……。



GM  ジュダのフェイントアタック。フェイントは13成功で、命中はクリティカル。12点から防御点引いて1.5倍してください。転倒判定、気絶判定も忘れずに。

ユトル  うわ……。

イブン  んー・・・15点喰らって、転倒したけど。何とか、起きてる。

カイ  ……ぴんちぴーんち。

ユトル  今更じゃがジュダに《心神喪失》をかけるか……。



転んでいるイブンにジュダの猛攻が続き……。



GM  ジュダ「ぐるるるる……」思いっきり振りかぶってます

イブン  後退は出来ないけど・・・重翼守は、出来るよね?膝つきのー2があるから、目標は15・・・まだなんとかなる・・・! (コロコロ)

ユトル  見事…!

GM  ジュダ「おおおおおぉぉぉぉぉ!」がつぅぅぅぅん

イブン  「ぬっ、くああああぁぁぁ!!」防御は成功したが……だめ、気絶した。



善戦するも、気絶。

同時にユトルがジュダを無力化する。



ユトル  《心神喪失》成功度2。

GM  ジュダが抵抗失敗(ゾンビには効かないような気がするけれど……ま、いいか)



残るはユトルとイザベラのみ。

けれど、戦いはここまでだった。



GM  ではイザベラがてくてく歩いて……ちゃきっ(ナイフを首に突きつけてにたぁっと笑ってる)

ユトル  ん、誰の?

GM  倒れてる二人ですよ。寝てる方、カイにする

カイ  なんてこった。ナイフを突きつけられてることにすら気づかないなんて……不覚。

ユトル  くそ、レクサールめなら見捨てるところじゃがなぁ…。

GM  イザベラ「お買い物をしたいのですけれど。ユヴァル・ストーンを頂けるかしら?」そう言いつつ、にっこり

ユトル  ほぅ、そんな名前じゃったか…「幾らで買ってくれる?」

GM  イザベラ「この二人のお命ではどうかしら?貴方が以前に言った値段に相応しいと思いません?」

ユトル  「分かった分かった、持って行け。ただ、そのナイフを離してもらおうか」

GM  イザベラ「いいでしょう。その代わり……ごにょごにょ」

ユトル  「…?」

GM  イザベラはカイに魅了の魔法をかけました(コロコロ)クリティカル。

カイ  んなのどうやったって抵抗できないじゃん(笑)

ユトル  「むぅ……お主の目当ての品は瓦礫の下に埋まっておるよ(燃え果てた工房を指差す)」

GM  イザベラ「あらまぁ……大変。探してきてくださいます?さあ、貴方も探しに行ってらっしゃい」カイをぺちぺち

カイ  むう、俺は労働マシーンか……「ウィー、ガシャッガシャッ」発掘作業をしよう。

GM  で、ほんとに埋まってるんだっけ?それとも隠し持ってるんだっけ?

ユトル  隠し持ってるよ。

カイ  ふふふ、土木作業はお手の物だ。きれいに片付けながら発掘作業を続けるぜ「ガションガション」



カイは未だ炎が燃える家の中へと、石を探して入っていく。



カイ  まだ燃えてる!?ぎゃー!!

GM  イザベラ「退屈ねぇ……」イブンをナイフで突付きつつ待っている。

ユトル  どうしたものか……取り敢えずイブンサフに《覚醒》を。

GM  それは邪魔をするぞ。

GM  イザベラ「おやめなさい。お友達を殺したいの」ナイフを押し込む。イブンのダメージが1点増えた

ユトル  フッ…どうしよう(笑)

GM  イザベラ「見つからないようね?どうしてかしら?」にこやかにカイを眺めています。渡せば素直に立ち去るけど、これ以上は譲歩しませんよ?

GM  しかも、早く決断しないと……。

GM  イザベラ「あらあら、手が滑りましたわ」さらに1点、イブンにダメージを。カイだって焼け死ぬぜ。

ユトル  「えぇい、分かったからイブンサフを離せ(懐からユヴァル・ストーンを取り出して放り投げる)」

GM  イザベラ「……確かに」



イザベラは暫し鑑定を行い、本物であると認める。

そして、悪戯を思いついたようにくすりと笑う。



GM  イザベラ「人質2人で石1つ。対価としてはちょっと不足かしら……」イブンをぺちぺち

ユトル  (眉を顰める)

