『
負け犬の凱歌
(
ドレック・トライアンファルソング
)
』
〜ただ一度の勝利の為に〜
第3楽章
正直なところ<情報屋>は困っていた。
宝玉の所持者に親しいこの男。
彼の策にまんまと引っかかったこの男。
「まったく、なんであんな一方的にやられたりするんだよ。もっと、こう……やり返せよ!」
彼の作った食事を美味そうにがっついたこの男。
「謙遜してたわりには超うまいぞ」
カジノで共にバカ騒ぎをしたこの男。
「 げふっ。くぅ……つぎは負けんぞ」
情報を収集する目的で近づいたものの、どうにも憎めない。
一緒にいればいるほど、情が通ってきて仕事と割り切れなくなってしまうのだから……。
『どうしたもんかねぇ……』
不思議なくらい居心地の良い空間にひたりながら<情報屋>はぽりぽりと頬をかくのだった。
エルファ二人、出陣す
「負け犬の凱歌」は早くも三回目。
遅々として物語の進まないイブンパートの始まり始まり〜!
GM さあ今日もがんばろー!……死なない程度に(笑)
イブン
奴に言ってくれ(笑)
GM カイゼル
「かかかっ!目覚めはどうよ!?すっきりしてるか?」
不気味なぐらいにこやかに
イブン
「・・・ああ。これ以上ないってくらいにな」水差しから水を2杯用意する 「それで、何か進展が?」片方を差し出しながら聞こうか
GM カイゼルは君の部屋の中に転がり込むと、ばすっとベットに横になった。
イブン
「・・・おい」
GM カイゼル「なーんだよ。不機嫌そうな面しやがって。もうちっと楽しくいこーぜ。せっかくこれから殴りこみなんだからよ。かかかかっ!」←とってもハイテンション
イブン
「・・・悪かったな。これが地顔だ」
GM カイゼル「そーかそーか、地の顔か、そりゃざんねんだったなぁ……
心底同情するぜ
」
イブン
「・・・・・・それで。アジトでも突き止めたか?」一々相手しないよ?
GM カイゼル「おう!お前のおかげで、な。ともかく、つーわけだから。てめぇもさっさと準備しろやかかかっ!」
イブン
じゃ、マントを羽織って「・・・場所は?」準備完了(笑)
GM カイゼル「後は移動しながらしゃべるとするか……よっと!」ベットから起き上がり窓に手をかけた。
イブン
「・・・目立つのだか、目立たないんだか・・・」ため息一つ、自分も飛び降りよ……。
GM カイゼル「じゃ、ついてきな」 コロコロ、問題なしと。カイゼルはそういい残すと
大きく跳躍する
。君の部屋の窓から隣の部屋の屋根に
ぴょーんと
。 そっから更に、
屋根から屋根を飛び渡る
。
イブン
なにっ 飛び移る?!
ちなみに、こっちも試そうとしたら、どうなる?
GM カイゼル
「かかかかっ」
その姿、空を舞う怪鳥の如し。君が飛ぶなら同じように、跳躍の技能判定を要求する。修正はなしでいいよ。失敗したら、
もれなく落下ダメージをプレゼントだ(笑)
イブン
跳躍なんて持ってないって・・・
GM ちょいと時間はかかるけど、普通に追いかけることもできるから安心してくれ
イブン
じゃあ、普通に(笑) 出る前にシュナに行ってくると、声かけてからね
GM シュナ「イブンさんのおはよー……あれ?おでかけ?」
イブン
「・・・ああ。急ぐのでな。店番、がんばるんだぞ」カウンターに飴を残して出て行こう(笑)
GM 一方、カイゼル「おせぇ……おせぇぞ、イブン」←突撃したくてイライラしている模様。彼は屋根から屋根を渡り、時折立ち止まって君を待っている。
イブン
周囲の建物の中に、屋根の上より高いものがあれば、逆に目立つんだが……。
GM カイゼル
「かかかかかかかかっ!」
←人目なんてまったく気にしてないっぽい。君が追いつくと、また飛んでいく。その繰り返しで君たちは郊外の立派な屋敷にたどり着いた。
イブン
「・・・・・・隠密に、という項目を忘れているな、あれは」と、小声でつぶやく。
VS仮面の諜報員、第1ラウンド
GM カイゼル「おう!ここだ。ここに今から殴り込みをかける」準備運動しながら。と、いうわけで到着だ。
イブン
ん。その屋敷に付いて、何か知って・・・言っとくが、≪地域知識≫は、未だにとってないからな?
GM カイゼル「いやー、今回の任務は簡単だったなぁ。お前のおかげであっさり敵のアジト特定できたぜ」にやにや。知っているかどうかは地域知識……がないなら知力でどうぞ(笑)
イブン
しかも、技能なしは−4、コロコロ、残念、3ほど足りない。
GM おしいっ!でも失敗は失敗だ。君は何も知りませんね〜。情報を知りたければ、知っている奴から引き出してください
GM カイゼル「くくく……」剣を抜いて刀身を眺めてわらっている(笑)
イブン
きっと、まだバイカン工房の顧客じゃないんだな「・・・ここは誰の屋敷なんだ?」一応カイゼルに聞こう。あ、大声じゃなくて、普通に。
GM カイゼル「ここかぁ?どこの誰の屋敷かなんて知らねーよ」
イブン
・・・まあ、予想できるわな、この反応は「それで・・・ここのどこに保管されているのかは、分かっているんだろうな?」
GM カイゼル「知らん!ただな。例の情報屋が連中に接触して……連中はこの屋敷の中に消えた。それだけわかってりゃばっちりだろ?」
イブン
「連中?・・・・・・昨日のならず者たちか?」
GM カイゼル「……そいつらかどうかは知らんが。お前が帰ったあと情報屋は仮面の連中とつなぎを取ってたのよ。てーっきり、てめぇの情報売っぱらっいに行ったと思ったんだが……てめぇがのんきに寝てたとこ見ると、そういうわけじゃなかったみたいだな」
イブン
「・・・ふん、よく言う・・・その場合は逆に襲って、直接聞き出すつもりだったのだろう?」
GM カイゼル「そりゃそーだ。その方が簡単だからな。かかかっ!」
イブン
「……」
GM カイゼル「とにかく。あの情報屋、怪しいのはわかってたんだが……どーにもこれが尻尾をださねぇ。正面から当たってもよかったんだが、それじゃ俺が警戒される……てなわけで、てめぇが今回ご登場となったわけだ」
イブン
「……貴様、俺をダシに使ったのか?」
GM カイゼル
「……ほんと、助かったぜ」
肩をぽんと叩いた
イブン
「・・・他の誰かにこの役を任せなくてよかったと、今、心の底から感じたぞ」いつもの無表情で、答えておこう
GM カイゼル「どういう意味だよそりゃ?信頼してるから使ってやったんだぜー?……ま、屋敷の中なんざ入ればわかるさ、というわけで俺は上から行く」カイゼルは傍らに立っていた木の枝に飛び乗り、そのまま屋根の上に移る。
イブン
「まあいい・・・だが、屋敷の内情を掴む前に乗り込むのは上策ではないと思うが?」んー・・・屋敷、外から見た感じ、生活してる様子は?
GM 煙突から煙はないし、庭は手入れされていないのか草が生い茂っている
イブン
廃屋っていうか、誰かが住んでる様子はあまりしないってこと?
GM そういうこと。正面の扉も蝶番が外れかけて若干傾いているのがわかる
イブン
じゃ、本命はカイゼルに任せよう(笑) 正面から堂々と入っていくよ。一応、罠には注意しながら
GM では罠発見をどうぞ。せっかく技能があるわけだし。ペナルティはないから安心してくれたまえ(笑)
イブン
・・・・・あれ?(汗
)キャラシーから、罠技能が消えてる(爆)んー・・・CP計算はあってるのに。
GM CPがあってるなら覚えてないんだろう。次回の成長でとるのがよいでしょう。その方が簡単だ。
イブン
コロコロ……ん。
見事に失敗(笑)
GM ぐぃっ……君の足に何かがひっかかった。足元に目を落とすと黒く塗られた細い紐が仕掛けてあったようだ。今のところ何かが起こる気配はないけれど……?
イブン
捕獲罠じゃない? じゃあ、入り口に向かって走る。
GM じゃあ、入り口までたどり着いた。 そして、扉は君が触れるまでもなく、ぎぃ〜と音を立てて開く。出迎えてくれるのは仮面で顔を隠した男だ。装備は剣と盾と皮鎧。
イブン
じゃ、それ見て、剣を抜き放とう。と、それとGM。屋敷の周囲の状況を教えてー。簡単に言うと、どれくらい騒ぐと人が来そうか。
GM 仮面の男「……なるほど、先ほどの警告音は君か」君が剣を抜いたのを見て、こっちも剣を抜く市街地からは離れているから派手に暴れても問題なさそうだよ。
イブン
「・・・預け物を返してもらいに来た・・・大人しく渡してもらおうか」立地条件了解〜。出てきたのは一人だけ?
GM 仮面の男「……エルファ、そうか……あの集落の残党だな。せっかく拾った命を無駄にする、か……愚かにもほどがある」出てきたのは1人だけ。扉を背に君と相対しています。今のところ新手が来る気配はない。
イブン
「・・・聞きたいのは持っているか否かだけだ・・・無いなら、押し通らせてもらおう」こちらの移動力は6だ
GM 仮面の男「……ほう。ならばやってみせるがいい」戦闘開始!同じく6……ならば同時行動だ。こちらは剣で切る。
さて、一騎打ちである。
この勝負、実のところ相当に分が悪い。
相手が盾を持っているため、防御の成功率がまったく違うのである。
しかも……。
GM 仮面の男「せいっ!」普通に命中、その斬撃は数日前に相対した男に比べると、数段落ちる。しかし、十分に一流と呼ばれる範囲のものだ。
イブン
受ける。成功、無言で受け、無言で切りかかる(二刀攻撃)一流でもなぁ・・・普段の相手が防御の鬼とか、死角なし超人だからなぁ(笑)えいっ!両方、普通に命中。
GM 仮面の男「二刀……だと?」剣と盾で受けて止める……両方回避。「その腕前……貴様、あの集落の者ではないのか」剣を合わせたところでわかる。この仮面の男の剣技能は15、盾技能は16だ。油断できる相手ではないぞ。
イブン
「・・・今なら見逃してやる。大人しく物を返せばな」剣を構える
GM 仮面の男「残念だが。それは無理な相談だ」更に攻撃。コロコロ……6、おしいっ!通常命中だ。
イブン
あぶなっ(笑) 受けるよ……コロコロ、受けた。 「・・・ならば、ゲンキョウの中に散れ」フェイントー、成功度10といって、ひらりきらりと剣が閃く。
GM 仮面の男「!?」めいっぱいフェイントされた〜、8もきた〜。「……ならばっ!」どうせ喰らうなら全力攻撃で返す!フェイント&アタック!
イブン
なんの、こちらは部位狙いで頭部に!
GM 成功度4といいながら通常命中しかけてる
イブン
フェイントの抵抗が・・・成功、修正無しね。受けが……ゎうち失敗。
GM 失敗している〜(笑)喰らえっ!……あうっ、せっかく当たったのにダメージは3点。
イブン
ダメージは、通って2点か。では、攻撃 二刀で頭部狙い。両方命中(笑)
GM 仮面の男「……強い」これは君の反撃で終わったかな?こちらは防御ができないっと。はい、両方もらった。
イブン
ダメージ、行くよー。5点と5点。
GM 仮面の男「……ちぃ」ぬぅ……痛いなぁ。でも倒れない。
次のターンは呪文に集中
見ての通り、魔法まで使用する。
イブン
「・・・なかなか良い物(鉄仮面)を着けているな」更に構えなおし……呪文?!ならば全力で!攻撃回数増加!一気に三回判定ダー!命中、命中、命中〜!
GM こっちは受け、止め、避け、と……コロコロ、最後の一撃だけ避けそこなった〜
イブン
ダメージ、5ばっかり(笑)
GM ダメージはもらったが呪文の集中は続いているぞ〜。というわけで呪文が発動〜。−2のペナルティに抵抗しろ〜!
イブン
うがぁ。半紙並みの抵抗力!……
17でふぁんぶるぐぁ!
GM 仮面の男「剣は貴様が上だった……が、勝負あったな……」では君の視界が唐突に奪われる!《目くらまし》の魔法が炸裂だ。更に攻撃が普通に命中。ペナルティー10だ。さあ、受けろ(鬼)
イブン
後退受けで、重翼守! 一か八かだ!……うーん、だめか。失敗!