GM  イザベラ「勘違いしないで頂戴。こちらからもサービスしてあげる、と言っているの。一つ情報をあげましょう」

ユトル  一体何を……。

GM  イザベラ「今から一月以内に……この街は灰燼に帰す。死にたくなければ避難なさい。くすくす……今日のこれはその狼煙と言ったところかしら

ユトル  「何故儂にそんなことを教える?」

GM  イザベラ「決まっているわ。貴方に死んで欲しくないもの」

ユトル  「儂はお前のことがよく分からんよ」

イブン  お上の手よりも、自らの手で・・・ってことだろうけど・・・・・・ふむ。

GM  イザベラ「まあ、今のはあくまでわたくしの希望です。後はご自由に」テレポートで消えよう

ユトル  数年に渡って殺し合ったり目玉抉られたりしておいてなんじゃが…儂らは出来の悪い夫婦みたいじゃな。と、内心で思っておこう。



戦闘が終わって、周囲にはそろそろ人が集まり始める。

家が盛大に燃えているのだから当然だろう。

一般人が大騒ぎし、少し遅れてジェスタ信者たちを率いたガッシュが現れる。



GM  一般人「なんだななんだ!?」「これは一体!」「火を消せ!火を!」「ジェスタに連絡だ、火消しを呼べ!」

GM  シュナ「お家が、お家が〜」しくしく

GM  ガッシュ「民間人は下がってください!危ない!」現場を指揮

GM  ジェスタ消火部隊「突撃ー!!消し止めろ!」「ジェスタ型消火器準備ー!発射!」



かくして、ジェスタ信者たちの活動で炎は消し止められた。

炎が消し止められた時、怪我に倒れ、あるいは魔法に掛かっていた者たちは……。



GM  そう言えば、魔法にかかっていた人たち、目を覚ましていいですよ。

カイ  では、適当な大きさの木を持って気づこう「ガショ……ん?なぜ俺は土木作業を?」

ユトル  いつもやってるじゃん(笑)

カイ  「くそう……いいようにやられちまったな」やはり魔法に弱いのは痛い。

イブン  「っく・・・腐っても狂獣か・・・」拳握り締めてますよ←目を覚ました。



ちなみにもう1人、魔法に掛かっていた人が居るのだが……。



カイ  ちなみにジュダはどうなってるの?

GM  ジュダ「ぐるるるるるるる……」

GM  ジェスタ信者たち「う、うわわ……動き出したぞ!?」「と、止めろ」

カイ  うわぁっ、いつの間に!!

GM  ガッシュ「おお!カイ君、久しぶりだな……あ、あれは一体!?」ジュダを指差しつつ

ユトル  「邪術師の造った怪物ですよ。気をつけてください!」



再び、ジュダが大暴れ。

しかし、流石に今度は多勢に無勢。



GM  ガッシュ「やれやれ……なんて化け物だ」両手足を切り離し、首をはねたジュダの死体を片付けつつ

イブン  「・・・出来るなら、違った形でし合いたかったが・・・」グレートソードを見つめながらつぶやこう



ジュダが破壊されるまでに5人ほどのジェスタ信者たちが殴り倒されていた。



GM  ジェスタ信者「酷い目にあったぞ」「どうするこれ?」

イブン  じゃ、そこに話しかけて行こう「・・・すまんが、彼も生前は名のある戦士だったのだ。手厚く送ってやって貰えないだろうか」

GM  ジェスタ信者「そ、そうなのか?」「わかった。共同墓地のほうにでも」



今度こそ、全てが片付き一息つくPC達。

そこへガッシュが話しかけてくる。



GM  シュナ「お爺ちゃん……」家を見つつ悲しそうな顔をしてます

ユトル  そんな顔をするなシュナ、家はまた建て直せばよい。幸い腕の良い大工を知っておる。

GM  ガッシュ「なにやら、ただならぬ事件の様子……出来れば詳細を教えていただきたいのだが」

ユトル  「ガッシュ殿、お騒がせしました」

カイ  「実はですね隊長……」ことの顛末を話します

GM  ガッシュ「なるほどな。ソーサラーか……君たちを相手にこれか。またとんでもない相手だな」

GM  シュナ「……あのことも伝えた方が良くない。ほら、街がどうのって」

カイ  あ、ことの顛末っていうのは、灰燼うんぬんのことも含めてです。

ユトル  街が灰燼に帰すという件について、ガッシュの反応は?

GM  ガッシュ「街が灰燼に!?にわかには信じがたいが……根拠のあることなのかね?」驚いてますぞ

ユトル  「裏の筋の情報ですが、信用できるでしょうな。奴は卑怯じゃが不思議と嘘は言わん」

GM  ガッシュ「ううむ。しかし事実だとすれば……とはいえ、具体的な脅威の内容がわからないことには対策も……むむむ」

ユトル  「領主様に知らせた方が良いでしょう」

GM  ガッシュ「……それは、無理だ」ユトルに

ユトル  「ん?どうしてです」

GM  ガッシュ「ああ、実は領主様は今この街から離れている。少し前に中央の方へ出向かれた」時期的には裁判事件の直後のあたりね

カイ  「なんとまあタイミングのいい……」



……この事件から数日後、イリスの街のあちこちで散発的に火の手が上がる。

あるときは神殿が。

またある時は人通りの多い市場の真ん中で。

今、イリスの街で何かが起こり始めているのだった。



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