GM 仮面の男「……次で終わりだ」ダメージは8点。君に一撃を入れた彼は更に攻撃を繰り出そうとする……が、館の中が、不意に騒がしくなる。
イブン
9点・・・・んー、HP0になっちゃったんだけど(笑)
GM そーか、0になったか。じゃあ、1秒ごとに判定してたら、いつか気絶するな。というわけだから。気絶しときたまえ。薄れ行く意識の中で、君は仮面の男の声を聞いた「なに!?……しまった、こちらは陽動か!」
イブン
よし。俺シナリオ通り(自沈)
イブンサフ敗北
GM で、君の意識は遠ざかり……次に目を覚ました時には日が暮れている。一応怪我の手当ては済んでいるのだけれど……
コロコロ、16。あ、ごめん(笑)応急処置、失敗した。
イブン
死ぬ死ぬ死ぬぅー!(笑)
どこかで見たような光景である。
GM 体に走った激痛で君は目を覚ました(笑)乱暴に包帯が巻かれている。生命点は1点だけ回復した。
イブン
「・・・ぐぅ!・・・な、なんだ・・・」また拷問か・・・?(笑)
GM カイゼル「おー、すまん。こういったことは専門外でなー……
ファンブルじゃないだけありがたく思えや(爆)
」 どうやら君らの流派は揃って応急処置がへたくそらしい(笑)
イブン
「・・・慣れないことをするからだ・・・が、礼は言おう」無表情だけど、脂汗たっぷり目に。
GM カイゼル「あー、くそっ、失敗した……まったくもって油断したぜ……あいつら、思ったよりやりやがる」あたまをぼりぼり。ちなみにカイゼル自身もけっこう怪我をしている様子である。
イブン
起き上がりながら、「で、状況は?見つかったのか?」
GM カイゼル「残念ながらわからん。それらしきものは持ってなかったが……いやーほんとに大失敗だ」
イブン
「・・・・・・・・・」
GM カイゼル「あの連中、中途半端に強いから思わず皆殺しにしちまったぜ……これからどうするかなー、かっかっか……」←珍しく本当に困ってるらしい
イブン
今何か言うと、真面目に生死に関わるので、黙っている(笑)
GM カイゼル「本当はあいつらを生きたままとっ捕まえる予定だったんだがなぁ……まいった、まいった」
イブン
「・・・屋敷の中に、何か手がかりはなかったのか?」
GM カイゼル「俺が見たところそれらしきものはなかった……はて?てことは『鏡』は誰かに預けたのかね?」
イブン
「……そうか」
GM カイゼル「……怪しいとしたら、やっぱり例の情報屋くらいか。とりあえず、着付けだ。これでも飲んどけ」小瓶を渡しておこう。ラベルには一応「治癒の霊薬」と書いてある
イブン
じゃ、ありがたく受け取って、飲もう。……コロコロ、5点まで回復と・・・体半分削れてるな(笑)
GM カイゼル「こうなったら情報屋をとっ捕まえて拷問でも……あ、ガキがいるんだったな。そっちも人質にして……かーっ、めんどくせぇ」頭をぼりぼりかきながら不穏な考え事をしているぞ
イブン
「・・・彼にはこの後会うことになっている。そのときの反応を見てからでもいいのでは?」
GM カイゼル「じゃ、俺は情報屋を締め上げに行ってくる。てめぇはしばらく寝とけ」←話を聞いてないらしい。言って立ち上がろうとするが。
イブン
「待て。表は俺に任せるといってただろう? ここは俺が行こう」引き止めるよー、さすがに
GM 情報屋のガキを人質に……という言葉が君の頭に引っかったか(笑)
イブン
当たり前だ「それとだな。ここが本拠地でないならば、ここが最終目的地ではないということだろう?」
GM カイゼル「あん?んー……そうなのかね?……こういう面倒なことは嫌いなんだ、俺様は。よし!じゃあ、後のことはてめぇに任せて俺が寝る。てわけで任せた」
イブン
・・・あら?
GM カイゼル「だいたいな、連中の目的なんて知るかよ。どーでもいい。『鏡』見つけろとしか言われてねーんだからよ」カイゼルは大きく伸びをすると去っていくのでした。……さてさて、このまま屋敷の中をあさるもよし、情報屋を締め上げに行くもよし、回復用に霊薬を買いに行くもよしっと。
イブン
約束の時間まで、後どれくらい?
GM さあ?夜、と言われていたけれど。明確に時間は示されてなかったね。
イブン
じゃあ、屋敷を漁って、工房に戻ってから、情報屋の家に。……っは、しまった探索技能とってない(笑)
GM では屋敷の中に入った。ボロボロな外見とは裏腹に中は意外に綺麗だ……といっても中で大立ち回りがあったせいか荒れているけどね。死体も四つほど転がってるし。
イブン
えーっと、転がってる(?)死体の顔に、見覚えは?……と、その前に首はつながってる?顔は無事か?(爆)
GM つながってたり、つながってなかったり。仮面を引っぺがすと……よくわからん。が、顔が若干はれていたりするな
イブン
・・・聞くんじゃなかったと、いまさら後悔(汗)一応部屋も回ってみる。どっかと連絡取りあったよな痕跡もなし?
GM 死体の様子からは一撃で倒されていないのがわかる。カイゼルがてこずるってのは珍しいことだ。部屋を回るなら探索、かな?
イブン
なしは知力ー4・・・7だ!でも2、足りず。
GM ん〜。そのくらいの失敗なら……では気がついたことがいくつか。まず、死体の数
『4つ』
しかないねぇ。言うまでもないだろうけど、君が昨晩見たゴロツキは五人だった。
イブン
ほう。
GM あと死体の中には紋章の入った首飾りをかけているのがいた。紋章に関しては知力、有名なものだから+4ほど修正。
イブン
コロコロ、14。だめだ。失敗
GM ……では残念ながらこの紋章がなにであるかはわからなかった。気がついたのはこの二点のみと。
イブン
首飾り、一つ持って帰ろう
GM 了解、では次は工房か……。
(金策に)走れカイ!
イブンルートとは対照的に物語がぐんぐん進むカイルート。
物語はここから更に加速する!
カイ
とりあえずお金が必要なのでレン君(カイのいとこで富豪だったりする)の家の前に来たました。
GM ではではレン君の家までやってきました。何度きても、でかい。
カイ
「……って、気後れしてる場合じゃないな。
たのもー!
」ドンドンと玄関をノッ
GM 使用人「はいはい、どちらさまでしょう……おや?」
カイ
「すいません、レンはいますか?ちょっと用事があるんですが」 いまさらだけど、レンくんに話して解決する問題なのだろうか?(笑)
GM 使用人「これはこれは珍しい。ようこそカイ様。ぼっちゃまにご用件ですか?少々お待ちくださいませ」丁寧な物腰で頭を下げるのでした。で、しばーらくすると、レンが飛び出してくる。
カイ
「よう、レン。ちょっと話があるんだが、いいか?」
GM レン「むむっ!?今日は貴様から決闘を申し込みに来たのか!いい度胸だっ!返り討ちにしてやるぞ!」と威勢よく 「僕は逃げも隠れもしない!さあ日時を決めようじゃないか!」
カイ
「いや、決闘とかではなくてな。大事な話なんだ。ことは一人の子供の命にかかわるんだ」
GM レン「……な、なんだよいきなり。真面目な顔しちゃって。子供の命?」きょとんとして首をひねってる。
カイ
「じつはな……」以下略で(笑) あ、名前はださずに
GM レン「えっと……つまり金貸してくれって?」
カイ
「まあ、簡単に言えばそうなるな。ちゃんと返すから、な?」手を合わせてお願いポーズ
GM レン「じゅ、十万か〜……パパにお願いすれば、なんとかなる……かなぁ?僕のお小遣いじゃぁちょっと足りないし……う〜ん……って!
僕たちはライバルだぞっ!お前の頼みを僕が聞いてやる理由なんてないねっ!
」
カイ
「そんなことを言ってる場合じゃない、人の命がかかってるんだぞ!」
GM レン「どうしてもって言うんなら、僕と勝負しろ!お前が勝ったら金貸してやる、でも負けたら言うこと聞いてもらう。どうだ?」指をびしっとつきつけた
カイ
ぐ、もっとほかに言い方があったか……?「いいだろう。背に腹は変えられん状態なんでな」
GM レン「言っとくけど。今回の秘密兵器は一個や二個じゃないからな……ふっふっふ」
カイ
そんなにあるのかよ(笑)
GM レン「ようしっ!じゃあ正午にジェスタ神殿の訓練場で勝負だっ!」と言ってレンは屋敷の中に帰っていくのでした。
カイ
ちなみに、今の時間帯は?
GM まだ午前中、昼までだいぶ時間があるよ。レンと約束した時間までなら3時間くらいかな。……彼はきっと今の間に準備するつもりなんだろう。
カイ
さて、どうしようか……ドレックが今何してるのかが気になるが、もう何も思いつかないんだよなぁ。そもそも、金ができた後どうすればいいかもわからないじゃんか、俺(汗)
GM 家に帰ってレクスをつつく?それともドレックの家にもう一度行く?その他?
カイ
うー……家に帰って装備を整えてジェスタ神殿まで行きます。何も思いつかない。
GM 了解、では君は家に戻った。どうやらレクスは出かけているらしい。家は静かなもんである。そして君は武具を準備してジェスタ神殿に向かうと。
カイ
……あれ、レクスはカイの家に寄生してるの?(笑)
GM うむ。
いつの間にか(笑)
カイ
く、拾った手前何も言えないじゃないか。今度から生活費を徴収しよう……無駄だろうけど
カイVSマジックアイテム(+レン)
GM さてさて、ジェスタ神殿の訓練場……そこは戦士たちが日々自分の腕を磨く場所。だけれど、そこそこの権力があればあっさり借り切ってしまえる場所でもある。
カイ
よし、レンが来るまで準備体操でもして待っておこう
GM というわけで。ジェスタ神殿にはすでにレン君の姿があるのだった。
カイ
あれ、俺の方が遅かったの?「……正午までまだ時間があるんじゃないか?」
GM レン「ちぃっ…来るのが早すぎるよっ……
おかげでせっかく準備した罠が仕掛けられないじゃないか!どーしてくれるんだっ!
……とにかく、カイ!今日と言う今日こそやっつけてやるからな!」傍らにはフードをかぶった見るからに怪しい人物が控えていたり、よくわからないガラクタが山積みだったりします。
カイ
「いや、罠なんか仕掛けるなよ……で、その隣のフードの人は誰だい?」
GM レン「助っ人の先生さ!伝説の英雄にして凄腕の冒険家さ!この勝負の立会人でもある」
カイ
「英雄……ね」実は見覚えとかあったりしない?
GM レン「さっそく行くぞっ!まずはこれだっ!」と言って三本組みの短剣を投げる!
GM フードの男「おお!あれこそは伝説の自動武器
『英雄の血と汗と涙』
ではないか!」どこかで効いたことのある声です(笑)
カイ
やっぱり(笑) 短剣は盾で受けよう
GM レン「いっけー!」レンの掛け声に反応し三本の短剣は一斉に襲い掛かる!そう……
持ち主である、レンに(笑)
カイ
なにぃ(爆笑)
GM レン
「にょあぁぁぁぁぁぁ!?な、なんでぇぇぇぇぇぇ!?」
君のほうには一向に飛んできません
GM フードの男「そう!幾多の英雄たちはあの自動武器を使って自らの腕前を磨き上げたのだっ!ゆえに『英雄の血と汗と涙』なる名を冠するのである!……
おや?
」……助けないとレン君やられちゃうよ?
カイ
なに!?
割り込もう。間に合うかな。
GM レン君がやられる前に自動武器叩き落しちゃってください(笑)ちなみに踊る武器に対する攻撃は命中にー5だ
カイ
それって、メイスな俺には不利じゃん(笑)−5ってことは……げ、11以下出さないといけないのか。
GM 自動武器はレン君をつんつんつんっと。レン「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!」←逃げ回ってる。
カイ
「こらっ、レン!ちゃんと対処しろ!武器をよく見てかわせ!」ま、レンも硬いし、しばらくは大丈夫だろう
GM レン「ひゃぁぁぁぁぁぁ!」基本的に武器は毎ターン勝手に攻撃してます。いちいち判定しませんからガンガン行動してください。ただし、10ターン経過すると自動的にレン君はやられちゃいます。
どかばきどかばき!
レンを助けるためカイはメイスを振り回し、一撃必殺とは行かないものの、着実にダメージを与ていきます。
カイ
ぐぐぐ……いったいどれだけ殴ればいいんだ?「おい、そこの自称英雄さん!あんたも突っ立ってないでこの剣をたたき落とすのに協力しろ!」
GM フードの男「げふっごほっげふっ……
持病が……
」わざとらしくうずくまっていよう(爆)
カイ
持病って、あんた(笑)「……今度から生活費を徴収するからなぁ!!」
GM フードの男「はーっはっはっは!一本はこの私は引き受けようではないか!見よこの華麗なるマント捌きを!」立ち上がった
そして……。
GM さっきのダメージと合わせてAが沈んだ。バシンッ!と地面に叩き落され動かなくなる。
カイ
「よし、まずはひとつ!」
更に……。
カイ
……あ、ダメージ修正間違えてる(汗)2D+2だった。ダメージに上乗せ3点お願いします。
GM なに!?じゃあ、ダメージは10点か!ぱきーんBは叩き落された。ローブの男「おおっ!?やるな若きジェスタの戦士よっ!ならば私もっ!」すかっ
結局……。
カイ
まだ余裕がある。落ち着け、俺……コロコロ、
どっかーん!ダメージ12点!
GM 何でそんなに出目が良いのか?ベシッとCも叩き落された
イブンのような派手さこそないものの、やはり彼の戦闘力は凄かった。
危なげなく三本の自動武器を撃破!
……しかーし、この程度でレン君は諦めたりしないのである。
GM レン「ぜーぜー……くそうっ!やるじゃないか……
次はこれだっ!合体!
」
カイ
「ふう、終わっ……まだあるのか?」
GM レンガ叫ぶとガラクタの山から飛び出してくるものがある!ガントレットが!フルヘルムが!ブレスとプレートが!
GM フードの男「かつもくせよ!これぞ
『凍てついた巨神の鎧』!
その鉄壁の防御力はありとあらゆる攻撃を跳ね返す!」
GM レン「いっくぞー」どすん。
一歩前進
カイ
「……」目の前の光景に呆然としてる(笑)
GM レン「ふん……」更に一歩前進、
1ターンに1歩ずつ間合いをつめていきます
カイ
二歩ほど後ろにさがる(笑)
GM レン「せいやっ……ぜいぜい」君のところまでまだ10歩くらいかかりそうだぞ(笑)
カイ
「あー、無理しないほうがいいぞ?」
GM レン「ちょっと……休け……うわわ……!?」←重さに耐えかねて転倒した
GM フードの男「絶対の防御力を生み出す鎧の総重量は120KG!使い手にも並外れた体力が要求される……
おや?
」
GM レン「むぎゅう……じたばたじたばた」もがいてます
カイ
「おい、レクス。この鎧の解除はどうやってするんだ?」
GM その瞬間、パキンと音がする
カイ
「?なんだ、今の音は」
GM レン
「ぐえぇぇぇぇぇ。つぶれるぅ……」
自重に耐えかねて鎧の金具が壊れたようである!こうなってしまったら鎧ではなくただの錘である。早く助けないとレン君が潰れてしまうぞ(笑)
カイ
またかよっ!(笑)
GM チャンスは三回だ。三回の行動でこの鉄の塊を取り除いてください。
GM 手段その1強引に体力でうごかす。体力判定の成功度分、錘を動かせます。トータルで成功度の合計が10になれば全部取り除けたことになる。
カイ
俺の体力が13だから……やっぱりきついな。手段その1はあまり現実的でないな
GM その2、解除の呪文を聞き出す。フードの男「えーっと……どうだったかな?お、思いだせん」少しずつヒントを出します。三回のヒントで解除呪文を当ててください(笑)
カイ
発想力勝負ってところかな。可能性はあがりそうだけど、俺は頭が堅いからなぁ(遠い目)
GM 手段ETC、自分で考えてください。それが現実的に可能そうだったら認めるよ(笑)
カイ
なにぃ!(爆)
ちなみに、失敗するとどうなります?
GM レン「ぐ、ぐぇぇぇぇぇぇ……」じたばたじたばた。レン君がのびてしまいます。病院に運ばれて当分の間、登場しません。さあ、何で行く?ほっとくというのも手ではあるが(爆)
カイ
……ちょっと嬉しいと思ってしまった(笑)レクスから解除呪文を聞きだします。ダイスは完全に運だからなぁ「レクス、解除呪文をさっさと思い出せ!」
GM フードの男「ど、ど忘れしてしまった。単語が出てこない
『消えよ!○○のごとく!』
だったはずだが……なんと言う単語だったか……そうそれは自然現象の類だったな」さてそれっぽい台詞をどうぞ〜。
カイ
ぐ、それだけでわかるかっ!(笑)「じゃあ……『消えよ!きりのごとく!』」
GM レン「たーすーけーてー」ジタバタ、ジタバタ。
GM フードの男「そうだ。それは落っこちてくるものだったはずだ」上のほうを見上げています。
カイ
「消えよ!雨のごとく!」
GM レン「ぐぇぇぇぇぇ。死ぬ、しぬぅ、シヌゥ……」ピクピクピク……。
GM フードの男「寒い日に,そう飛び切り寒い日に……『あれ』なのだよ『あれ』」
カイ
うわ、最後か……緊張する(汗)「ええい、ならこれでどうだ!
『消えよ!雪のごとく!』
」
GM その台詞と同時にレンを押しつぶそうとしていた鎧は、溶けて消えるのだった。そう、氷が溶けるかのように。
GM レン
「ち、ちくしょう……手強い、流石はカイだ……」
ぜいぜいと息を切らせながら立ち上がった。
カイ
「……こんなのどっから持ってきたんだよ?」
GM レン「こうなったら仕方がない!これぞ困った時に古来より使われる魔法の言葉!……先生、お願いしますっ!」フードの男に向かって。
GM レクサール
「ど〜れ〜!」
フードつきのマントを脱ぎ捨てて登場!
カイ
(即座に)メイスで殴り倒します。
GM レクサール「くぅぅぅぅ。よもやこのような日が来るとは!許してくれ心の友よ!私たちは戦う運命にあったようだ!ラフィール堂のケーキが誘う甘い囁きはかくも残酷に二人を隔て……(きらーん)」←星になった。
カイ
「ラフィール堂のケーキなんかに釣られやがって……」
GM レン「……参った。降参だ。僕の完敗だよ……」がっくりとひざを突いた。
カイ
「あのな、レン。いつも言うようだけど、お前は変なアイテムに頼らなくても十分強いんだから。基礎鍛錬さえしっかりすれば、もっと強くなるぞ?」
GM レン「うう……悔しいけれど、約束は約束だ……とりあえず、ここにあるマジックアイテム渡しとくよ。たぶん2万くらいにはなると思う……残りはパパに頼んでみるけど、やっぱりちょっと難しいかなぁ」
カイ
「いや、これで十分さ。この借りはいつか返す。」マジックアイテムを回収して……はて、どこに行けば買い取ってくれるのだろうか?
GM レン「えーっと……マジックアイテムだったらレオル商会とかいいんじゃないかな?けっこう良心的だし」レン君は帰っていくのでした。レオル商会はしばらく前に地域知識で判定成功しているのでよく知っている。迷うことなくたどり着くことができるよ。
カイ
「そうか、ありがとよ。じゃーな」では次の目的地はレオル商会だ。ところで、何か使えそうなマジックアイテムはあったりする?(笑)
GM そう来ると思っていたよ(笑)と、言うわけで表を準備してある。2Dを振りたまえ。極端なほどいい物が目に付くぞ。
カイ
ぐ、バレテいたのか(笑)……コロコロ、10だ。
GM うむ?けっこういい出目がきたな。君は腕輪に目をとめた。なんか気になる(笑)
カイ
もしかして、その腕輪をはめたくなる?(笑)
GM 効果は魔法使いじゃない君にはよくわからないけど……サイズはあつらえたようにぴったりだ。別に装備を強制する魔力は篭っていない。身につけるなら自分の意思でご自由に(笑)
カイ
「むう、ウィル君のことを思うとこれも売るべきなんだが……これは必要になったら売ろうかな。てなわけで、かちゃ」腕輪を身に着けます
GM 何か強くなったような気がする。今はそれだけ(笑)
カイ
あとでユトルのおっちゃんにでも、効果を調べてもらうとするか
ジェスタの男たち
GM さて……このさいなので、もう1人協力者を出そうか。ガッシュ「……おや?今日は貸しきりだったかね?」君が荷造りをやっていると訓練用の斧を担いで登場だ。
カイ
……そーいえば、この人のことすっかり忘れてたよ「あ、隊長。おはようございます。先ほどまでレンと訓練をしておりました」
GM ガッシュ「ほう!そうか。それは感心だ……どうかね?もう一汗かいていかないか」と言って斧を持ち上げてみせる。
カイ
「う、申し訳ありません、隊長。じつは……」以下略(笑) レンに話したことと同じことを話そう。できるなら訓練は避けたい(笑)
GM ガッシュ「……なるほど、それは大変だな。協力できればよいのだが……むぅ」腕を組んで考え込んで「……少し待て。とりあえず神殿内でカンパを頼んでみる」と言ってのしのし。
カイ
「あ、ありがとうございます!」レンに頼むよりこっちのほうが確実じゃないか(笑)
GM ガッシュ「とりあえず声をかけてきた。今、神殿内にいた人間は20人、1人100ムーナずつ出してくれた」待つことしばし、袋を手にガッシュは再び戻ってくる。
カイ
「な、なんて気前のいい……ありがとうございます、隊長。きっとそのお金をやくにたててみせます!」
GM ガッシュ「後はこれだ」どすぅん、と傷だらけの鎧を君の前に置く
カイ
「へ?この鎧は隊長のものですよね?」
GM ガッシュ「うむ。少々、痛んではいるが……魔力も篭っている。よい値段になるはずだ」うなずいてます。
カイ
「で、ですが隊長。そうすると隊長が……」
GM ガッシュ「これは昔ザノン騎士団に所属していた頃に将軍閣下より賜ったものだ……そのことも言えば少しはプレミアがつくかもな」と、豪快に笑ってますぞ。
カイ
「……ありがたくいただきます。このお返しはいつか、必ずします」深く礼
GM ガッシュ「ではな。健闘を祈る」斧を手にとって鍛錬を開始するのでした。ジェスタ戦士団からのカンパはトータル1万ムーナ(鎧込みで)となりました。
カイ
「ありがとうございます!失礼します!」大荷物を背負って売りに行こう。隊長ってお人よしだなぁ。人のことは言えないけど。
迫りくる魔(GM)の手
GM ではレオル商会に場所は移る。港。潮風に吹かれる馬鹿でかい建築物、それがレオル商会イリス支店である。
カイ
「ごめんくださーい」
GM 大きな荷物を担いで君はそこまでやってきた。さて、突然だが知力判定だ(笑)見通しの良い場所だから+3。気がつかないと酷いことになるぞ〜
カイ
う、苦手なのに…… +3か。なら12以下で成功。盗まれませんように……!コロコロ、7だ!うしっ、成功!
GM おみごと(笑)君の背中に手を伸ばそうとしている奴がいたぞ〜。老人「……あ」手を伸ばそうとして、振り返った君と目が合った。
カイ
「おいっ、なんの用だ」ジロリと睨む。
GM 老人
「し、しつれいしましたぁぁぁぁぁぁ!」
脱兎のごとく逃げ去った。
GM しかし!まだまだ試練は続くぞ!もう一度、今度は敏捷力判定だ!ふと気がつくと凄まじい勢いで馬車が君の方に突進してくる! 馬車はズザザッと横滑りしながら商会の玄関前に停止する。ちょうど、君がいる場所だ。
カイ
「
うひょっ!?
」敏捷力は高いから大丈夫なはず……成功度5!
GM 成功度5!それは凄い!君は持ってきた荷物を何一つ落とすことなくその場から飛びのいた
カイ
「あ、危ねー……」
これも日ごろの鍛錬の成果だな、うん。
GM 女の人「ごめーん!そこの人、無事ー?」馬車の上から声をかけてる。
カイ
「ああ、大丈夫だ。大丈夫だが、次も大丈夫だとは限らない。できるだけ安全運転を心がけるようにしてくれ」
GM 女の人「ホントごめんね。ちょっと今イライラしてたもんで……」馬車の窓から身を乗り出し、両手を合わせて片目をつぶってる。
カイ
「いや、構わないさ。とりあえずは無事だったんだからな。それじゃあ、俺は先を急ぐから」建物の中へ入ろう。
GM 女の人「あれ?……もしかしてここに用事?」商会の建物を指差して。
カイ
「ん?ああ。これを売ろうと思ってな」背負ってる荷物を見せる。
GM 女の人「そっか。だとしたらお詫びができそうね……ヒューイ、お客さんみたいよ?」馬車の御者に声をかける。
GM ヒューイ「おやおや……いらっしゃいませ、お客様」馬車から降りてきてのは仕立てのよい服を着た青年だ。
カイ
「えーっと、あんたたちはここの商会の人なの?」
GM 女の人「……えっと、一応関係者かな」
カイ
「だったら話が早い。これをできるだけ高い値段で買い取ってほしいんだ。」
GM ヒューイ「……そう、ですね。ではさっそく見積もりを。……ふむふむ」
GM 女の人「うわっ、これおもしろーい」色々とつついている
カイ
「嬢ちゃん、あんまり触ってると危ないぞ。変なもんでいっぱいだと思うから」
GM 女の人「だって、気になるじゃない……あら?この鎧……」彼女は隊長の鎧に目をとめた。
GM ヒューイ「そうですね。この品でしたら……先ほどの無作法のお詫びもかねまして……全部で3万くらいでどうでしょう?」荷物を眺めながら
カイ
「むう……わかった。そっちも商売だもんな。それでいいよ」
GM ヒューイ「では商談成立ですね。……誰か、誰かいませんか。今すぐに3万ムーナほど用立てて下さい」パンパンと手を叩く。それと同時に。
GM 女の人「ねぇ!ちょっと!何でこれがここにあるわけっ?」カイの腕を掴んで。
カイ
「ん、これか?これはな、俺の隊長が……」以下略(笑)
GM ヒューイ「ミリアお嬢様?どうされました一体?その鎧が何か?」
GM ミリア「(説明を聞いて)……そう。あのおっさんにも困ったもんねー……騎士の誇りをそんな簡単に……はぁ」頭をかきながら溜息をついている。
GM ヒューイ「ふむ……何か事情があるのですね?でしたら商品として扱わずに確保しておきましょうか?」
カイ
「嬢ちゃんはうちの隊長を知ってるのか?」
GM ミリア「……んー、うちの親父が昔世話になってるのよねー。ヒューイ、悪いけどこれ確保しといて、わたしが個人的に引き取ることにするから」
GM ヒューイ「かしこまりました」
GM ミリア「えーっと、そこのお兄さん。悪いんだけど、隊長さんに伝言お願いしていいかな?」
カイ
「ああ、なんだ?」
GM ミリア「お人好しが過ぎるぞって、ミリィからって言えばわかるから」
カイ
「……それを部下の俺が言うのか?ま、いいや。わかった。ちゃんと伝えておくよ」
GM ヒューイ「お客様、どうやら支度が整ったようです」と言って小さな袋を差し出す
カイ
「ありがとう。よし、あともう7万か……」袋を受け取る。
GM ヒューイ「今後ともごひいきに」袋は小さいけれどずしっと思い。中には最も価値ある貨幣、白金貨でぎっしりだ
GM ミリア「じゃあねー」二人は商会の中に姿を消すのでした。
カイ
「これだけあったら、高級なメガネが購入できるだろうな……でも、まずはウィル君だ。それじゃあ、世話になったな!」袋はしっかりと隠しておこう
GM 「ったく、イブンのバカっ!人との約束をすっぽかすなんて最低!酷いと思わない?」
GM 「彼にも事情があったのでしょう」
GM 「でもでも、退院の日に来ないなんてあんまりじゃない!?もー……腹が立って、腹が立って……」二人の雑談が君に聞こえたかどうかは謎である(笑)
カイ
あー、裏事情は知らないんだけど、イブンのせいで俺はひかれそうになったのか(笑)
GM 確かに彼女のイライラの原因は彼にある(笑)
カイとドレック
カイ
さて、後はカジノに行って金を増やすだけか……今はカジノが開いてる時間帯?
GM 開いてるよ。いくのか?
カイ
いや、まずはドレックのところへ行こう。あいつがいたほうが心強い。
GM そうか……ではドレックの家だ。
カイ
「おーいドレック、いるかー?」ドアをコンコンとノック
GM ドレック「へーい、どちら様で……おや?ダンナじゃないですか」ドレックは鎧を着込み、盾を持ち、槍を担いでフル装備だったりするんだが。
カイ
「今朝言った金のことなんだがな。一応、3万まで集まった。それを報告しておこうと思ってな」
GM ドレック「3万!?そ、そんな大金、この短時間で一体どうやって……」目を丸くしています。
カイ
「はは……まあ、簡単に言えば知り合いからの借金だよ。塵もつもればなんとやら、さ」
GM ドレック「しゃ、借金って……ダンナ、ウィルのために?何でそこまで……」
カイ
「?仲間の息子の命がかかってるんだ。当然だろ?」
GM ドレック「……仲間?アッシが?ダンナの?本気で言ってるんですかい?」
カイ
「同じ仕事場で働いて、一緒に飯食って、カジノへ行って……ほら、もう仲間も当然じゃないか」
GM ドレック「……ははは、参った。こりゃ参りましたよ、ダンナ。だってダンナは……参ったな」片手で目頭を押さえて上を向いてる
カイ
「どうか……したのか?」
GM ドレック「目から汗が出ただけでさぁ……なんでも、なんでもありやせんよ……」
GM ウィル「あ、兄ちゃんいらっしゃい!また遊びに来たの〜?」扉の脇から顔をひょこっと
カイ
「よう、ウィル。今日はドレックに用事があってな」
GM ウィル「そーなの?でも父ちゃんこれから仕事なんだってさ。酷いよねー、大事な息子がびょーきなのに」ぷぅっと頬を膨らませる
カイ
「そうだな……でも、いい親父じゃないか」頭をなでる。
GM ウィル「えー?そう?だってさー」と、口で入ってるがまんざらでもない様子。
カイ
「ところで、これからどこに行くんだ?」フル装備な様子を眺めながら
GM ドレック「え、ええ……ちょいと一仕事しに行くとこなんでさぁ」視線をそらせつつ
カイ
「……俺もついていこうか?」真剣な表情で
GM ウィル「うんうん!兄ちゃんが一緒なら父ちゃんがよわっちくても安心だ!頼むよ兄ちゃん」
カイ
「おう、俺にできることだったら、いくらでも手伝うさ。ちょうどいいことに俺もフル装備だしな」
GM ドレック「ようしっ!それじゃあ、ちょっくら稼いでくらぁ。……ダンナ、それじゃあ一仕事手伝っていただけますかい?」
カイ
「まかせとけ。いい子にしてるんだぞ、ウィル」
GM ウィル「いってらっしゃーい」
博打に挑め!
GM 君たちはドレックの家を後にした。さあ、君のルートはいよいよ大詰めだぞっ!最後の舞台に一直線だ
カイ
「ところでドレック。今回の仕事ってのはなんなんだ?」お、もうルート選択に悩まなくてもすむんですね。ばんざーい(笑)
GM ドレックは黙ったまま真っ直ぐにある方向に歩いていく、君にもなんとなくその目的地はわかる。『瞬きの栄光』そう看板が掲げられている店だ。
カイ
「ここは……カジノ、だよな?」
GM ドレック「ここはですね。カジノであり、酒場であり、宿屋でもある。けど、その実は神殿なんですよ」
カイ
「神殿?賭け事の神様なんていたか?」
GM ドレック「赤き月の知識神タマット、司るのは直感を礎とする知識……転じて幸運も司る……タマットは幸運を求めるものが崇める神であり、傭兵や盗賊といった裏家業に足を突っ込んだ連中も崇める……つまり、ここはそういった連中が集う
『裏』
タマット神殿なんでさぁ」
GM ジェイ「よお、ドレック……準備は整ってるみたいだな」
カイ
(ルルブにて詳細確認)「なるほどなぁ。別段かわったところはなかったのになぁ」
GM ジェイ「おや?あん時の兄ちゃんじゃねぇか?今日も勝負しに来たのかい?だとしたら運が良い。タマットの導きだ。最高の大勝負ができるぜ」
カイ
この前ダイス勝負した人?
GM
その通り。
カジノのディーラーだった男!しかーしのその正体は!ドレック「準備はできとりますよ。ギルドマスター」槍を見せる
カイ
「……ぎるどますたー?あんたが?」
GM ジェイ「一応、肩書きはタマット高司祭ってことになってる。ついてきな」
カイ
「……俺はすごい奴を相手に博打してたんだなぁ」 おっと、遅れないようについていこう。
GM ジェイ「どうだ?今日も勝負していかないか?つきあうぜ」肩をすくめた。
カイ
「考えておくよ。ともかく、今回の仕事とやらが終わってからだな」
GM かつかつと、靴音が通路に響く案内された先は……それは円形の小部屋、天井の部分が開いている。そして、開かれた天井の部分から覗き込んでいる無数の目、それは博徒の目だ。君とドレックにその視線が突き刺さる。
GM ジェイ「紳士淑女の皆様方!お待たせいたしました!大勝負の時がやってまいりました!さあ、称えようではありませんか!ただ一度の栄光のために!我ら裏タマットに勝負を挑む勇者を!」
カイ
「なあ、ドレック。これから何をするんだ?」なんかでかいことをやるみたいだな
GM ドレック「博打ですよ。ちょいとした博打……」
GM ジェイ「我ら裏タマットが用意するのは10万ムーナの大金。人一人が一生を遊んで暮らしてもまだあまる大金!」
カイ
これは、あれか。闘技場みたいなものか
GM ドレック「その通りでさぁ。二人の戦士が戦う、そのどちらが勝つかを当てる。それだけの勝負でさぁ」
GM ジェイ「さあ!ドレック……貴様が賭けるのは何だ?見せてみろ?準備できたんだろう?わかっているだろうが……10万に釣り合うものでなければ、この勝負はなかったことにしてもらう」
GM ドレック「アッシが賭けるのは……この魔法の鏡だ!
『ユヴァル聖鏡』
を賭ける!」
GM ジェイ「……『鏡』?魔法の鏡、それだけか?」静かに
GM ドレック「足りやせんか……?伝説に名を連ねる魔法の品ですぜ」
カイ
そんなすごい品なの?
GM 知っているかどうかは……神秘学、もしくは歴史
カイ
持ってないけど、技能なし値でやります。クリティカルしたら知ってることになるし……うーん、失敗。
GM ジェイ「なるほど魔法使いユヴァリーフの鏡か……だが、足りんな。その魔法の品にどれだけの価値がある!我らにとり……
10万の価値はその鏡にない
」では何も知らなかった……ところで旗色がやばい感じになってるぞー?
GM ドレック「く……これはヤバイですね。このままじゃ賭けが成立しない……」顔が青くなっている
カイ
「じゃあさ、いったいどれだけの価値がこの鏡にあるんだい?」
GM ドレック「……この鏡の価値はそれを必要とするものにとっては軽く10万を凌ぐ、けれども必要としない人間には……奴らなら食いついてくると思ったんですがねぇ……」
GM ジェイ「……そうだな。その鏡に5万の値をつけてやる。
どうする?残る5万、どうやって補う?
」
GM ドレック「くぅ……」
カイ
俺の持ってる3万ムーナは3万ムーナの価値しかないよね?……あー、マジでどうしよう(汗)
GM うむ、そうだね。他に何か出してみるか?
カイ
「なあ、ジェイさんよ。この腕輪はどうだい?」右手にはめた腕輪を見せる
GM ジェイ「ふむ……珍しいものをもっているな。それを賭けるなら5000でうけてやる」
カイ
「5000か……」
GM ジェイ「だが、それを合わせても5万5千、まだまだ足りんな」
GM ドレック「ダンナ……!?いけねぇ、アッシのためにダンナが……」
カイ
「言ったろ?お前は俺の仲間。んで、俺は仲間をほうっておけない体質なの」
GM ジェイ「ほう?じゃあ、お前さんはその仲間のためにいくらまで出せるんだ?」
カイ
「じゃあ次はこれでどうだ。もう価値のあるものって言ったら、これくらいしかない」3万ムーナはいった袋をだす。
GM ジェイ「ほう!?これは……意外に金持ちだったんだな。だが、まだだ。8万5千。あと、1万5千足りんな……残念だが賭けは不成立だ」場内はしんと静まり返る
カイ
「俺が今持ってるものでよければ、いくらでもさしだすぞ。このメイスでも、鎧でもな」
GM ジェイ「……そんなものに何の価値がある?」一瞥する
GM ドレック「ダンナ……本当にあんたって人は……救いがたいお人よしだ……」
カイ
「俺はな、金で計れないものってのを大切にしたいのさ。どれだけ馬鹿にされようと、それが俺たち人間にとって一番大切だと思ってるからな」ええっと……ホントに手詰まりなんですが(汗)
GM ドレック「ねぇ。ダンナ……じゃあ。あと一つ、厄介ごとを頼まれてくれますか」手詰まりではありません。
君の台詞は今、ドレックを動かした(笑)!
カイ
うう、いやな展開だ「……なんだ、ドレック?」
GM ドレック「アッシの代理、ですよ。ダンナの勝利、信じてますぜ?」片目をつぶる
カイ
そのドレックを動かすのが嫌だったんですよぉ!(笑)
GM ドレック「その一万五千はアッシが埋める。アッシが持っている最後のもので!」
GM ジェイ「ほう?最後のものだと?それはなんだ?」
GM ドレック
「……命。アッシの命をこの勝負に賭ける!」
ドレックはジェイの方を見てきっぱりとそう宣言する。
カイ
やっぱりそうきたか。
「な!?おま……ばか!そんなことしたらウィル君が一人になるだろ!」
GM ドレック「アッシは困った奴なんでさぁ。何もかもが中途半端な半人前で……でもね、アッシにも意地ってもんがあるんですよ。ダンナがそこまでしてくれるってのに、ここで引いたら男じゃねぇ。ウィルの奴にまた叱られちまいやす!」……そして、会場は盛大な拍手に包まれる。
GM ジェイ「くくく……ははは、はーっはっはっは!どうやらご来場の皆様方は貴様の意見を承認されたようだ!いいだろう!その勝負を受けて立つ!」
GM ドレック「ダンナ。すみませんが後はお願いします。面倒を押し付けちまって本当に申しわけねぇ……」ジェイにつれられて去っていく
カイ
「ぐ……勝つさ。勝ってやるさ。まかせとけ。」
GM ジェイ「さて、ルールの説明といこうか。お前さんの様子から察するに何も知らないんだろう?」
カイ
「ああ、知らないね。さっさと教えてくれ」
GM ジェイ「ここ裏タマットで行われる最大の賭け事、それがこの『剣闘』だ。ルールは二人の戦士を戦わせ、どちらが勝つかそれを当てる。……しかし、両方の戦士を俺たちが揃えたんじゃあ、客は納得しない。何しろ動く金額がでかい、八百長の心配があるものな」
カイ
「なるほど。たしかにそうだな」
GM ジェイ「だから、俺たちのほうで1人。客の方で1人、戦士を用意する。用意した戦士を戦わせるって寸法だ。今回、本来ならドレック自身がその戦士を担当するはずだったんだが……奴はたった今、その舞台に立てなくなった……で、代理の戦士としてお前を指名する、と」」
カイ
「……試合のルールは?」
GM ジェイ「戦闘に関するルールは何もない。相手を気絶、死、降伏に追い込めばそれで勝ちだ。わかりやすいだろう?」
カイ
「相手を気絶、か。それで、俺が勝てば10万ムーナをもらえるんだな?その場合、こっちが賭けたものはどうなるんだ?」
GM ジェイ「もちろんそれもお前たちのものだ。勝ったものが全てを得る。掛け金として場に出たもの、全てを。シンプルだろう?」
カイ
「そうか……なら、勝つしかないな。よし、システムはわかったぞ。で、俺の相手は誰なんだ?」
GM ジェイ「そうだな、そろそろ相手を紹介しよう。俺たち裏タマットの最高の手駒
『狂獣』のジュダを!
」
カイ
あれ、ジュダって俺がいない間に消えた人じゃなかったっけ……?
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